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2022/10/12

【業務委託ウェディングプランナーのリアルな働き方】フルスペックな業界経験を活かして満足度の高い働き方を確立!藤木友希さんのケース

業務委託のウェディングプランナーとして仕事を探す際、直接会場に問い合わせるか、業務委託先を仲介する会社や人に依頼するか…さまざまな方法があります。ですが、業務委託の口コミはほとんど掲載されていないため「自分の接客スキルが他の会場でも通用するの?」「興味はあるけど、どのルートで業務委託先を探したらいいか分からない」と不安になる方も多いでしょう。

現在『Wedding Me works』に登録し、さまざまな会場と契約して働く方たちの中から「自分のプランナースキルをフルに活かせる業務委託での働き方」を見つけた先輩プランナーのリアルな声を連載で紹介します。

「正社員は上司も環境も選べない」業務委託ウェディングプランナーとして復帰するまで

今回、お話を聞いた藤木友希さんの前職は、トレンド最先端の洗練された人気ゲストハウスを多数展開するウェディングプロデュース会社。

「1顧客1担当制」プランナーとして、新規接客・施工・当日立ち合いまで、結婚式にかかわるすべての業務をこなしてきた。

“目標を高く持ち、かつ確実に達成するプランナー”として周囲から期待され、配属2店舗目では早くもチーフに抜擢。

仕事は本当に楽しい!

…しかし、いくつかの会場を異動するうちに、支配人による会場の空気やスタッフのモチベーションの温度差や、中間職ならではのベテランと新人の板挟みとなり、疲弊していく。

ブライダル業界に未練はありつつも、業界の体制に不満を持つ彼女が、フリーランスのプランナーとして、もう一度現場に復帰した理由と心境の変化とは?

【お話を聞いた藤木友希さん(37歳 )のプロフィール】
人気ゲストハウスを多数展開するウェディングプロデュース会社に、ウェディングプランナーとして約6年間在籍。一貫担当制の会場で、新規接客・施工・立ち合いまで、プランナー業務のすべてを経験する。配属2店舗目でチーフにスピード昇格する。

ウェディングプランナー退職後はチームビルディングに興味があったため、IT企業やインターネット広告会社など数社の人事部に所属。

結婚を機に退職し、夫の扶養内でアルバイトや、知人仲介による紹介型の業務委託プランナーとして、わずかな期間プランナー業務に携わっていた。

現在は『Wedding Me works』を活用し、数社の会場と契約。新規接客だけでなく施工担当も受け持つため、平日・休日問わず、頼れる業務委託プランナーとしてフレキシブルに働く。

趣味は旅行・音楽鑑賞やライブ・お酒。

Q:ウェディングプランナーを辞めた後、再びプランナー業務に戻った理由は?

【友希さん】

会社を辞めた直接の要因は、正社員プランナーが自分で働く環境を一切選べないのが大きな理由でした。何度か異動を経験すると、支配人によって店舗環境や働きやすさがあまりにも違うんです。

ウェディングプランナーの仕事は本当に大好きでした。チームのため、お世話になった支配人のため、お客様のため…「誰かのため」に働けるウェディングの仕事に、大きなやりがいを感じていました。

ですが、店舗環境に問題があると、どんなにお客様のためを思って働いても、必ず限界がくるんです。

支配人によって、会場のチームワークやスタッフ全体のモチベーションにあまりに大きな差が出てしまう。ベテランと新人の板挟みとなり中堅にしわ寄せがきて、同期が次々と辞めていく…。

そういった会場をいくつも見て、自分自身も中間管理職で強い軋轢とストレスに身を置き、限界を感じてしまったんです。会社員プランナーは、どう頑張っても自分で環境を変えるには限界があると痛感して、30歳を境に転職しました。

ブライダルを離れたものの、人と関わる仕事が好きでしたし、チームビルディングに興味があったため、IT関連企業の人事の仕事につきました。

…でも、やっぱり、ウェディングプランナーの仕事自体は大好きだったので、常にブライダル業界に未練があったんです。

結婚を機に退職し、扶養内で飲食店のアルバイトをはじめました。接客業ではあるものの、さらにウェディングプランナーへの思いを募らせていきました。

Q:業務委託ウェディングプランナーの働き方を知ったきっかけは?

