Magazine

2023/09/25

【業務委託ウェディングプランナーでする働き方】ブライダル業界を独立のためのベース&人脈づくりの場に!田嶋知奈美さんのケース

「将来を見据え、自分らしく生きるための働き方が知りたい」と考え、正社員プランナーだった知奈美さんは1年間で100人近い多様な考え方・働き方をする人たちと出会い、会話し続けてフリーランスの働き方にたどり着きます。
ブライダル業界も仕事も大好き。でも未来を見据えると、ここに居場所がない…そんな不安を抱いている方も多いのでは。そんな悩みを多くの人との出会いと持前の「先を見据える力」ではねのけ、しなやかに前へ進む知奈美さん。現在『Wedding Me works』に登録し、さまざまな会場と契約して働く方たちの中から「独立するためのベース」を業務委託プランナーをきっかけに見つけた先輩プランナーのリアルな声を紹介します。

「自分らしい時間の使い方を追求したい」知奈美さんがフリーランスとして独立するまで

学生時代に始めたブライズメイドのアルバイトでウェディング業界に触れ、ふたりの人生でもっとも大切な時間を預かる「責任感とやりがい」に感動した知奈美さん。その会社の方針や、社員からアルバイトまで1人ひとりに向き合う姿勢に共感し、入社を決定するものの「やりがい=激務」の日々に、女性特有の生き方への悩みを感じ、2年後・3年後を見据えた計画を立てるようになっていった。
知奈美さんは「未来の自分のために、今できるキャリア形成」を踏まえ、本当に自分自身にあった働き方を探し続けるため、異動先の東京で、ある行動に出る。

【お話を聞いた田嶋知奈美さん(29歳)のプロフィール】

大学時代を長崎で過ごし、ゲストハウスでブライズメイドのアルバイトがきっかけで「ウェディング」の仕事の魅力に魅了され、そのまま就職先もウェディング業界に踏み入れた田嶋さん。業界でのキャリアはバイト時代も含め、11年にも及ぶ。
地元長崎の人気会場で充実した日々を送っていたが、会社の東京進出に伴いオープニングスタッフとして抜擢。東京会場へ異動した。
東京では数多くの異業種の人にめぐり合い、仕事に対してさまざまな価値観を学ぶきっかけとなり、今後のキャリア形成に対して思いを深めてゆく。

2〜3年後を見据えたうえで働き方を「フリーランス」に変更。現在では前職の会場の打ち合わせ業務に業務委託として携わりながら、『Wedding Me works』でも常時3〜4組の打ち合わせを並行して担当。
さらにキャリアを深めるべく、コンサルティング会社の秘書業務兼イベント企画業務を担いつつ、ずっと温めていた美容事業の講師の仕事にも不定期で携わるなどマルチな活躍を見せている。

Q:東京に異動してすぐ、正社員ウエディングプランナーから、フリープランナーに働き方を変えた理由は?

【知奈美さん】
ひとつは年齢、もうひとつは「東京に異動になった」部分が大きいです。
実は2年前から「長崎の会場で、ウェディングプランナーの仕事はある程度学んだな」と思っていたので、ウェディングプランナーとは違う仕事に就こうと模索していました。
正社員である限り激務が続く環境にも、疑問をもっていたんです。ウエディングの仕事は好き、でも自分自身の将来やプライベートを考えた時に、辞める選択を選んだ先輩や同僚を数多く見てきましたから。

産休・育休を経て戻ってくる方ももちろんいます、ただ戻ってきても、前と同じ働き方には、どうしても戻れない。保育園から電話がかかってきて途中で帰らないといけない。夜の打ち合わせはどうしてもできないから担当が持てない…。あんなにも輝いてた能力の高い方々が、頑張っても輝けなくなってしまうんです。
年数を重ねてスキルは上がってるはずなのに、さらに給料も下がってしまう…。まさに働く女性ならではの悩みですよね。

自分はどういう働き方を選ぶのか。子どもが生まれてからでは遅いのだと気づきました。いま、しっかり働き方をいま考えなければと。
そのタイミングで東京の会場に異動になって、東京でさまざまな人に会って多様な価値観や働き方を知ったんです。今後のために、もっと広い働き方を知り、キャリアを積みたい…。そう実感して「正社員ではなく、いまの自分にぴったりなのはフリーランスだ」と結論を出しました。

Q:フリーランスのプランナーとして働き始めたのはいつから?

