【業務委託ウェディングプランナーで副業と本業を両立させる働き方】副業のおかげで、私生活がどんどん充実している!深谷香織さんのケース
もくじ
業務委託のウェディングプランナーの求人を探す際に、ウェディングプランナー経験者であれば「本当に副業としてプランナーが続けられるの?」「正社員である本業と両立は可能なの?」と不安になる方も多いはず。「無理をして本業に支障が出ないだろうか」と考えている方も多いでしょう。
現在『Wedding Me works』に登録し、さまざまな会場と契約して働く方たちの中から「正社員として忙しい本業をもちながら副業プランナーを両立させる働き方」を見つけた先輩プランナーのリアルな声を連載で紹介します。
「やりがいのある仕事。だけど…」副業ウェディングプランナー開始の転機はコロナ禍
今回、お話を聞いた深谷香織さんは、10年間ブライダル業界に勤務した後に退職。現在はエンターテイメント部門の舞台監督として活躍中だ。
ウェディングプランナーとしての仕事にやりがいを感じ、会場も同僚も大好きだった香織さんだが、30歳を目前に「もうひとつの夢」へ再チャレンジを決意する。それ以外にも「結婚後の働き方と生き方」を考えたとき、いまの働き方に不安を覚えてしまったそう。
ブライダル業界を離れ、「もうひとつの夢」を叶え、新たなキャリアにまい進する香織さんだが、コロナ禍の大きな波が、再びウェディングプランナーとしてのスキルを発揮するきっかけを作る。
それが『副業でのウェディングプランナー』だ。
都内でも大人気の会場を多数抱えるブライダル企業にドレススタイリストとして入社。会場移動でウェディングプランナーへ転向。7年のキャリアの中で、600組もの打ち合わせを担当する。
新規接客、打ち合わせ、施行を経験した後は管理者として新人やアルバイトも多く、教育業務やオペレーション変更なども積極的に携わった。
SNS担当、イベント企画、マスコミ対応など、幅広い業務を担当し経験を積む。
30歳を目前に、新卒の際一度採用試験を受けたもののダメだった異業種の中途採用にチャレンジし、ブライダルの経験を活かした希望職種にて入社。仕事にもう一度チャレンジしたいとの思いから、前職を円満退職。採用に合格し転職後の現在は、充実した日々を送っている。
Q:正社員ウェディングプランナーを一度辞めてしまった理由は?
【香織さん】
ブライダル業界は大好きで、ウェディングプランナーとしての仕事にやり甲斐を感じ、楽しく働いていた毎日でした。ですが、30歳を目前にしたとき「一度きりしかない人生。別のことに挑戦したい!」気持ちがあって。そこで新卒の際には選考で落ちてしまった、憧れの企業に中途で再挑戦をすることにしました。
前職のブライダルの方々も、この挑戦をとても応援してくれました!
ただ、もうひとつ…この後の結婚生活や子どもをもった後の生活を考えたのも、正直な退職の理由です。上手に両立されている先輩もいましたが、ブライダル業界でワーク・ライフ・バランスをとりながら続けるのは難しいのではないか…と思ったことも、転職を考えるきっかけとなりました。
もちろん、ブライダルの仕事は大好きだったので、転職先にご縁がなければブライダルの仕事を続けようと考えていました。
Q:一度離れて、復帰後にあたらめて感じた「ウェディングプランナー」の魅力は何ですか?
【香織さん】
現在の仕事は業界こそ違えど、業務内容は結婚式と通ずる部分が多く、みんなでひとつのものを作り上げていくのが大好きな私にとって、楽しく、やり甲斐のある仕事です。文化祭ですごく張り切るタイプの学生でしたから(笑)。
プランナーとしての経験が、本当に生きていると感じています。
コロナ禍を経た昨今では、結婚式が贅沢や娯楽のように考えられる節もありますが、結婚式は決して娯楽ではなく、お世話になった人たちへの感謝を伝える、人生の節目において必要な場だと、今の仕事を経験したことで、より強く感じるようになりました。
おふたりの思いに寄り添い、形にしていくのがプランナーの仕事だと思います。
確かにやらなくても良いし、結婚式を挙げないという選択肢も増えている時代の中で、結婚式をあげる、と決めてくださったおふたりには全力でサポートをしたい…業務委託でプランナー復帰したいま、ひんな思いをより強くもっています。
「やって良かった、意味のあるものだった」と少しでも思っていただけるよう、結婚式の随所に含まれる昔ながらのいわれや、意味合いなども、打ち合わせ内だけでなく、新規の時からしっかりお客様に伝えるよう心がけています。
Q:『Wedding Me Works』を知り業務委託プランナーで働き始めたきっかけは?
