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2022/09/09

【業務委託ウェディングプランナーの自由な働き方】ブライダル業界を軸足に未経験業界でマルチに活躍!山田夏海さんのケース

業務委託のウェディングプランナーとしての働き方に、興味をもっている方も多いはず。業務委託先はどうやって探したらいいの?自分のスキルや経験は活かせる?まずはリアルな働き方を知りたい!

現在『Wedding Me works』に登録し、さまざまな会場と契約して働く方たちの中から「自分のワーク・ライフ・バランスにぴったりのプランナースキルの活かし方」を見つけた、先輩プランナーのリアルな声を連載で紹介します。

「ブライダルに携わる気持ちは1ミリもなかった」から業務委託で復帰するまで

ウェディングプランナーを1度退職し、まったくの未経験業界に転職した山田夏海さん。

前職ではゲストハウスを全国展開する大手ブライダル会社の“エースプランナー”として周囲から期待され、順調にキャリアを積んでいた。

しかし、「いましか叶えられない自分の夢」の実現に向け退職し、ウェディング業界から1度離れている。離職後は、ヘビーな業務や目標への重圧の思い出から「プランナーに戻るつもりは1ミリもなかった」そう。

ウェディングからすっかり気持ちが離れてしまった彼女が、フリーランスのプランナーとして、もう一度現場に復帰した理由と心境の変化とは?

【お話を聞いた山田夏海さん(29歳)のプロフィール】
2015年にゲストハウスを全国で展開する大手ブライダル会社に新卒入社。

営業部に配属され「新規専門プランナー」として、大阪・仙台・福岡を拠点に全国所要都市にも出張…と各地の会場を経験。
在籍中はエースプランナーとして評価され、新規リーダーに昇格。順調にキャリアを積む。2019年8月に退社し、かねてからの夢だった「地球一周の船旅」に参加。

その旅で出会った人との縁でクルーズ専門の旅行会社に転職。プランナー時代に培った接客力を活かせる販売以外にも、お客様サポートや船時の業務レクチャーなど幅広い業務に携わった。2021年より現在のパートナーの撮影・映像の仕事をサポートするために、個人事業主として活動を開始。

Q:大手&新卒&順調だったキャリア…でもウェディングプランナーを辞めた理由は?

【夏海さん】

5年近くプランナーをしている中で、日々目標達成や残業に終われ「いまのままで自分の一番動ける年代を終えてはいけない」と強い危機を感じたのが大きな理由です。

全国への異動や転勤はあっても、ずっと会場と家を往復する日々に広い世界が見たい昔からの情熱がよみがえり、焦燥感にいてもたってもいられず。

「地球一周を叶えよう」と決心し、退職を志願しました。

前職は大手の一部上場企業。しかも自分は新卒入社でここしか知らなかったので、正直いうと退職にはすさまじい葛藤がありましたね。

が、「明日死んでも後悔しない人生」を送りたい気持ちの強さがまさり、最終的には後の仕事はなんとかなると未練を潔く振り切りました。

※2019年、念願の夢を果たし「ピースボート地球一周の船旅」に参加した夏海さん。海外でのさまざまな経験や出会いを経て、仕事や人生に対する考え方に大きな影響を与えた。

Q:業務委託ウェディングプランナーの働き方を知ったきっかけは?

【夏海さん】
フリーランスの活動を始めるまで、こんなに自由なスタンスでウェディングプランナーの働き方があるとは思いもしなかったです。

「山田がフリーランスで活動を始めたらしい」と聞きつけた、前職の知人の紹介で知りました。

彼に「時間に余裕があるなら業務委託で働いてみない?」と声をかけてもらって「ウェディングプランナーに業務委託という働き方があるんだ」と。

私が退職したのはコロナ禍前だったので、在籍中に「業務委託でウェディングプランナーとして働く」といった選択肢はまだメジャーではありませんでした。

地球一周後は、全く違う業種に就職したので、コロナ禍によりウェディング業界の働き方が大きく変わった現状に気づかなかったんです。

Q:業務委託ウェディングプランナーとして働きはじめた感想は?

