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2024/03/05

【業務委託プランナーだから掴んだ幸せな働き方】今が経験値のボーナスタイム!がんばった成果を楽しみながら次の目標へ…長岡朋恵さんのケース

「自分がやりたい仕事だけをして、毎日を楽しく充実して生きていけたらいいのに」

誰もが一度は夢見て、でも就職してほどなく現実を見据えると、実現はとてつもなく難しいとわかり「やりたくないことも経験しなければならない」とあきらめてしまう働き方。

ブライダル業界に憧れを抱き入社したものの、あこがれだけで続けていくのは難しい現実に打ちひしがれた方も多いのでは?

今回紹介する長岡朋恵さんはいま「仕事でやりたいことしかやっていない」働き方をWedding Me Worksをきっかけに手に入れています。長岡さんはインタビューでこう、語ってくれました。

「毎日趣味の延長戦で働いている…そんな感覚なんです」

 

「やりきった。それ以外の答えが見つかりませんでした」そんな時代から業務委託プランナー開始まで

今回、お話を聞いた長岡朋恵さんはプランナーが自分にとっての天職だと思いつつ、一方で体力の限界も感じていた。キャリアでは順調に実績を重ね、支配人にまで就任する。

しかし「支配人業務がまったく自分に向いていない」現実を経て、ひとつの気持ちの区切りにもなり退職。一度はブライダルから、完全に遠ざかっていたのだ。

退職後はやりたかったハンドメイド教室の運営やイベント出展に乗り出し、どちらも順調に軌道に乗っていく。ところが、2020年からコロナ禍の直撃を受け、イベントの中止や教室で受け入れる生徒数を減らさなければならない事態に…。

元同僚の紹介から、4年のブランクを経て業務委託プランナーとしてブライダルの世界へ復帰したのは、そんな背景からだった。

【お話を聞いた長岡朋恵さん(38歳)のプロフィール】
大学時代、ホテルにインターンシップで入った際にブライダルフェアを見学し、業界に興味を持つものの、一度はアパレル業界へ就職。しかしやはりブライダル業界への憧れが捨てきれず、人気ゲストハウスを多数運営するプロデュース会社へ転職を決める。

在籍中は入社1年で店舗の結婚式創りリーダーに就任、その後エリア内のリーダー就任、最終的には支配人まで経験するも、9年間勤続の末惜しまれながら退社。

その後は自宅でハンドメイド教室の運営に力を注ぐ。4年ほどブライダルからは遠ざかっていたものの、コロナ禍を期に元同僚から誘いを受け、フリーランスプランナーとしてブライダル業界に復帰する。

現在はハンドメイド教室・イベント出展・業務委託プランナーの3つの仕事をうまくバランスをとりつつ、やりがいと楽しさを両立させた充実の日々を送っている。

Q:ブライダル業界の正社員を一度辞めてしまった理由は?

【朋恵さん】
ウェディングプランナーの仕事は大好きでした!でも、辞めた一番の理由は体力の限界ですね。これにつきます。

実は支配人に就任する前に一度退社の方向で話が決まり、次の会社への転職がほぼ決まっていたんです。でも、当時の上司に何度も引き止められ、管理職をすすめられて。「体力的な問題は解決するな。やってみよう」と、いったんは退職を取りやめ、支配人に就任しました。

ところが…自分が管理職にはまったく向いていないと、想像以上に実感しました(苦笑)。ブライダルで仕事をするならやっぱり現場が好き。支配人は性に合わない。楽しみが見出せない。でもまた現場に戻っても、体力は続かない…。

ブライダル業界からきっぱり去ろうと決心がつきました。だから、退社後はブライダル業界に戻る気持ちはまったくなかったんです。

Q:『Wedding Me Works』を知ったきっかけは?

