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2022/04/04
更新: 2026/04/27

ウェディングプランナー業務委託の報酬相場と6つの稼ぎ方【案件別の月収シミュレーション】

業務委託ウェディングプランナーの仕事内容と報酬制度・報酬相場

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、業務委託ウェディングプランナーの報酬相場と、案件の組み合わせ方で見る稼ぎ方のパターンについてお送りします。

新卒入社から5〜7年でリーダー・チーフまで昇格、マネージャー・支配人を目指すこともできるのだけど正直管理職には進みたくない。。でも、このまま正社員で続けても年収はほぼ横ばい——そう感じているプランナーは少なくないはず。実は、管理職を目指さない若手はいま業界全体で少しずつ増えてきているのです。

ブライダル業界には、正社員(雇用)以外にも「業務委託」という働き方があります。副業・複業・フリーランス、案件の組み合わせ次第で月5万円から月100万円近くまで、自分のライフスタイルや希望する報酬額に合わせて設計できる働き方です。今回の記事では新規接客・打合せ担当・イベント接客の3案件を中心に、その報酬相場と、実際に稼働中のプランナーの組み合わせパターン6例を紹介します。

 

業務委託ウェディングプランナーの働き方とは

業務委託ウェディングプランナーは、式場と直接契約を結ぶ個人事業主の働き方です。Wedding Me Works内では、所属先の有無とブライダル専業かどうかで3形態に整理しています。

  • 副業:主に他業界企業に正社員として所属し、その傍らでプランナー経験を活かしてウェディングの仕事をする形
  • フリーランス:どこにも所属せず、ブライダルの仕事だけで生計を立てる形
  • 複業:平日は異業種(ライターやInstagram運用代行など)、週末はウェディングの仕事をする形

雇用契約と業務委託の違いや、3形態の詳細は別記事にまとめてあります。

 

業務委託の報酬・相場の全体像

業務委託ウェディングプランナーの報酬は、新規接客・打合せ担当・イベント接客など案件種別によって異なり、平均的な月収は5万〜50万円が中心ではあるものの、成果次第で月100万円近く稼ぐことも可能です。

それぞれの相場を大まかにまとめると以下の通りです。

  • 新規接客:接客報酬4,000〜8,000円/組 + 成約報酬40,000〜80,000円/組
  • 打合せ・施行担当:60,000〜130,000円/組(+インセンティブ)
  • イベント接客:日給12,500〜18,000円/日 または時給1,500〜2,000円

Wedding Me Worksに登録して稼働しているプランナーの報酬分布では、月10万円超は約4割、月30万円超は1割強、月75万円を超える層もいて、単月で90万円台の報酬を記録するプランナーもいます。

結婚式場に勤める正社員の場合だと成果を出してもなかなか年収が上がりにくいことも多いのですが、業務委託メインの働き方では案件の組み合わせ次第で大きく収入を伸ばすことも可能です。

 

新規接客の報酬・相場

新規接客の報酬相場は、接客報酬4,000〜8,000円/組と成約報酬40,000〜80,000円/組で、成約報酬の割合が大きいため成果次第で稼ぎ方が大きく変わるのが特徴と言えます。

業務内容

結婚式場で新規来館したお客様の接客を担当する仕事です。挨拶、ヒアリング、会場内覧、試食案内、クロージングまでが基本範囲。お出迎えやアンケート回収、成約後の手続きが含まれるかは式場によって違います。

差が出るポイント

新規接客メインの働き方では成約率によって月収に大きな差が出ます。例えば月15接客だった場合、成約率30%なら月収27〜32万円ですが、成約率50%だと月収42〜47万円になるため、同じ稼働量でも約1.5倍以上の差になります。

1日の接客数はほとんどの式場で最大でも2組なので、シフトをどの程度提出できるか?また企業からの発注がかかるかによっても変動します。

備考

時給制(1,500〜2,000円/時)で一本化している会場や、成約報酬のみで1成約100,000円という高単価のケース、成約時の申込人数で単価が変わる契約もあるので、案件に記載されている最高額だけで判断せず、報酬制度全体のバランスで見て自分にあった案件を探すのが大事です。詳しい条件チェックの観点は新規接客案件の条件でチェックするポイントを参照してください。

 

打合せ・施行担当の報酬・相場

打合せ・担当の報酬は1組60,000〜130,000円の担当報酬がメイン(中央値75,000〜100,000円)。企業によってはインセンティブ10,000〜50,000円/組がつくこともあり、単価アップ率1〜2%によって設定されていることが一般的です。

業務内容

成約後のお客様の打合せ担当を持つ仕事。打合せの実施はどの式場でも業務範囲ですが、当日立ち合い・搬入確認・検品・発注業務が含まれるかは会社によって違います。1組につき約半年・平均4回×3時間の打合せに事務処理が加わります。

差が出るポイント

担当75,000円・インセンティブ平均15,000円の条件なら、月3組で約27万円、月4組で約36万円。施行まできちんと完了できれば必ず満額報酬がもらえる安定型の報酬体系なのが特徴で、新規接客とは異なり収入の見通しを立てやすいのがメリットです。