【夏海さん】

正直にいうと、業務委託でのプランナーを引き受ける気持ちは一切ありませんでした。正社員の頃の目標や残業…「とにかく大変だった」印象が強かったからです。

一度でいいからと勧められるまま、かといって新規接客に戻るのは気が引けて、イベント担当のプランナーとして仕事を請け負ってみて…。

正社員のときと違い目標に囚われ過ぎず、等身大でのびのびと新規接客ができる点にとても惹かれました。

お客様と話すのも、お客様のためを純粋に考え接客できる時間も楽しかったですし、自分がなぜウェディングプランナーを目指していたのかを思い出しました。

今までと違った会社や会場スタイルが経験できるのも、大きな魅力を感じました。現在請け負っている映像の仕事には結婚式の記録映像の編集もあり、今の仕事につながり、生かせる経験でもあります。

イベントの手伝いだけでなく、新規接客もやってみよう!と気持ちが前向きになったんです。

Photo by Ryoto Ide

「マルチな働き方が実現可能」経験をベースに未経験業種の新しいキャリアを積む

在宅ワークで様々な仕事を請け負いながら、ビデオグラファーのアシスタントを行う夏海さん

しかしフリーランスとしての活動当初は、未経験かつ知識もないままのスタート…収入はもちろん安定せず、不安な部分もあった。

前職の知人の紹介で「業務委託のウェディングプランナー」の働き方を知ってか異らは、自分のキャリアを収入の軸として安定した収入を得ながら、未経験業界の業種も積極的に請け負い「新たなキャリア」を積み上げる働き方を実現している。

【夏海さんの1週間のワークローテーション】

Q:異業種を複数かけもちする業務委託プランナーのマルチなワークスケジュールは?

【夏海さん】

現在の収入のメインは業務委託プランナーです。土日で業務委託プランナーとしての安定した収入を軸に、平日はITコンサル企業をはじめ3社以上からさまざまな業務を請け負っています。

ウェディングプランナー業務

フリープランナーとしての業務委託先は、『Wedding Me works』を介して契約している複数会場の新規接客を担当しています。また、前職の会社でもイベントスタッフのお手伝いをしています。

プランナー業務は土日を中心にシフトを調整していますが、スケジュールに余裕があれば平日もシフトを入れる場合があります。

ITコンサル企業の補助業務

平日には、ITコンサル企業が作成したサービス紹介ページのInstagramの更新や、WEB業務を請け負っています。

また仕事の合間に、別の企業のコンテンツ精査の案件もスキマ時間で作業しています。

映像クリエイター業務

駆け出しのクリエイターですが、ビデオグラファー兼フォトグラファーとして活動しているパートナーの補佐も一週間を通しておこなっています。

主に撮影補助や照明機器など機材セッティング、動画編集や修正作業などです。

Q:業種を複数掛け持ちして、きちんと休暇はとれるのか?

【夏海さん】
ワークローテーション表を見ると「いつ休んでいるの?」と思われる方もいるかと思いますが…

実は1週間のどこかで、大体1日はしっかり休んでます!

現在はまだ子どももいませんし、仕事や人生のステージでの目標もあり、「とにかく仕事をしっかりしたい!」気持ちから、仕事中心の生活スタイルではありますが。

現在のワークバランスだと、定期的に休むというよりは仕事量や体調面や約束など、自分のタイミングできちんと息抜きの時間を作るというスタンスですね。自分の性格にはあっています(笑)

例えば、友人との約束が入れば、シフトや作業時間を調整して時間を作ります。

現在私たちが住んでいるのは、日本人だけでなく海外からのワーカーや留学生も住んでいる、30世帯ほどのシェアハウス。休息日をとって、ハウスメンバーと一緒にお出かけも楽しんでいます。

また、私たちはフリーランスカップルなので、「クリエーターとしてのインプットの日」も重要なんです。撮影を兼ねて旅行に行ったり、ミュージカル鑑賞やイベント参加の日も積極的に設けてます。

「はじめての業務委託プランナー」を『Wedding Me works』ではじめてよかった

「再就職先はプランナー以外」と固く決めていた夏海さんの鉄の心を動かした、業務委託プランナーのフレキシブルな働き方。

同様のサービスを提供する同業他社も数多くあるなかで、夏海さんは『Wedding Me works』のシステムだから実現できたと語る。

夏海さんにとっての利用メリットを詳しく教えてもらった。

【夏海さんが『Wedding Me works』を利用しメリットを感じるポイント】

  • 複数会場と契約でき、研修や一度接客に入った後続けるか決められるので本当に自分にあった会場を選べる
  • 複数社と契約により、仕事が発注されず時間を無駄にするリスクヘッジがしやすい
  • シフト申告が毎週一回あり、自分のペースでの働き方が可能
  • プランナー業務での収入をベースに未経験でもやりたい仕事に恐れずチャレンジできる

Q:本当に自由な働き方ができる?