【知奈美さん】
「フリーランス」「業務委託」の働き方は、長崎から東京に異動したタイミングで知りました。東京に来るタイミングで、今まで計画してきた新しい仕事・働き方に変えようと思っていたのですが、その前にいろいろな方の考え方や生き方を知りたかったんです。
たぶん1年間で、100人ぐらいの方と話したと思います。ZOOMやSNSを通して人と繋がったり、異業種交流会的なイベントに行ったり、ずっと活動していました。

その中でフリーランスの働き方を知って、まずは所属していた「正社員」の肩書を、業務内容は変えずに「アルバイト」へ変更しました。所属していた会社は副業禁止だったので、ある程度収入を確保しながら新しい道へ踏み出すために雇用を変更したんです。給料はもちろん落ちましたが、新しい活動をメインにする体制が整いました。

「先を見据えて経験と実績を積みたい!」プランナースキルを活かした新しいキャリア形成と働き方

現在知奈美さんはフリーランスとして、平日はコンサルティング会社の秘書業務を火・水・木の3日間で固定で担当。
平日17時以降と土日を利用して、フリープランナーとして打ち合わせ業務を担っている。
知奈美さんが『Wedding Me Works』のメリットを上手く取り入れて、マルチタスクのスケジュールを無理なく稼働できている秘訣とは?

【知奈美さんの1週間のワークローテーション】

Q:『Wedding Me Works』を利用した業務委託プランナーの働き方は?いくつか違う業種の業務をどのように両立させていますか?

【知奈美さん】
『Wedding Me Works』の最大のメリットは、時間の使い方をすべて自分の意思で決定できる点です。
実はいま、『Wedding Me Works』を利用して3社と契約し、フリーランスのウェディングプランナーとして、正社員時代と変わらないペースでお客様8組から9組を同時に担当しながら、他に秘書業務の仕事や、美容関係の仕事を担っています。

ウェディングプランナーをこなしつつ新しい分野でもキャリアを積んでいけるのは、「決められた業務以外の仕事に縛られない」業務委託のメリットを最大限活かしているから。
例えば、平日の秘書業務は定時で17時に終了と決められています。しかし今はオンラインで打ち合わせができる環境なので、平日の秘書業務終了後や土日のすき間時間を、異動のロスなく打ち合わせに充て、一切無駄のないスケジュールが組めるんです。

ちゃんと休めていますか?実際に正社員時代と比較して報酬は上がりましたか?

【知奈美さん】
今は「取ろう」と思えば、自分が思ったときに休日が作れるのです。
が、ほとんどスケジュールが埋まっている状態です。とにかく仕事が楽しい!なので仕事をいただけるうちは、いっぱい仕事を入れようと調整しています。
実際にいまの報酬は、正社員時代の2倍になりました。

8組から9組の新郎新婦の打ち合わせを同時に担当しながら、新しい業種の仕事にも携われる現状を考えると、いかに正社員時代はメインの接客以外の業務に縛られていたのか気づけます。
もちろん接客以外の業務も重要ですし、その業務があっていまの私のスキルがあるのですが、「本当にやりたい」だけを選んで、新しいキャリアに挑戦できる自由さが、いまの自分の気持ちにあっていると実感できるんです。
実際、秘書業務もウェディングプランナーとしてのスキルが評価され採用されました。
今までのB to Cでプランナーでやってきたことが、B to Bの企業向けになった感覚です。

違う業界だと、使われてる用語も違いますし、新たに学べる業務や出会える人の幅も大きく変わってきます。
将来を考えたら、土日に働くのが難しいときがくるでしょう。そのときのためのひとつの準備として、いまあるキャリアを活かして新しい経験を積み、働き方を模索している最中だと考えています。

Q:数あるサイトからなぜ『Wedding Me Works』を選んだのですか?

【知奈美さん】
いろんな方と知り合うために、インターネットやSNSをフル活用して行く中で、たまたま検索で『Wedding Me Works』代表の市川さんのブログを発見したんです。そのブログで市川さんが言っている内容が、すごく自分の考えとぴったりでした。

私はずっとウェディング業界のシステムや働き方は古いと感じていました。もちろん、古くても変えなくていい大切な考え方もあるのですが、すぐにでも効率よく変えたほうがいい部分も多い業界だな、と。

その時、市川さんのブログにあった「ブライダル3.0を実現する」内容を見てぜひ詳しくお話しを聞いてみたいと考え、Twitterで連絡をとったんです。当初『Wedding Me Works』や、サービスはまったく知りませんでした。

そこで市川さんの会社が手掛けている『Wedding Me Works』のサービスを説明していただき、私がいまやりたい働き方とぴったりあっていて。
「本当ですか!すぐにやりたいです」とその場で返事をして、あらためての登録になりました。

「”好き”と”未来”を両立する姿を見せたい」知奈美さんのこれからと、ブライダル業界との関わり方

「働き方を変えたら、よりブライダル業界と関わるのが楽しくなり、より学びが多くなった」と話す知奈美さん。『Wedding Me Works』を始めてから彼女が考える「今」と「これから」について率直に聞いてみた。

Q:フリーランスになって感じる「ウエディングプランナー」の仕事の魅力は何ですか?