【朋恵さん】
コロナ禍がきっかけです。あの3年間がなければ、ブライダル業界に戻ろうとは1ミリも考えなかったでしょう。退社後は、趣味で大好きだったハンドメイドを活かして、ハンドメイド教室の仕事をフリーランスとして開始しました。ハンドメイド教室は軌道に乗っていたんですが、コロナ禍で一気に情勢が変わってしまったんです。密を避けるために教室の受け入れ人数を半分に減らす必要があり、すると同時に収入も半分に減ってしまう…。

そんなとき、ブライダル時代の元同僚から「いま、手が空いていないかな?人手が足りなくて困っているの」と連絡がきたんです。そこで初めて、ウェディングプランナーには業務委託という働き方があると知りました。元同僚が同時に教えてくれたのが『Wedding Me Works』です。

収入が半減し、教室運営以外の収入軸を探そうかな…と考えていたタイミング。また正社員ではなく、フリーランスのままプランナーとして働ける環境が、私の背中を後押ししました。

Q:ブライダル業界に復帰して、仕事への向き合い方や考え方で変わった部分は?

【朋恵さん】
辞めてからも、現役時代を振り返ると「やっぱりプランナーはいい仕事だった」想いが真っ先に浮かびます。でもブライダル業界に戻る気持ちには、まったくなれませんでした。若いうちしか働けない、体力が続かないと、ずっと思っていたからです。

でも改めて立場を変えて入職してみると、コロナ渦で人手不足もあり、業務委託で関われるプランナー業務の領域も環境も、どんどん広がっているのを実感しました。この働き方なら、年齢を重ねても働ける。業界全体で、働き方や受け入れ方が変わってきたんですね。

正社員時代はとにかくハードでした。常に時間に追われていて、余裕なんてどこにもなかった。でも、フリーになると自分の得意とする業務に専念できるんですね。今は余裕を持って、とても楽しく仕事ができています。

「経験がある今だから、余裕をもって働けます」経験値を活かした業務委託プランナーの働き方

コロナ禍で下がってしまったハンドメイド教室の集客の埋め合わせに、もうひとつの収入の軸として『Wedding Me Works』を開始した朋恵さん。

当初は教室運営やイベント出展とプランナー業務の割合を半々ぐらいで考えていたそう。ところが、業界はコロナ禍による人材離れが進み、想像以上のプランナー不足…。朋恵さんの豊かな経験はダイヤモンドのごとく希少価値として、多くの施工依頼が殺到する。

「ここだけの話、いまWedding Me Worksだけで、どれぐらい月々の収入がありますか?」といった直球の質問に、驚きの返答があった。

「月によってももちろん変わってきますが…。働いている時間は正社員時代の半分くらいです。にも関わらず、月々正社員の支配人時代と同じか、それ以上の収入としてあります。多い月は2倍近くになったこともありました」

【朋恵さんの1週間のワークローテーション】

絶対に戻らないと決めていたプランナー…いまのクライアント先との関係性は?

【朋恵さん】
とっても良好だと思います(笑)。

業務委託として、いくつかの会場と契約していますが、メインで入っている会場はオープンする頃から、お付き合いさせてもらっています。オープン時にスタッフがそろわず大変な時期もありましたが、そういった場面を乗り越えた絆や信頼を感じます。

いま業務委託でありながらも、社員の方に頼ってもらうこともあったり、他のパートナーの方たちと公私ともに良好な関係性が築けています。仕事に行くのも楽しいし、打合せ業務も楽しくて…頼っていただくと、つい仕事を入れすぎてしまう時もあるほどです。

それでも、仕事をする時間も疲労度も正社員時代の半分です。業務委託は関わる領域が明確に決まっているため、正社員時代のように新規接客・チーム業務・掃除などはないですし、家への持ち帰り業務もほとんどないので。かなり仕事を詰めたとしても、余裕をもった働き方ができています。

Q:ハンドメイド教室・イベント出展・プランナー…本当に無理せずに両立は可能?

