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2022/04/12

ウェディングプランナーの新しい働き方。withコロナの時代だから「身に着けたスキルを活かす決断ができた」

コロナ禍の折、ブライダル業界の求人で“業務委託のウェディングプランナー”の募集が目立ち始めている。ここ数年さまざまな事情により、プランナーとしてのキャリアを長年築きながらも別の業界へ転職、または退職した方も多いだろう。

本当にいま、培ったスキルを活かした副業が開始できるのか?本業との両立は可能?フリーランスとして自立できる?…そんな不安を、目覚ましいシステムの力で解消したのが「Wedding Me Works」だ。人材紹介会社を仲介した際にネックとなる時間のかかるやりとりや、煩雑な手続きなど、就業開始まで敷居の高かった「業務委託契約」をスムーズに、かつシステマティックに開始できるサービスとして2021年9月にリリースされた。

2022年現在、実際にサービスを利用し、本業を持ちながら複数の会場と業務委託契約を結んでいる天野さんに、リアルな働き方を聞いた。

『お話を聞いたひと』

お話を聞いた人 【天野さん】
専門学校卒業後の2010年、テーマパークでエンターテイメント部門の出演者として3年間勤務。
ひとを笑顔にさせる仕事が好きで、他の世界も経験したいと2013年に株式会社テイクアンドギヴ・ニーズに転職。正社員のウェディングプランナーとして3年間キャリアを積む。

2016年にはキャリア目標が明確となり、再びテーマパークの運営会社に転職。現在はエンターテイメント部門の舞台監督として活躍中だが、2021年度は新型ウィルス感染症の蔓延に伴う休園や時短営業をきっかけに、副業は可能に。そんな中、知人の勧めから『Wedding Me Works』を知り登録。複数の結婚式会場と「新規接客専門のウェディングプランナー」として業務委託契約を結ぶ。

本業のテーマパーク再開後の現在も舞台監督の傍ら、余暇を活かし新規接客業務を担当。本業だけでは出会えない方たちとの出逢いに刺激を受ける日々。

コロナで世の中が変わった。そして自分の働き方も考え方も大きく変わった

じつはブライダル業界から離れて5年間と、かなりブランクがありました。
現在の職業はテーマパークで舞台監督として、エンターテイメントやショーに携わっています。

キャリアアップの具体的な目標も視野にはいっており、仕事に対して満足感や充実感を感じ順調だったのです。
ところが誰にも予測不能な出来事がおきた時、安定していると信じていた生活の基盤である仕事が、こうも簡単に不安定になるのだと思い知りました。

自分の経験や経歴を活かし何か始められないだろうか…。漠然と考え始めたタイミングで、前職の友人から「Wedding Me Works」を紹介されたのです。

話をきけば「Wedding Me Works」はブライダル業界専門の業務委託の仲介として、既存とは一線を画した新しいサービスを開始したばかりで、新規接客経験のあるウェディングプランナーを探していると。

私はプランナー時代、新規接客が好きだったため、やってみたいと打ち明け、すぐ面談を受けることにしました。

いろいろな会社が自由な働き方の容認に舵を切ったと感じています。
コロナ禍前は、自分も今の会社で「ずっと骨を埋(うず)めていく」つもりで働いていました。まさか今、このような働き方を模索するとはまったく思っていなかったです。

裏を返せば自由な働き方の選択肢が増えるぶん、正社員の立場は盤石(ばんじゃく)でなくなっていくのでしょう。

今後はいままで自分が得た経験を、副業を含めた新しい生き方のキャリア形成のために、フル活用で役立てていく心構えが重要になるのかな、と実感しています。 画像2

業務委託のプランナーの働き方ってこんなにスムーズなんだ!驚きの勤怠システム

【ブライダル業界から転職後、一切ウェディングの仕事に関わっていませんから、かなりブランクがありました。しかもフリーランスの働き方を、全く知らない状態からスタートです。

しかし業務委託の契約開始にあたって、緊張や不安はほとんどなく、スムーズに開始できました。面談をしてくれた方は親身に契約の流れを説明してくれましたし、自分の適正を見て業務委託先の会場を繋いでくれたので、こんなにもスムーズにフリーランスとして働き始められるのかと驚きました。

実は、説明を受ける前は「本業と副業を、きちんと両立できるだろうか…」という一抹の不安もあったんです。
しかし不安を一蹴したのが「Wedding Me Works」の画期的な勤怠システムでした。

業務委託契約は会場と自分が直接結びますが、プランナーとして新規接客に入るシフト管理のやりとりは、すべて「Wedding Me Works」の勤怠システムを通して、PCやスマートフォンの画面上で行われます。シフト希望を管理画面に入力して提出し、依頼と希望が合致すれば出勤が確定するシンプルなシステムです。

会場側とのやりとりは完全にシステム上のみなので、本当に自分のペースで働けるメリットが大きいと感じました。
勤怠管理を人が仲介すると、どうしてもシフトの日数や日程に遠慮や忖度してしまう場合も出てきます。しかしシステム上のみなら気兼ねがなく、自分の都合を優先したシフト希望をストレスなく申告できます。

また、新規接客の後の成約状況もシステム画面上に一覧で確認できるので成果が分かりやすく、接客状況のメモが記録できる機能は反省や分析が今後にすぐ活かせるようになっており合理的です。

