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2022/10/20

ウェディングプランナーの新しい働き方「業務委託」とは?業務委託契約について簡単にわかりやすく解説

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最近「業務委託」という働き方が注目されていますが、業務委託とはどんな契約で、業務委託による働き方には正社員と比較してどんな特徴があるのでしょうか。

ウエディングプランナーをはじめブライダル業界の求人においても、業務委託による仕事が増えています。

今まで良く耳にした派遣やアルバイトといった雇用との違い、業務委託による仕事のメリット・デメリット等を把握し、新しい働き方である業務委託を理解しましょう。

 

そもそも業務委託とは

業務委託とは、わかりやすくいうと、仕事を受けてやりとげるか、仕事によって出来上がった成果物を渡して、報酬をもらう契約を広く指す言葉です。

対等な立場での仕事

会社員や派遣社員、アルバイト、パートはいわゆる雇用契約であり、長い間仕事とは誰かに雇われて、雇い主の命令を受けながら働くイメージでした。

しかし、業務委託は仕事を発注する委託者が、受注する受託者と対等な立場で契約する仕事の様態です。

対等な立場という関係性により、自由な行動はできるけれども、自己の行動への責任も大きくなる特徴が生まれます。

派遣やアルバイトとの比較

業務委託は派遣・アルバイトと比較されやすいですが、派遣は派遣会社の指揮監督を受ける雇用、アルバイトも雇い主の指揮監督を受ける雇用です。独立した立場で仕事を受ける業務委託と、派遣・アルバイトでは立場が異なります。

企業側からすると、アウトソーシングと呼ばれる「外部人材の自社業務への活用方法」である点で一致する部分もありますが、働く側からすると大きな違いがあるのです。

雇用ではなく、仕事の依頼者に指揮されない業務委託による仕事は、今までより「自由な働き方」といえるでしょう。

 

フリーランスや個人事業主と業務委託

業務委託と、よく耳にする「フリーランス」や「個人事業主」といった言葉や立場は、どんな違いや関連性があるのでしょうか。

フリーランス、個人事業主とは

フリーランスは、特定の会社(法人)や団体に属さずに業務を行う働き方を意味する、広い範囲の言葉です。

個人事業主は、フリーランスとほぼ同様の広い意味で使われている場合もありますが、正式には「継続して事業を行う個人」であり、税務署に対して個人事業の「開業届」を提出している人をさす、税法上の区分となっている言葉です。

業務委託との関連性について

業務委託は、発注者側と対等な立場で、かつ独立して仕事をするのが特徴なので、フリーランスと相性のよい働き方といえます。

業務委託で仕事をする場合、フリーランス・個人事業主として仕事をされる方もいますし、会社員の本業を持ちながら副業で業務委託による収入を得ている方もいます。

業務委託契約による収入だけで生活している方は、フリーランスであり、原則として自分で確定申告をし、納税する必要があります。

一社のみから業務委託を受けているとしても、その会社に属している訳ではなく、対等な関係で契約し続けているだけなので、副業で業務委託を受けている場合でない限りフリーランスにあたります。

 

業務委託と法律について

「業務委託契約」とは、正式な法律上の契約名称ではありません。

ウエディングプランナーとして業務委託を受ける場合、業務委託契約は、法律上は準委任契約もしくは請負契約にあたるとされています。

業務委託契約が準委任契約にあたる場合

一定の行為を委任されて報酬を得る場合は委任契約・準委任契約にあたり、委任内容が法律行為の場合は委任、委任内容が事実行為の場合は準委任契約と呼ばれます。

ウエディングプランナーの業務委託契約の業務内容が「一定の行為の委任」の場合、ほぼ事実行為の委任にあたるため、準委任契約が法律上の契約名となります。

業務委託契約が請負契約にあたる場合

業務の内容が、仕事の完成を目的とし、完成した成果物を渡して報酬を得る契約内容の場合は、請負契約が法律上の契約名となります。

法律上の義務についてはなるべく書面化しておく

トラブルの発生の際には、法律上の義務を判断するために、正式な法律上の契約分類が重要になる場合もあります。

しかし、そもそも業務の内容が委任か請負か判断しにくい場合もあるので、業務委託契約を結ぶ際に、細かい法律上の義務や決めごとは書面化しておくべきでしょう。

将来、業務委託契約がより普及し一般化していけば、例えば「業務委託契約法」のような名前の法律ができ、新たなルールや規制が生まれるかもしれません。

 

