【「着たいから着る」が本来の姿】橋本鈴菜さんが本業との両立の先に見つけたルッキズムに縛られないドレスブランドへの挑戦

華やかなドレススタイリストとして約8年間のキャリアを築きながらも、売上ノルマや激務から一度は業界を離れた橋本さん。ライフラインとして安定したIT事務職へ転職したあとも、胸の奥にはウェディングへの情熱が残り続けていました。平日の基盤を守りながら『Wedding Me Works』で現場へ復帰し、多様な仲間から刺激を受けるなかで再び動き出した大きな夢。現代のしがらみに縛られる新婦様を救うべく、2026年5月にローンチを迎えた独自ドレスブランドに込めた真っ直ぐな信念に迫ります。
直感から始まったキャリア。数字と顧客の狭間で揺れた会社員時代
高校生の進路選択時にブライダルの世界を志し、いち早く現場経験を積むため夜間スクールを経て飛び込んだドレススタイリストの道。新婦が最も輝く瞬間を支える役割は、橋本さんにとって直感であり天職そのものでした。配属先でのチーフ業務や新人教育など、約8年間で確かな実績を積み上げる充実した日々の裏側で、組織ならではの課題に直面します。
大手衣装店にて約8年間ドレススタイリストとして活躍し、有名ホテル店でのトータルコーディネートや研修企画、人事まで幅広く経験。一組のお客様に深く寄り添いたいと願う一方、時間や数字に追われる組織のルールや、ワークライフバランスの維持に悩み始めます。その後、コロナ禍を機に一度ブライダル業界を去り、IT企業の事務職へ転身しました。平日の安定を得たもののウェディングの感動が恋しくなり、週1回から稼働できる『Wedding Me Works』への登録を決意。副業としてイベントや新規接客で現場に復帰し、出会った仲間から刺激を受けて、ドレスブランド『Auber’ganne(オーベル・ジャンヌ)』を立ち上げるなど、理想のキャリアを軽やかに体現しています。
「友達のような存在でやりたいのに」顧客の本音に向き合えないもどかしさとの葛藤
大手ならではの効率重視の現場では常に分刻みのスケジュールに追われ、新郎新婦にじっくり向き合いたいと望んでも淡々と業務をこなす毎日に、橋本さんは強いしがらみを感じていました。
「おふたりの背景を深く知らないと、当日ドレスを着た瞬間の表情や、将来写真を見返したときの様子が想像できないので、本当の意味での提案は難しいと考えていたんです。でも、当時は常に時間に追われていて、どうしても事務的な対応になってしまうもどかしさがありました。さらに数字のノルマやお店のブランディングに合わせた提案が基本になってしまう環境のなかで、本当に目の前のおふたりを第一に考えているのかな、というバランスの難しさにいつも激しく葛藤していましたね」
また、土日祝日が完全に拘束される働き方は、今後の人生設計を考えるうえでも大きな負担へと変わっていきます。その後、コロナ禍をきっかけに自身のキャリアを見つめ直し、最後のお客様としてお兄様の結婚式をプロデュース。すべての役割を全うした橋本さんは、心残りのないスッキリとした気持ちで長年尽くした現場を離れました。

IT事務職へ転身するも、平日の安定と引き換えに募る違和感
ブライダル業界から離れた次のステップに選んだ道は、IT企業の事務職でした。長期的なライフスタイルを見据え、将来性の高さを基準に選んだ職場では、タイピングすらおぼつかない状態からの挑戦が始まります。しかし、転職から1年が経過した頃、驚くほど静かな毎日のなかで、少しずつ違和感が芽生え始めました。
「事前に業務内容をしっかり調べた上で転職したので、条件面などの認識にズレはなかったんです。それにもかかわらず、入社1年目で『やっぱり物足りないな』と感じてしまって。業務自体は社会の役に立っている実感があるものの、お客様と直接関わる手応えが薄く、ウェディングの現場で味わっていた圧倒的な感動ややりがいとは異なりました。心のどこかで、あの熱量のある環境を求めている自分に気がついたんです」
人との会話が極端に減り、画面に向き合い続ける真逆の環境を経験したからこそ、直接誰かの幸せに貢献する瞬間を求めている自身に気づきます。その人らしさに寄り添うウェディングの感動を、もう一度味わいたいという情熱が膨らんでいきました。

平日の本業という「守り」があるから飛び込めた新しい挑戦
大好きなウェディングの現場でもう一度輝きたい。その想いを叶える前向きな挑戦が始まります。慎重な性格である橋本さんにとって大きな支えとなったのは、平日の本業という「守りの軸」でした。生活の基盤がある安心感だからこそ、スタイリストの枠を超えて未経験の領域へ次々と飛び込む勇気が生まれます。
「本業は続けたかった」保守的な性格に寄り添うポートフォリオワーク
橋本さんは現在、平日はIT事務職に集中し、週末は自身の都合に合わせたスケジュールでウェディングの現場へと向かうという、非常にメリハリのある生活を確立しました。ライフラインとなる基盤を平日にしっかり確保しているため、過度なプレッシャーに縛られず、大好きな領域へ新鮮な気持ちで飛び込める理想のサイクルが回っています。
「本業を辞めるつもりはなかったので、月何件の接客や週何日以上のシフト提出といった、厳しい勤務ハードルがない『Wedding Me Works』は、私にとって運命的な出会いでした。万が一の際にも生活が立ち行かなくなる状況は避けられるという安心感が強いからこそ、大好きな活動に100パーセントの熱量で打ち込めます。保守的な私の性格には、現在のスタイルが本当に合っていますね」
経済的な不安がない状態で現場に立つ選択は、かつてのように数字や時間に追われて疲弊する働き方からの脱却を意味していました。自身の意思で環境やスケジュールをコントロールできる実感が、彼女にこれ以上ない健康的な余白をもたらしています。

