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2024/03/15

フリーランスウェディングプランナーが実践するした方が良いクライアント式場との信頼関係構築術

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例などをもとに、フリープランナーがクライアント(結婚式場)と良好な信頼関係を築くためのポイントついてお送りします。

 

結婚式場との信頼関係構築がフリープランナーにとって重要な理由

業務委託契約での稼働においてクライアントとなる結婚式場との信頼関係は、フリープランナーにとって最も重要な資産の一つとも言え、信頼関係をしっかりと構築できると単なる契約としての稼働だけでなく様々な効果を得ることができます。

例えば、以下のような内容は信頼関係を築けているプランナーだからこそできることだと言えます。

  • 継続して依頼してくれる
  • アサインを優先的に回してくれる
  • 一時的なスケジュールの調整など、出勤に融通を聞かせてくれる
  • 普段出勤している店舗以外での業務についても依頼を受けることができる
  • メンバー教育など接客以外の業務についても依頼を受けることができる

信頼があることで、結婚式場はプランナーに対して、より多くの案件を委託し、積極的に推薦してくれるようになりますし、結婚式場担当者とのコミュニケーションもスムーズになり、業務も効率的に進行することが多いです。この信頼を獲得するためには、プランナーは結婚式場のニーズを理解し、期待を超えるサービスを提供することが求められます。

このようにクライアントとの信頼関係の構築と維持は、委託業務で成果を出すこととと同じかそれ以上に、フリープランナーにとって最優先事項の一つであると言えます。

 

稼働開始前に意識した方が良いポイント

一般的な業務開始までの流れは以下の通りで、早いと約2週間、長くても初回コンタクトから1-2か月で稼働開始になることがほとんどです。

  1. 初回面談
  2. 口頭合意
  3. 契約締結
  4. 研修、業務説明
  5. 稼働開始

結婚式場との開始前のコミュニケーションは、信頼関係構築の第一歩だと言え、この段階で結婚式場の期待を正確に把握し、自身でできることを明確に伝える必要があります。

具体的には、以下のようなことを双方で認識をそろえておくとよいでしょう。

  • 式場側が期待することは何か?業務内容だけでなく、成約数や組単価など目標としている指標についても理解しておく
  • これまでの接客経験や得意としていること、強みだと思っていることもきちんと伝える

また当たり前のことではありますが、クライアントの話を注意深く聞くこと、共感を示すこと、身だしなみを整えること、迅速なレスポンスを心掛けること、適切な日本語を使えることなど、社会人としての基礎的な部分も重要です。意外かもしれませんがこれができていないプランナーも少なくありません。

業務委託契約の場合は、式場とプランナーはあくまで対等の契約関係であり、どちらが上と下とかはありません。この意識の持ち方も重要かもしれませんね。

 

稼働開始後の継続的なコミュニケーションの秘訣

結婚式場での業務開始後も信頼関係を維持する(またはそれ以上に深いものにする)ためには、継続的なコミュニケーションが不可欠です。

  • 日常的なシフト調整や出勤報告を期日までにきちんと提出すること
  • 結婚式場からのフィードバックや要望に対して、迅速かつ適切に対応すること
  • 集客方法や式場取扱商品などについて定期的にアップデート、キャッチアップすること
  • 必要に応じて研修や勉強会などには積極的に参加すること
  • もし長期休暇や本業の繁忙期など稼働できない期間がある場合は先に伝えること
  • 契約を解除したい場合はフェードアウトではなく契約解除の旨を伝えること

高い成約率を出すこと、組単価を上げることなど業績的な貢献ももちろんそうですし、キャンセルや担当変更・クレームを出さないことも重要ではあるのですが、こうした日常的な業務への取り組み姿勢をきちんと示すことで信頼関係をより強めていくことができます。

 

フリープランナーと結婚式場の信頼関係構築についてまとめ

フリーランスウェディングプランナーとして成功するためには、クライアントとの信頼関係の構築が欠かせません。

稼働開始までに良好な印象を与え、稼働後の継続的なコミュニケーション、そしてクライアントのニーズに対する深い理解が、信頼獲得の鍵となります。また、一度クライアントといい信頼関係を築くことができれば別のクライアントとの取引開始時も役立ちますので、特にこれから独立してお仕事開始される方は意識してみてください。

今回の記事でご紹介したような、ウェディングプランナー経験者の業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

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