何より、同様のサービスを提供する業者に比べ、報酬面での納得は大きいです。自分が成果を挙げた分だけ、リターンは確実に大きい。
今回「Wedding Me Works」に登録するにあたって、同業他社の類似サービスについて自分なりにリサーチし比較しましたが、報酬面で仕事のモチベーションアップに大きくつながりました。

面談の際に「業界の中でプランナーの仕事が正当に評価されるシステムを作りたかった」と開発の方から聞いて、まさにその通りだなと思いました。 画像3

埋もれていたプランナースキルが業務委託先で「望まれている」と実感できる

正直に言えば、コロナ禍の苦しい状況下で、自分のプランナー経験が高い報酬を得られるスキルとして評価され活かされるとは思ってもいませんでした。

でも時代は変わったと感じています。
新しい働き方をサポートするシステムが開発され、経験を活かして働ける体験ができ、自分の世界や価値観が日々更新されていると実感しています。

例えば、自分がいま業務委託契約で入職している会場では、土日祝日の新規接客は最低でも2回転、忙しい日は3回転もざらです。

1接客で約5000円なので、土日両方シフトを入れたら2万円ほど。4組のうち、1組でも成約したら約4万円。1カ月あたり4週間で計算すると、24万円程度が土日だけで稼げる計算です。一般的なアルバイトでこの金額は絶対に稼ぎ出せません。
(※注・現在天野さんが契約している会場の提示酬金額であり、報酬金額や体系は会場によって異なります。)

また、20代前半の新人プランナーの方たちと接するのも新鮮で、次世代の考え方や働き方にも触れられるので仕事上で良い刺激を感じています。

業務委託の立場で先輩でも後輩でもない関係性で、さまざまな年齢やポジションのひとたちとフラットに話せる時間は、自分自身の立ち位置や価値観を客観的に振り返り顧みる、またとない機会になっているんです。
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業務委託のウェディングプランナーでの仕事は日々、学びの連続

もちろん、フリーランスとして最初からすべて順調に実力を発揮できた訳ではありません。

私は過去の新規接客でそれなりの実績を残していましたが、早い段階で「自分が得意だと思っていた部分を一度ゼロに戻して、会場にあったやり方を学ばないとだめだ」と気づきました。

今まで1社の経験しかなかったので、運営会社や会場ごとの接客の違いや特色があることに、最初は大いに戸惑ってしまいました。

自分が以前所属していたのは埼玉県大宮のゲストハウスだったので、都内の競合が非常に多い状況に驚き、大苦戦しました。

東京には狭い地域にホテル・レストラン・ゲストハウス…と以前とは比べ物にならない多種多様な競合会場がひしめいて、「他と比べたい」というおふたりが非常に多いのも驚きました。真っ先に周囲の会場の競合を把握して覚える必要がありました。

また、一貫制の接客しか知らなかったので、分業制の接客を初めて体験しました。
それまでは接客時間が長いほど、ふたりをよく知り成約につながると考えていたのですが、現在の会場は約半分の時間で成約まで持っていくスピードとスキルが求められたのです。

「これではいけない」と慌てて会場の教育担当の方に相談して、接客を学ぶ時間を作ってもらいました。担当の方は快く機会を作ってくださいました。

それだけでなく「Wedding Me Works」の方に相談したところ、社内を通じて分業制接客の経験者をすぐ紹介していただき、勉強会を開いてもらえたのも励みになりました。

おかげで成約率は徐々に上向き、現在では仕事にいく時間がとても楽しみになっています。 画像5

業務委託の働き方とプランナーの経験が新しい人生の扉を開く武器になる

今は、コロナ禍を通じた世情の変化について、自分の将来と働き方を改めて見直すきっかけになったと前向きに捉えられます。業務委託プランナーの活動によって、正社員として1つの企業で働き続ける以外にも多様な働き方ができると気づきました。

今後はますます、自分が身に着けてきたスキルを活かし、常に別の生き方や働き方を模索し続けていく必要のある時代になるかもしれません。

何よりいまの状況を前向きに捉えられるのは、副業の結果コロナ禍前と比較しても単純に収入が増加したという現実が大きいです。

私は現在、本業と副業の兼業ですが、業務委託の働き方一本にしても、自分の自由な時間を確保しつつ、十分に収入を得られるシステムだと思っています。おかげで、仕事、生き方、価値観を多面的に見られる心の余裕ができました。

収入面だけでなく、人との出会いが倍増したのは嬉しい驚きでした。
ひとつの会社でひとつの仕事に携わっているだけでは、人脈はなかなか広がっていきません。

ですが、幾つかの会場と繋いでいただき、業務委託としてスポットで新たな職場に行けば、今までの生活では出会わなかった人たちと一緒に働き、出会えます。仕事で常に新たな出会いがともなう点が、フリーランスの働き方の醍醐味かもしれません。

当面の仕事の目標として、業務委託での経験が自分自身の今後の人生の何に活かせるか、という目途は、実はまだ立っていません。

ただ、まず新規接客のスキルをあげて成約率でコンスタントに結果を出し、とても良くしてくださる会場の皆さんにより恩返しがしたいというのが目標です。

今はまだ教えてもらってばかりで、自分の方が得るものが大きいと感じているので、違う場所で育った自分がチームの中にいて「こんな接客スタイルもあるんだ」と、良い意味で影響を与えられる人材になれたらと思っています。

そしていつか、自分と同じキャリアを持つ人たちに、今まで得たスキルを価値ある能力として活かし、高い報酬を得る働き方ができるのだと、みんなに知ってもらえるよう発信したいと考えています。

この記事を書いたライター

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