【知奈美さん】
プランナーの仕事自体はやっぱり、やりがいがあって大好きです。実は今まで7年間「施行がなかった月」がなくて、ウェディングの仕事を1回もストップした期間がないんです。
本当は、フリーの働き方を選ぶ際に、一度離れようと思っていたんですけど…。

あらためて、ウェディングプランナーって本当に魅力的な仕事だと実感します。AIが発展してる中で、結婚式は自分の存在価値を最大限発揮して、人の手でしか作れない仕事だなと思うんです。
全くタイプの異なる3会場と契約し、それぞれ打ち合わせと施行を担当しているのですが、会場によってお客様の層もご要望も大きく違っていて、すごく勉強になっています。さらに関わるプランナーの提案次第で、同じ会場で同じプランでも、全く違う結婚式になるんです。

結婚式の準備って、カップルから夫婦になるための準備期間です。準備期間を一緒に打ち合わせをしながら、カップルの人生がより深くなっていく時に、第三者であるプランナーが間にいるという役目に、とても魅力とやりがいを感じています。

Q:『Wedding Me Works』を通じてブライダル業界の交流や出会いはあった?

【知奈美さん】
『Wedding Me Works』オフ会に、2回ほど参加しました。
出会う方はみな、多様な働き方をしながら、私とはまた違う方法でウェディングの仕事に携わり続けていて、刺激をいただいてます。
ここにたどりついた経緯は違いますが、共通の境遇で働いている人たちとの会話は、楽しい波動がシンクロして、すごくパワーをもらう時間です。
会場の情報交換をはじめ、ちょっとした会話や視点が勉強になりますね。

私は『Wedding Me Works』オフ会で出会う皆さんに「同士」「ひとつのコミュニティ」のようなシンパシーを感じています。この集まりや会話を通したつながりの中から、何か新しい事業が生まれるのではないか…そんなワクワクした期待すら、感じさせてくれるんです。

Q:業務委託プランナーをはじめてから、生活や人生で「目線」が変わったことは?

【知奈美さん】
私の先輩や同期も「ウエディングの仕事は好き。でも自分自身の将来やプライベートを考えた時にやめなきゃいけない」と選択したひとたちが、とても多かったです。
こんなにやりがいがあって、楽しい仕事なのにどうして辞めなければならないのだろう?
ウェディングの仕事に携わりながら、自分らしい生き方とやりたいことが実現できるのが、ブライダル業界に携わっている人たちを、よりベストに、より幸福に導くはずです。
だから『Wedding Me Works』を通じて、もっと全国的に「より新しく、より効率的な」働き方が全国に広まって欲しいですね。

同時に「自分自身のいまの働き方を多くの女性にシェアしていきたい」と目標にして、いま積極的に行動しています。
1年半前の私はいろんな人と出会い、さまざまな価値観をもった女性の方とも多く出会ってから「いまの考えをよりみんなに伝えたい」と思い始めました。
今までと同じ人間関係のなかにいても「いまの生き方を変えたい」という根本的な悩みは解決できません。だから、思い切って違う世界観をもつ、違う働き方をもつ多様な人に会って、話してみませんか?
以前の私と同様に悩みを抱える人たちとつながり、SNSを始め出会いを通じて、さまざまな生き方や働き方をシェアしていく。そんな目標をもって、行動と発信を続けています。

知奈美さんから「ブライダル業界を愛するひとの業務委のウエディングプランナーの働き方」をこんな人にすすめたい
・ブライダルの仕事が大好きだがプライベートや将来を考え辞めてしまった人
・いま現在進行形で、ブライダル業界を辞めようか迷っている人
・ブライダルのスキルを活かしながら新しいキャリアを得たい人

『Wedding Me works』へのお問い合わせ

「すぐに業務委託のウエディングプランナーとして働きたい!」
「もっと詳しく話を聞きたい!とりあえず相談したい!」方はこちらから

「そもそも、業務委託のウエディングプランナーってどういう働き方なの?」
「業務委託はアルバイト・派遣社員・契約社員とは何が違うの?」

…と基本的な疑問や、雇用形態について知りたい方はこちらの記事を。

この記事を書いたライター

新着記事