業務委託の働き方の特徴

業務委託による働き方は、従来の雇用による働き方とどの点が異なるでしょうか。

従来の雇用形態の特徴

今までよくあった働き方である会社員、派遣社員、アルバイトは「雇用契約」です。会社員、派遣社員、アルバイトは「雇用契約」です。

雇用契約においては、雇う側(会社)と労働者は主従関係にあるため、労働者は会社の指示に従う義務があります。

雇う側は労働基準法などのいわゆる労働法により規制され、雇われる側が保護されています。

業務委託の働き方の特徴と従来の雇用契約との違い

業務委託契約は、会社側から見ると、自社業務の一部を外部の企業や個人に完全にまかせる契約です。

委託者と受託者の関係は対等であり、受託者は委託者の指揮命令を受けず、自己の裁量と責任に基づいて業務を遂行する点に大きな特徴があります。

対等な関係であるため、受注する側の自由は利きますが、労働者を保護する法律一般を指す労働法では、原則として保護されません。

業務委託による働き方は、環境を自分で考えて工夫して整えていく、新しい働き方といえるでしょう。

 

業務委託の働き方のメリットとデメリット

自由な働き方が魅力の業務委託契約ですが、働き方ではどんな点に注意すべきでしょうか。メリットとデメリットを紹介します。

◎業務委託での働き方のメリット

自分の得意な業務のみやれる

業務の選択権が自分にある業務委託契約においては、得意な業務や好きな業務のみ選んで仕事を受任可能です。

仕事時間・場所・量を調節し、育児、介護などと両立できる

時間や場所にとらわれない働き方ができるのは業務委託の大きなメリットです。

仕事量も自由に決めやすい業務委託では、プライベートの充実、家事・育児・介護との両立を実現しやすいでしょう。

業務の進め方やペースは自由

業務委託契約においては、仕事発注者による指揮命令を受けないので、自分のペースで仕事ができます。時間的に指示管理され束縛を受けるのが強いストレスになる方にとっては、理想的な働き方になるでしょう。

高収入も狙える

雇用では月の収入額は決まっている場合が多いのに対し、業務委託では仕事をこなすほど高収入になります。仕事内容や量によっては、雇用よりも大きな金額を得ることも十分に可能です。

◎業務委託での働き方のデメリット

労働法によって保護されない

「雇われる側」ではないので、最低賃金、最低時給、最大労働時間は保障されず、すべて自己管理しなければいけません。

また、業務中に事故などが起きたとしても、原則として労災による補償はなく、補助を受けられない点もデメリットとして考慮すべき点です。

自分で仕事を取りに動き、企業との契約交渉をする必要がある

雇用であれば、基本的に上から仕事を与えられる立場ですが、業務委託においては自分で応募もしくは営業を行い、仕事を取りに動かなければならないでしょう。また、企業と対等な立場で契約を結ぶ際には、企業側にあまりにも有利な条件になりすぎていないか、注意を払い、自分で考えて契約を結ぶ必要があります。

自分で確定申告をし、税金を支払う必要がある

業務委託では、年度末に自ら確定申告をし、申告した所得金額に応じて額が決まる「所得税」や「住民税」などの税金を支払っていかなければいけません。

雇用であれば、源泉徴収で毎月の給与から税金が天引きされ、年末調整で正しい税金額に修正されたうえ清算されるのが通常であり、ほとんど何もしなくても企業側が納税を代行してくれます。

一年分の報酬や経費を計算し、自分で確定申告をするのは、経験がない方にとっては事前に申告方法を確認したり、報告資料を整理したりと多少手間がかかるかもしれません。

 

ウェディングプランナーの業務委託契約についてまとめ

ブライダル業界でも特にウェディングプランナー職においては、これまでの雇用契約だけでなく、結婚式場との業務委託契約での働き方も広まってきています。

しかし、フリープランナー(フリーランスで活躍するプランナー)は労働時間や業務内容などの魅力がある一方、法律や税金面で知っておかなければいけないことも多くあります。

Wedding Me Worksではそういった様々な側面から働きやすい環境づくりを目指していますので、業務委託契約での働き方に興味があるプランナー経験者の方はぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

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