【朋恵さん】
本業の教室は不定期開催なので、まずはプランナー業優先でスケジュールを組み立てていきます。会場が休館日の月・火曜日は、基本的にプライベートのスケジュールを優先しオフの日として設定しているので、休みをしっかりとれる環境です。

打合せの日程をお客様と組む際には、なるべく先の、3〜4回目の打合せまで押さえてスケジューリングしてしまうんです。いままでの経験上、打合せの流れや内容のボリュームのピークは大体わかっていますし、おふたりも先々までスケジュールがわかっていた方が、安心かつ予定が組みやすいでしょう。

初回の打合せは短時間で終わってしまう傾向なので、長い打ち合わせの合間の土日にうまく差し込んだり…と、経験則を活かした上で、お仕事をお持ちのおふたりにとっても融通が効きやすいよう工夫しています。先々まで担当の打合せスケジュールが決まっているので、空いた日に前もって、教室やイベント出展のスケジュールを組んでいけるんです。プライベートの予定も、もちろん楽しんでいます。

Q:フリーランスの複数業種の収入管理や実績管理は大変なのでは?

【朋恵さん】
フリーランスになって一番大変だったのが『請求業務』と『収入管理』でした(苦笑)。そもそも、自分が支配人に向いていないと最も痛感したのは、管理系の業務が本当に苦手だったからで…。

実はWedding Me Works以外に、業務委託を紹介してもらうサービスを利用してみたんです。そのサービスは請求業務や実績管理も、すべて自分でやらなければならなくて、月末は毎回本当に大変でした。

その点、Wedding Me Worksは、プラットフォーム内に請求業務も実績管理もすべて組み込まれているので、本当にありがたいし、楽です。スマホで施行依頼の承認や出勤報告さえすれば、自動で請求書が作られて、振り込まれるシステムなんですよ!収入管理の手間がほとんどないのが、面倒くさがり屋の私にはとっても魅力的です。

「苦しんでがんばった。だから存分に“いま”を楽しみます」新しい道の助走に。業務委託の人生への活かし方

「ブライダル業界には戻らない、と、あれほど言っていたのに。いまは生活の中心になっています」と話す朋恵さん。

もしかして業務委託として関わっていくうちに、いずれブライダル業界への正社員としての復帰や、フリープランナーとしての独立も考えられるのでは?と聞いてみた。

すると「それはないと思います」ときっぱりした返答が。

『Wedding Me Works』を通じて、いま、そしてこれから、朋恵さんが向き合う自分のキャリアとは?

Q:業務委託プランナーをはじめてから、生活や人生で「目線」が変わったことは?

【朋恵さん】
一度離れ、働き方が変わった。それだけで、こんなにもウェディングプランナーが楽しめている自分に、正直驚いています。

自分の経験値が求められている現状も、高く評価され喜ばれているのも、全部過去の私が9年間頑張り続けてきたから…すべて経験のおかげです。だから、いまの「楽しい働き方」は、正社員時代のボーナスタイムだと思っているんです。

やりがいを感じるプランナーが楽しい。ハンドメイドも楽しい。自分がやりたい楽しい仕事だけを、毎日イキイキできている…こんな幸せで充実した時間を、いまは思い切り楽しみたい。素直にそう思えるようになりました。

Q:業務委託プランナーをしながら、今後の朋恵さんの人生や生き方の目標は?

【朋恵さん】
目標は、いますぐには、具体的には出てきません。ですが、まったく焦ってもいないし、ガツガツもしていない。自然体でいられるのは、今の働き方が充実しているからですよね。

いくつまで、とは決めていませんが、会場から求めて頂ける限りはウェディングプランナーとして今の生活を続けたいなと思っています。

ただ、他にやりたい何かができたら、性格的に挑戦したくなるのもわかっているんです。突然ガラッと生活を変えることもありえる。その何かを探すための、幸せな助走期間なのかもしれないですね。

朋恵さんから「自分らしい業務委のウエディングプランナーの働き方」をこんな人にすすめたい
・正社員時代、体力の限界や自分の時間がないことに絶望してしまった方
・やっぱり結婚式が好き。ウェディングプランナーの仕事が好き!な方

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