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2023/09/25

【ウェディングプランナーの業務委託】新規接客案件の条件でチェックするポイント

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、打合せ・担当案件の条件でチェックするポイントをお送りします。

 

新規接客案件とは?

結婚式場見学に来館されたお客様の新規接客を担当のお仕事です。

最近は業界全体の人材不足もあり常時稼働しているフリープランナーも多く、特に1月、5月、9月などの式場見学繁忙期は案件数が多いのが特徴です。

接客を通じて成約を獲得することが目的でヒアリング、内覧、見積提示、クロージング等が主な業務内容となりますが、お出迎えや成約後の約款説明、成約処理等が委託内容に含まれるかどうかは企業や案件によって異なります。

新規接客案件を受託する際のチェックポイント

接客報酬、成約報酬

  • 接客報酬:1組の新規接客をした場合の報酬金額
  • 成約報酬:1組成約となった場合の報酬金額(未決定、他決等、成約にならなかった場合の支給は無し)

接客報酬は5000円~7500円程度でそれほど大きな差はありませんが、成約報酬は40,000円~100,000円と大きな差があります。

そのため、いくら稼げるかどうかは成約率と成約報酬単価に大きく依存すると言っても過言ではなく、ここがとても重要な要素となります。

再来成約時の報酬支払いルール

初回来館時には即決とならず、再来で成約になった場合に報酬支払いの対象となるかどうかのポイント。

パターンとしては、全額支給、半額支給、なしの3つがあり、また再来時の対応を誰がしたのか(初回接客プランナーか別の担当者か)によって変えている案件もあります。これは契約後にトラブルになりやすいところなので、事前に確認しておくとよいでしょう。

来館キャンセル時の接客報酬の支払いルール

アサイン確定後にお客様が来なかった場合、または事前連絡があってアサインがなくなった場合に接客報酬が支払われるかどうかのポイント。全額保証と半額保証のどちらかであることがほとんどです。

土日の予定をブロックしておいたのに稼ぐ機会が失われる、と受け取るか、新規接客しなくてもお金がもらえる、と受け取るかは人によって様々ですが、これも事前に確認しておいた方が良い項目の1つです。

交通費支給の有無

この記事執筆時点(2023年9月)では、交通費支給される案件の方が若干多いですが、支給あり/なしどちらの案件もあります。ただ、支給なしの案件の場合は接客報酬が高い、成約報酬が高いなど全体で見ると魅力的な報酬金額設定となっている場合もあるので、トータルで判断するのが良いと思います。

期待される一か月あたりの接客組数、アサインの番手

月2日の出勤でもいいのか、毎週土日は来てほしいのか、事前に企業側が確認する出勤頻度を確認しておきましょう。

出勤日数イメージに双方の認識に齟齬があると、稼働後の関係性がうまくいかないことが多いです。

1組接客当たりの接客時間、1日当たりの接客回数

Wedding Me Worksで取り扱っている新規接客案件の平均接客時間は3時間前後ですが、中には5時間程度の場合もあります。

また、1日当たりの接客回数(新規枠の設定方法)は2回転の場合と3回転の場合があり、3時間×3回転の会場なのか、4~5時間×2回転の会場なのかによっても月間の接客回数や稼げる額も変わってきます。

事前研修の有無と時間、報酬発生の有無

新規接客の事前研修は企業によって違いがあり、がっちり数時間やる企業もあればさらっとやってすぐに新規出ましょうという企業もあります。

新規接客開始前の研修に報酬が出る企業は少ないですが、がっちり数時間行う場合は報酬や交通費が出ることもあります。

接客に含まれる業務範囲

特に成約処理(約款説明、申込用紙の記入、申込金の受領、顧客情報と引継ぎ情報の入力、等)が含まれるかどうかは確認した方が良いでしょう。案件によっては、成約処理は別業務として設定し報酬を分けていることもあります。

顧客情報管理システムの有無

多くの企業でシステムを活用していますが、稀に紙で管理していることもあります。手書きの場合だと接客後の情報処理の時間がかかりやすいです。

未決定時の後追いの有無、お客様とのやり取りの方法

現代の新規接客は大きの会場で即決スタイルで行われているため未決定時の後追いを必須としていませんが、仮予約スタイルの会場だと期限までのお客様との連絡を初回接客プランナーが行うこともあります。

その際は発行された企業のメールアドレスを使うのか、自身のメールやLINEを使うのかは確認しておきましょう。まぁ多くの場合は企業のメールであることがほとんどですが…。

新規接客案件を受託前に意識すること

上記記載の内容はけっこう細かい内容も含まれていますが、新規接客案件は成約を獲得できるかどうかによって報酬金額に大きな差が出ますし、来館キャンセルや再来成約も頻繁に起こることなので、契約締結前にちゃんと確認した方が良いでしょう。

逆に、確認しても曖昧にされて答えてもらえない、決まっていないことが多すぎるなどの案件の場合は地雷の可能性も高いので避けた方が賢明です。高確率でトラブルになります。

 

新規接客案件の条件でチェックするポイントまとめ

ウェディングプランナーの業務委託案件の、新規接客案件の条件でチェックするポイントをまとめました。

成約報酬額がクローズアップされがちですが、細かな条件も事前確認したうえで判断されるとよいかと思います。

今回ご紹介したような案件に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

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