営業が得意で成約を取りに行ける人は新規向き、打合せの段取りや関係構築の方が手応えを感じる人は担当向きだと思います。

備考

報酬の支払いタイミングは「施行完了月支払い」か「打合せごとの分割支払い」かのどちらかであることがほとんどですが、いつ支払われるかは意外と重要なポイントなので案件開始前に確認しておくといいでしょう。打合せ・担当案件の条件でチェックするポイント業務委託報酬の発生基準日・支払い基準日も参考にどうぞ。

 

イベント接客の報酬・相場

イベント接客は日給12,500〜18,000円または時給1,500〜2,000円が主流。1日完結で予定が立てやすく、ここ数年で案件数が急増している分野です。

業務内容

ゼクシィフェスタなどの媒体主催イベントや、結婚式場が独自開催するイベントでの接客と来館予約獲得が中心。当日朝に会場へ行き、来館者の案内・接客・アポ取りを行います。

差が出るポイント

報酬は日給または時給で固定、インセンティブはほぼありません。月2日稼働で約3万円、月4日稼働なら約6万円。新規接客や担当と比べると単価は控えめですが、1日完結で営業ノルマがなく、開催日が事前に決まっているので予定の調整がしやすい働き方です。

備考

ゼクシィフェスタなど媒体主催イベントが増加してきていることから、ここ数年イベント案件は急増してきています、また、結婚式場の事務業務の募集も増えてきており、こちらは土日の新規・担当と並行して稼働できるため、ここ最近人気になってきている案件の1つです。

 

月収シミュレーション — 案件の組み合わせ方で見る6つの稼ぎ方

業務委託の月収は、選んだ案件種別と稼働量、その組み合わせ方で決まります。実際のデータを見ると、ガッツリ稼ぐ層は3〜4社の案件を組み合わせているケースが多く、次からは働き方の主な組み合わせを6パターンに整理します。

パターン1:副業ライト(月5〜20万円)

正社員として企業に勤めながら、週末2〜3日/月のみ稼働する形。1〜2会場で新規接客やイベント参加に絞るシンプルな働き方です。本業がある人、育児中の人、まずは小さく試したい人向け。1会場特化で月13日ほど稼働し、月収19万円台に到達するプランナーもいます。

パターン2:複業(月20〜60万円)

平日は異業種、週末はウェディング。2〜4社のクライアントで新規接客+担当少数+イベントを組み合わせる形です。複数のスキルを並行して育てたい人、収入源を分散したい人向け。4社組み合わせて月39万円、新規+担当4組で月55万円台に到達する事例があり、フル稼働に近づけば月60万円程度まで届きます。

パターン3:フリーランス・新規接客特化(月25〜70万円)

ブライダル一本で、1〜3会場の新規接客に集中する形。新規営業でバリバリ稼ぎたい人、成約率を強みにできる人向け。3社の組み合わせで月55万円、1会場集中×成約率の高さで月収80万円近くに到達する例もあります。新規特化型は、成約率と接客機会さえあれば報酬をどんどん伸ばせるのが魅力です。

パターン4:フリーランス・担当特化(月25〜60万円)

担当主体に少しだけ新規接客を組み合わせる、安定収入重視の形。打合せに手応えを感じる人、収入の安定を優先する人向け。担当4組(75,000円×4)+新規少数で月収40〜50万円が現実的なレンジ。担当を持てる組数には物理的な上限があるので、月60万円くらいまでは目指せます。

パターン5:フリーランス・新規+イベント型(月30〜50万円・上振れあり)

土日は新規接客、平日は異業種イベントや事務業務。稼働日が重複しないのでフル稼働に近づけやすく、体力に自信があり稼働密度を上げて稼ぎたい人向けです。土日の新規接客と平日のイベント時給稼働を組み合わせて、月収90万円台に到達するプランナーもいます。月100万円近くを目指せるパターンの代表格で、今後さらに増えると見ています。

パターン6:フリーランス・婚礼現場特化型(月5〜20万円)

一流フリープランナーの婚礼現場アシスタントや施行立会いを担う形。報酬は控えめですが、特殊な価値を持つ働き方です。自分のイメージするウェディングをプロデュースしたい、自分らしく仕事をしたい、など、自身のブランドを育てたい人にとっておすすめの案件です。

6パターンに共通すること

上位の収入帯ほど「複数案件・複数会社の組み合わせ」が標準であることがわかります。1社・1案件種別で月収を最大化するのは難しく、自分の生活サイクルに合わせて案件を組み合わせるのが、稼ぎ方の基本になります。

 

業務委託は「組み合わせ方」で自分のサイズに合わせられる

業務委託ウェディングプランナーは、案件種別と稼働量を組み合わせることで、月5万円から月100万円近くまで自分のサイズに合わせて設計できる働き方です。上位の収入帯ほど複数案件・複数会社の組み合わせが標準で、自分の生活サイクルに合う組み合わせを見つけることが稼ぎ方の本質になります。

最後に、リーダー・チーフ層のあなたに伝えたいことがあります。ウェディングプランナーの選択肢は、あなたが思っているよりもずっと多い。ただし、自分一人で考えていても、いまいるコミュニティの中だけの情報しか集まりません。一度、業務委託という働き方を熟知した人に話を聞いてみるのが最も近道です。

「どんな働き方が自分に合うか分からない」段階でも、相談だけは歓迎します。気になった方はお気軽にお問い合わせください。

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