【香織さん】
実は、現在の職場の先輩が、わたし同様前職がウェディングプランナーの方がいらっしゃったんです。(※以前インタビューに登場した天野さん)
その先輩が『Wedding Me Works』に登録されていたので、先輩経由で誘われて、キャリアアドバイザーの酒井さんにお話を伺い、登録させていただきました。
世間一般の流れとは思いますが、コロナ禍に伴い従業員の働き方も大きく見直しとなりました。その流れで、会社から副業許可がでたのですが、条件が「雇用はNGで業務委託ならOK」だったので、『Wedding Me Works』の条件は願ったり叶ったりでした。同業の先輩がすでに在籍されていたので、安心感がありました。
ただブライダル業界から離れ約4年のブランクもあり、正直不安も大きかったです。
ですが、キャリアアドバイザーの酒井さんがとても明るく、前向きに親身になって話を聞いてくれたのも「まずはやってみよう!」という気持ちを大きく後押ししてくれました。
「周囲が脱落していくなかで副業を続けられる」臨機応変な業務委託プランナーの働き方
本業が、コロナ禍により業務委託での副業を解禁。同時に、香織さんたちの周囲の同僚たちも、さまざまな副業を開始する。当時はデリバリーの宅配やWEBデザインの在宅業務など、さまざまな「副業」が注目され、もてはやされた。
しかしコロナ禍が収束をはじめ、業務も通常ローテーションに戻りつつあるいま、本業と副業の両立が難しくなった周囲はつぎつぎと副業をやめていく…。
「本業が通常に戻ったなかでも、わたしは『Wedding Me Works』で副業プランナーを両立できますね。まったく無理はしていません」と話す香織さん。
現在は本業の傍ら、副業ウェディングプランナーとして新規接客だけでなく、打ち合わせも担当しているというから驚きだ。
香織さんが『Wedding Me Works』のメリットを上手く取り入れて、本業と正業を無理なく両立できている秘訣とは?
【香織さんの1週間のワークローテーション】
『Wedding Me Works』を利用した副業としての業務委託プランナーの働き方は?
【香織さん】
本業ではシフト制で、月20日をフルタイムで働いています。残業は月5〜15時間くらいですね。
本業の休暇が月10〜11日で、うち2〜3日を稼働日として新規接客もしくは打ち合わせにあてられるよう、『Wedding Me Works』のシフトを出しています。
『Wedding Me Works』登録者用LINEで新規接客の急募がかかる場合もあるので、休日とタイミングが合えば拾って新規に出ることもあります。
現在は5会場と業務委託契約を結んでいて、新規に入らせていただいていますね。メインで入らせていただく会場では、月に1件打ち合わせ担当と施行を持たせていただいています。
Q:正社員の本業とウェディングプランナーの副業…本当に無理せずに両立は可能?
【香織さん】
「副業があると休日がなくなってしまうのでは?」とよく聞かれますが、わたしの場合まったく副業の大変さはありません。副業が本業に影響したことも、一切ありません。
本業がシフト制で休みたい日を自由に申請できるのも大きいですね。また、有給を利用して、worksのシフトを入れる場合もあります(笑)
『Wedding Me Works』では新規接客の場合、丸一日入らず一件だけ3〜4時間ほど接客する、といった入り方ができるんです。新規接客の後に友だちと出かける、ディナーに行く…といったプライベートの予定が入れられるので、休日がまるまる仕事で終わってしまうスケジュールにはならないよう、会場側にシフトを提出しています。
また、打ち合わせ業務はオンライン勤務が可能なんです。
お客様とオンラインで打ち合わせしてから本業出勤、といったスケジュールも可能です。
長期休暇中、北海道旅行の最中に夜は打ち合わせする、なんて働き方もできました。
副業を続けているうえで、『Wedding Me Works』ならではのメリットを感じる点は、シフトの融通ですね。
例えばその週の週末のシフトは、水曜日までシフト変更がききます。
急な予定が入ったり、逆に急に予定が空いた時も、ロスやストレスなく調整して働けるんですよ。本業があっても細く長く続けていられるのは、このシフトの自由さのおかげなんです。
「『Wedding Me Works』で業務委託ウェディングプランナー求人を探す4つのメリットをキャリアや生き方に活かしてほしい」株式会社Analogy・酒井絢菜さん③
Q:月に2〜3日の稼働で、実際に稼げる報酬は?