スタイリストから新規接客、当日アシスタントまで。未経験の現場がくれた悔しさと成長
『Wedding Me Works』での活動が始まると、ドレススタイリストとしての経験を活かした役割にとどまらず、イベント・新規接客・当日の施行アシスタントまで、未経験の職種へ次々と飛び込みました。結婚式全体の繋がりを客観的な視点から学んだ時間は、彼女のプロとしての視野を劇的に広げる結果となります。
「スタイリスト一筋で歩んできたからこそ、中途半端な気持ちでは臨めないという強い覚悟がありました。未経験の現場を経験した結果、プランナーさんやクリエイターの方々の凄さを改めて実感し、他職種のプロへの尊敬がより深まったんです。何より、会社員時代のような売上ノルマに追われるプレッシャーがないため、心に大きな余白が生まれました。数をこなす日々ではなく、『目の前の新婦様にとって本当にいい提案は何か』をじっくり考えられる環境が何より嬉しいですし、今は心から現場を楽しめています」
会社員時代に自身を苦しめていたしがらみから解放され、一組一組のお客様と丁寧に向き合うなかで、ウェディングが好きだという純粋な情熱を再び取り戻しています。

「その人らしさ」を縛るしがらみを解く、ドレスブランドの誕生
『Wedding Me Works』での日々は、単なる現場復帰にとどまりませんでした。ウェディング全体を見渡すなかで、胸の奥に眠っていた「着る人が自分らしく輝けるドレスブランドを自らの手で生み出したい」という夢が、再びはっきりと形を作り始めます。
「全員がウェディングを愛している」という熱意と背中を押してくれた仲間たち
フリーランスの集まりでありながら、驚くほど温かい熱量に満ちている環境。ブランド立ち上げへの確かな架け橋となった仲間たちとの出会いを、橋本さんは次のように語ります。
「Wedding Me Worksのメンバーからは、全員がウェディングを愛している姿勢が真っ直ぐ伝わってきました。異なる職種やスキルを持つお互いへのリスペクトが心地よく、身を置く世界が大きく変わった実感を抱いています。ブライダルの領域で主体的に活躍する方々と関われたからこそ、以前から漠然と思い描いていたブランド立ち上げの夢への想いが一気に強くなりましたね。懇親会の帰りに周りから『絶対にやった方がいい!』と後押しをしてもらえたおかげで、決意が固まりました」
温かい言葉に勇気を得てからは一気に準備が加速。平日の退勤後や隙間時間を惜しみなく注ぎ込み、2026年5月、念願のドレスブランド『Auber’ganne(オーベル・ジャンヌ)』ローンチという、最高の瞬間を現実のものとしました。

「着たいから着る」が本来の姿。骨格やパーソナルカラーに囚われない自由を届けたい
ブランドの根底には、スタイリストとしての歩みのなかで抱き続けた、現代のブライダルに対する強い違和感がありました。本来であれば人生で最も胸が高鳴るはずの衣装選びにおいて、どこか自信なさげな表情を浮かべる多くの新婦様を、橋本さんは8年間の現場で目にしてきたのです。
「ドレススタイリストとして提案するなかで、『この衣装が着たい』と楽しむ方よりも、SNSの情報に縛られている新婦様がとても多いなと感じていました。パーソナルカラーや骨格診断といった枠組みを気にしすぎて、最初から引け目を感じてしまうんですよね。周囲への見え方を意識するあまり、自分らしさという大切な軸を見失っている切ない悩みが、ずっと胸に引っかかっていました。周囲や流行に左右されず、心から惹かれる一着を選んでほしいです。似合うかどうかよりも、『着たいから着る』という純粋な衝動でのドレス選びこそが本来あるべき姿ですし、形式に囚われる必要はないと伝えていけるブランドにしたいですね」
新婦様がネガティブな感情を抱えず、まるで気心の知れた友人と過ごすときのようにリラックスして笑顔になれる最高の味方でありたい。この真っ直ぐな信念こそが、橋本さんの紡ぎ出すドレスブランドの揺るぎない核となっています。

