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2023/10/09

リゾ婚・リゾートウェディングの業務委託案件が難しい、少ない理由

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、リゾートウェディングの業務委託案件が難しい理由、少ない理由についてお送りします。

 

現在募集されている業務委託案件の主な対象会場タイプと案件種別

本記事執筆時点で募集されている主な案件は次の通りです。

  • 国内式場の新規接客案件
  • 国内式場の施行担当(打合せ)案件
  • 媒体主催/結婚式場運営企業主催のイベント接客案件
  • プロデュース会社の新規接客案件
  • プロデュース会社の施行担当(打合せ)案件
  • フォトウェディングの新規接客案件

※国内式場:ゲストハウス、ホテル、レストラン、専門式場、など

募集企業や具体的な業務内容、報酬相場等については本記事では割愛しますが、興味のある方はこちらの記事も併せてご覧ください。

・関連記事:業務委託ウェディングプランナーの仕事内容と報酬制度・報酬相場

さて、上記を見てお気づきの通り、リゾ婚・リゾートウェディングの接客案件ってないんですよね。厳密にいうとゼロではないんですが、ほぼありませんし今後も出てこないと思います。今回はその理由について。

 

海外リゾ婚の業務委託案件が難しい、少ない理由

結論から書くと、国内式場でのプランナー経験とは全く別の知識やスキルが必要になるからです。

具体的には下記のような点です。

  • サロン接客で複数の会場やチャペルから選ぶという接客スタイルとフローの違いの理解とスキルが必要
  • ハワイやグアム、バリなど現地に関する知識が必要
  • 渡航や滞在、現地でのアクティビティなどの知識も必要
  • パスポートやエクスチェンジなど海外渡航の案内に関する知識が必要
  • 直接集客やエージェントからの紹介方法も国内式場のそれとはまったく違うので理解が必要

このような知識やスキルを身に着けてからやっと接客開始となると、たとえ国内式場のプランナー経験者であっても少なくとも数十時間程度の事前研修が必要になります。

もちろん、対顧客のコミュニケーション能力や営業スキルなど共通する部分はあるものの、新たに得なければいけないスキルや知識の占める割合の方がはるかに大きいわけです。

そうなると、わざわざ業務委託契約のプランナーに対してその工数を割いて研修をするよりも、未経験者や新卒を採用して育成した方が良いと判断されやすくなり、業務委託で外部プランナーを活用しようとはならなくなります。

例外として、海外ウェディング経験者であれば即戦力として活躍できるのですが、そもそもリゾ婚・リゾートウェディングを提供している事業者数は多くないですし、されにその経験者が自身のブランドではなく業務委託としての稼働を希望するケースも少ないので、現状では事例もあまり出ていないのだと思います。

 

未経験からリゾートウェディング業務を希望する場合の最適なルート

個人的な意見としては、転職するのが最適だと思います。独立して独学してもできないことはないですが難易度はかなり高いですし、上記でも述べたように外部から入り込むのも未経験者だと難しいと言えます。

なので、もしリゾートウェディングの仕事をやってみたいのであれば、ワタベウェディングやグッドラックコーポレーション(アールイズウェディング)、ベストブライダルリゾートなどの企業の中途採用に応募されるのが最短距離だと思います。

 

海外リゾ婚の業務委託案件が難しい、少ない理由まとめ

海外リゾ婚・リゾートウェディングの業務委託案件が難しい、少ない理由をまとめました。

企業側が業務委託契約のプランナーに対して期待することは基本的には即戦力で活躍できることです。もちろんこれまでの経験を自社の商品に合わせてアジャストしてもらうための研修などは実施されていますが、育成前提の研修というわけではありませんし、育成前提であれば採用という方法をとることがほとんどです。

なのでリゾートウェディング関連の案件は今後も難しいとは思っていますが、Wedding Me Worksでは国内式場やイベント、フォトウェディング等の募集案件は豊富にありますので、今回ご紹介したような業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

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