【香織さん】
稼ぎは月によってまちまちです。新規接客の成約報酬が入るか入らないかで大きく変わりますが、最低10,000円程度から、最高で150,000円ほど報酬が入った月もあります。
そういった報酬の波を含め、ここ半年間の平均報酬は1カ月で5〜6万円ぐらいになりますね。
コロナ禍から残業があまりできなくなり、本業のお給料が減ったので、とても助かっています。
ただ、私は登録している方たちの中で決して成約率が高いほうではないと思っていて。
成約率がよい方…例えば私に『Wedding Me Works』を紹介してくれた先輩は、すごく成約率が高いんです。たぶんですが、ものすごい報酬になっているはず(笑)
なので、稼働日を増やし、自身の成約率をもっとしっかり高めていけば、業務委託だけで生活の基盤ができるだけの報酬が、確実に稼げると思います。
Q:『Wedding Me Works』のキャリアアドバイザーの印象やサービスの使い勝手は?
【香織さん】
『Wedding Me Works』の「人を介さず、システム上でやりとりする」方法が、とても合理的で、働きやすいです!
シフト提出もシステム入力なので、「担当者に直接入れないと申告する」といった気まずさや煩わしさが一切ありません。
自分の働きたい時だけ働ける。そして頑張れば頑張った分報酬が増える。とてもわかりやすい働き方で、自分に合っていると思います。
実は私の知人で、コロナ禍に他社を仲介してウェディングプランナーの業務委託副業を始めた方がいらっしゃったのですが、いつの間にか辞められていました。
話を聞くと、研修期間は無給で拘束されたり、シフトも必ず週1回は出さないといけない、Lineで担当者と常にやりとりなど、制約が厳しく、負担になってしまったそうです。
そういった煩わしさは『Wedding Me Works』のシステムでは一切ないですね。
また、仲介してくれるアドバイザーの方をはじめ、Analogyの方がみなさん本当に気さくで話しやすく、それでいて熱い思いを持っている方が多く、いつも刺激をもらっています。
「新しくこんなプロデュース始めるけど、興味ありますか?」「この新しい会場入りませんか?」「こんな仕事やりませんか?」など色々と提案してくれます。
なので、自分が興味の持てる案件は積極的に取り組ませていただいています!
「本業も副業も全部やりがいとメリットを感じられる」業務委託の人生への活かし方
「本業にも副業にも、それぞれにやりがいを感じる。今がとても楽しい」と話す深谷さん。
仕事もプライベートも充実している今、考えることは何なのか?『Wedding Me Works』を始めてから彼女が考える「今」と「これから」について率直に聞いてみた。
Q:『Wedding Me Works』開始後、働き方や生き方で考えたことはありますか?
【香織さん】
ブライダル業界の働き方で「ウェディングプランナーは基本社員。お客様や会社に縛られる」といった、比較的閉鎖的なイメージがありました。
でも、『Wedding Me Works』を知ってから、「会場にも時間にも縛られず自由に働けるんだ」と考え方が変わりましたね。
また、自分の新規の精度を上げれば(成約率を上げれば)worksの働き方だけでご飯を食べていくことも可能なのでは?と感じています。
人生なにがあるか分からないのは、コロナ禍でつくづく感じました。
「万が一」に備え、業務委託という選択肢をもてば、生き方や働き方の選択肢が広がると思います。
現在の本業は楽しく、やりがいを持っています。そして社会保険や税制といった雇用者として守られている「恩恵」にも大きなメリットを感じているので、しばらくはこの2足の草鞋でやっていくことになりそうです。
Q:業務委託プランナーをはじめてから、生活や人生で「目線」が変わったことは?
【香織さん】
お給料+報酬で収入が増加したぶん、趣味と休暇を思いっきり満喫しています!2〜3ヶ月に一度は国内旅行に行きますね。日本全都道府県を旅行で制覇する目標も、着々と進行中です。
月に2日は美容にあてて心身のリフレッシュを図っています。今の会社にダンスサークルがあるので、入社してから趣味のダンスも復活しました。
あと、貯金もできます…趣味として投資にも(笑)
1日家にいる日は年に何回しかなく、大体は友達と会ったり1人でも近所のカフェに行ったりと、外で過ごしています。
いまを、毎日を、人生を、思いっきり楽しもうと考え確実に実行に移しているんです。
本当に「お金の余裕は心の余裕」ですね。
・今以上に稼ぎたい人
・正社員として働きながらもブライダルに関わりたい人
・ブライダルから一度は離れたけれど、再就職したい人
・ママやパパ、子育てしながらもプランナーを続けたい人
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「そもそも、業務委託のウェディングプランナーってどういう働き方なの?」
「業務委託はアルバイト・派遣社員・契約社員とは何が違うの?」
…と基本的な疑問や、雇用形態について知りたい方はこちらの記事を。