【夏海さん】
毎週シフト希望を出して、木曜日に一度シフトが確定するので、シフトが入らなかった場合は別の仕事を入れたり、休みにしたりと自由なワークスタイルが計画できます。

わたしは現在、請け負っている仕事のほとんどが固定の仕事ではないので、仕事やプライベートに合わせて『Wedding Me works』にシフトを出せるのがとても有り難いです。

また、シフトが確定してから委託先の都合で新規接客が無くなった場合も、そのぶんの業務委託料は保証されるシステムなので、仕事を受けている身としては安心して当日まで過ごせます。

Q:本当に自分にあった業務委託先を探せる?

【夏海さん】
絶対に見つかると思います!

というのも『Wedding Me Works』のシステムに登録すると、アルバイトや派遣のようにひとつの会場だけでなく、複数の会場と並行して契約が結べるんです。

また、登録者だけに新規の会場や案件が共有されるので、常に働いてみたい会場をチェックして、自分で選んで申告できます。

選んだあとも研修で、自分のスタイルと合わないと感じれば契約しなくても大丈夫。改めて他の会場も選べます。

【夏海さん】
わたしも、このシステムを利用して「自分は時間をかけて寄り添って、ゆったりと新規接客をするほうが向いている」と気づきました。

前職の会場のテイストとは真逆だったんですね。会場や事務所の雰囲気もみたうえで会場を選んだ結果、成約率にも繋がり、成約報酬が増えて、自身の売上が上がっていきました。

さらに新たなチャレンジで接客スキルを広げたいと、意欲的にいろいろな会場と契約し、業務に取り組んでいます。プランナーとしての知識や業界の方々との繋がりが増え、自分のキャリア形成にいい刺激になっているんです。

Q:プランナー復帰するのに最初は抵抗感があったが、いまは?

【夏海さん】
前職では正社員であるがゆえ、どうしても目標や残業時間との戦いの日々でした。

「数字に追われ自分が目指していた接客が見えなくなった」経験は、正社員プランナーなら一度は感じているでしょう。

『Wedding Me Works』での接客は、あくまで正社員の手が足りない部分を補う立場です。

第三者的な視点で、ただ純粋に「おふたりに会場を気に入ってもらう・結婚式をしたいと思ってもらう」点に集中する案内と接客ができるので、仕事でありながらとても楽しいですね。

もちろん契約にならないと悔しかったり、あせる場合もあります。ですが、会社の為の1件よりも、お客様の為に契約を結べると実感でき、一組一組に向き合える心のゆとりが生まれました。

Q:現在の働き方でもっともメリットを感じる点は?

【夏海さん】
現在のパートナーとの映像クリエイターやWEB関係の仕事は、ほんとうに未経験・知識ゼロからスタートでした。フリーランス初期頃は「月の売上が数千円」といった、途方に暮れる経験も。

なんの準備も知識もなく、未経験業界への転職はやっぱりハードルが高いなと痛感しました。

フリーランスに転身した理由は、結婚して妊娠出産を経た場合、家族との時間をしっかり取れる在宅ワークを目指したからです。

在宅ワークでやっていける動画編集やWEBの仕事をもっと伸ばして行きたい。

その勉強や経験の時間を平日しっかり取るためにも、いま私にとって週末プランナーの働き方は無くてはならない仕事です。

業務委託プランナーによる収入の立て直しと安定によって、安心して異業種の仕事に取り組める環境が整い、現在では正社員の頃より稼げるようになったんです。

動けるうちにしっかり稼ぎ、機材も整え、ゆくゆくは今のパートナーと法人化したいと考えてます。家族の時間を優先しながら、自分たちのやりたい生き方に妥協せず、場所にとらわれない。

そんな働き方を夫婦で実現するのが今後の目標です。

長年頑張って培ってきた知識や経験を存分に活用でき、「自分のいま」にベストなワークバランスを整えられる『Wedding Me Works』は、ブライダル業界から別の仕事にチャレンジしたい方や、一度はウェディングプランナーを経験した、すべての方におすすめしたい働き方です。

Photo by Ryoto Ide

夏海さんから「業務委託のウエディングプランナーの自由な働き方」をこんな人にすすめたい

  • 家庭ややりたい趣味があるので、週末でしっかり稼ぎたい方
  • 仕事とプライベートのバランスを取りながら稼ぎたい方
  • プランナーとしての知識や経験を活かしたいが正社員では働きたくない方
  • 純粋にブライダル業界が好きで、いろいろな会場で働きプランナーとしてキャリアを積みたいたい方

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「そもそも、業務委託のウェディングプランナーってどういう働き方なの?」
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