飾らない美しさと静かな気品。写真に残ったときの余白を大切にする『Auber’ganne』
2026年5月にローンチされた独自ドレスブランドの名前は、『Auber’ganne(オーベル・ジャンヌ)』。フランス語で小さな宿を意味する「オーベルジュ」と、慈愛や包み込む存在を意味する「アンヌ」を組み合わせ、心を休めて自身を愛せる時間に寄り添う場所という願いが込められています。
「その人本来のよさを引き出すドレスを届けたいと考えています。何より大切にしているのは『余白』です。派手さで選ぶのではなく、写真に残った時の『余韻』を計算してラインナップを重ねてきました。時代に合わせた流行も大切ですが、結婚式という瞬間だけで終わらない、その先の人生にも価値が続いていくような一着でありたい。『Auber’ganne』で届けたいのは、飾らない美しさと静かな気品です」
ラインナップは、フォトウェディングや前撮り、少人数婚のスタイルに美しく映える、洗練されたスレンダーラインが中心です。体型を覆い隠すのではなく、日本人の骨格に自然と美しくフィットし、着心地のよさを叶える繊細なディテールにこだわって一着ずつ吟味されています。
「衣装選びの際、サイズ感や露出の度合いが心配で、緊張してしまう新婦様は少なくありません。私に似合うデザインがあるだろうかと悩むのではなく、ドレスの側が着る人の美しさを引き出してくれる、誰もが自信を持って袖を通せる安心感を一番に意識していますね」
現在の利用方法として、都内の特設スペースにて1組ずつの来店試着を受付中です。8年の経験を積んだ橋本さんがマンツーマンで寄り添い、友人のようにリラックスして相談できる特別な空間を提供。さらに、居住地域や周囲の視線を気にせず、自宅でゆっくり自身のペースでドレスに向き合える「全国郵送試着」のサービスも展開しています。

▼『Auber’ganne』公式Instagramはこちら
https://www.instagram.com/auberganne_dress
深夜に時間を忘れて没頭する幸せ。かつての葛藤を乗り越えて見据える未来のビジョン
会社員のレールを離れ、平日のIT事務職、週末の『Wedding Me Works』、そして自身のドレスブランドという3つの軸を回すポートフォリオワーカーとなった橋本さん。かつての激務に追われていた表情とは見違えるほど、現在の瞳は生き生きとした輝きに満ちています。
「好きなことって時間を忘れてしまう」失敗を学びに変えて都内に実店舗を構える目標
本業を終えた夜や隙間時間は、すべて自身のドレス事業における準備や運営に充てられます。気づけば時計の針が深夜を回っている日々も、決して珍しくありません。
「不思議なもので、大好きな領域での活動は本業を持ちながらでも全く苦にならなくて、時間を忘れて没頭しているんです。せっかく大切な夢に挑戦しているからこそ、たくさん考え、壁にぶつかる経験や失敗すらすべて糧にしていきたいですね。今後はブランドの認知度を高め、将来的には独自のスタジオを構える目標を掲げています。新しい挑戦の連続ですが、思うようにいかない自分を認めてあげつつ、とにかくチャレンジし続けたいです」
自身の意志でスケジュールをコントロールし、愛するドレスに向き合える毎日は、大きな幸福感をもたらしました。一歩ずつ着実に、橋本さんは自身の描く理想の未来へと歩みを進めています。

「自分が健康で幸せでなければ人を幸せにできない」一歩を踏み出す同業者へのエール
理想の接客と過酷な現実とのギャップに悩み、限界まで頑張りすぎてしまう同業者は少なくありません。大好きな仕事だからこそ耐えてしまう優しい人々へ向けて、橋本さんは自身の経験から温かいメッセージを贈ります。
「会社員時代は組織の役割や件数に縛られ、もっと目の前のお客様に寄り添いたいと葛藤する場面が多々ありました。でも、自分自身が健康で幸せでなければ、人を喜ばせる接客は不可能だと気づいたんです。ワークライフバランスも含めた理想の形を諦めず、思い切って環境を変えてほしい。私にとって『Wedding Me Works』での出会いは、人生を大きく変えるターニングポイントになりました」
平日の安定を確保したまま、週末だけウェディングの現場で純粋な感動を取り戻す。多様な仲間との繋がりが、眠っていた強みを引き出し、新しい人生の扉を開くきっかけになるはずです。
橋本さんがWedding Me Worksの働き方をおすすめしたい方
・一組ひとりのお客様にもっと丁寧に向き合いたいと願う方
・周囲のために頑張りすぎて、自身の限界を超えてしまいがちな方
・平日の安定を確保しながら、大好きなウェディングの仕事を諦めたくない方
もし一つでも心に触れる言葉があるなら、橋本さんのように新しい一歩を踏み出してみませんか? 『Wedding Me Works』は、疲弊した過去をリセットし、自分らしい輝きとプロの誇りを取り戻すための最高の入り口です。胸の奥に眠る熱い情熱が再び美しい形となって開花する未来を、心から応援しています。
『Wedding Me works』へのお問い合わせ
「すぐに業務委託のウェディングプランナーとして働きたい!」
「もっと詳しく話を聞きたい!とりあえず相談したい!」方はこちらから
「そもそも、業務委託のウェディングプランナーってどういう働き方なの?」
「業務委託はアルバイト・派遣社員・契約社員とは何が違うの?」
…と基本的な疑問や、雇用形態について知りたい方はこちらの記事を。






































































































