【友希さん】
結婚退職してすぐの頃、前職で知り合いだった方から「業務委託で働けるウェディングプランナーを探しているのでやってみないか」と誘われたのがきっかけです。

当時「ウエディングプランナーの業務委託」は、会場側が辞めてしまったOBOGに声をかけて集めるケースが多かったと思います。

業務委託を欲する会場と、業務委託で働きたいプランナーを仲介する企業やサービスは、まだほとんど知られていませんでした。

なので、自分で業務委託を募集している会場を探す必要がない点や、フルタイムではなくスポットでプランナー業務にたずさわれる点にも惹かれました。

私は業務委託とは「企業と直接契約を結び、補償がない代わりに就業時間など選択の自由度は高い」働き方だと思っていました。

ところが、私が利用した仲介企業での契約は「業務委託の再委託」だったんです。会場側は仲介業者と契約を結び、私たちは仲介業者と業務委託契約を結び、直接会場と契約できない仕組みなんですね。

なので、実際は仲介する会社主催の研修やミーティングなど、労働時間外でかなり拘束されていました。

また、私たちが仲介業者を介していただく報酬と、会場側が私たちに払う報酬の額にもかなり大きな差異があったと知り、「仲介料」の不透明さにも徐々に疑問を感じました。

業務委託のメリットや自由さをあまり感じられず、最初の仲介会社の利用は約半年間ほどで、自然と離れて行きました。

Q:『Wedding Me works』で業務委託をはじめたきっかけは?

【友希さん】

業務委託で働くのはいったん休止し、飲食店のアルバイトを継続していました。ですが、自分の中で「ずっと働くのならいまの仕事ではない」と日々もやもやした思いを抱え続けていたんです。

もう一度、ウエディングプランナーの業務委託を再開したいと、インターネットで検索を始めました。そこで見つけたのが『Wedding Me works』です。

まだサービス提供を開始したばかりで、簡単には検索サイトで表示されず、見つけるまでになり時間がかかりました(笑)

私はIT関連業界にいたので、「自分の働き方の希望にあった業務委託仲介サービス」を探したいと、あらゆる角度から検索して、ようやくサイトを発見できたんです。

サイトの説明文には「紹介契約と働き方に際し、人が仲介しないシステム」をしっかり明記してあり、今まで見てきた同様のサービスのなかで、一番斬新で面白いと感じました。

また、前回は業務委託先とプランナーの間に仲介者ががっちり入っていたため納得いかなかったStressが、解消されるのではと思い問い合わせしたんです。

面談をしてくれた方、中でサービスを作っている方は、元々ブライダル業界の方でした。話してみるとキャリアや考え方に共通点も多く、仲介の方法やシステム利用も明快です。

仕事だけでなく、『Wedding Me works』の中の人達にも興味が沸き、このサービスを利用して仕事を探してみようと決めました。

「仕事との適度な距離感」を保ちキャリアを活かした業務委託プランナーの働き方

現在、業務委託のウェディングプランナーだけで、土日だけでなく平日もほぼすべて仕事で埋まり、1週間を精力的に活動する友希さん。

正社員時代以上の報酬を稼ぎながらも、社員で働いていたころと比べ、会場側と「適度な距離感」を保ちつつ、仕事でありながらやりがいも楽しさも感じられる日々を送っている。

「ウェディングプランナーはやっぱり素敵な仕事だなと再確認しました」と笑顔で語る友希さんに、1週間のワークローテーションと、業務委託でのプランナースキルの活かし方について教えてもらった。

【友希さんの1週間のワークローテーション】

Q:業務委託プランナーのワークスケジュールと仕事内容は?

【友希さん】
平日はいま持っている担当の結婚式の打合せが主です。週末は新規接客か、または担当の結婚式本番がある場合は立ち合います。

『Wedding Me works』で仲介してもらった当初は新規接客案件がほとんどで土日中心の働き方でしたが、担当の案件も増えていきました。

現在は平日もウェディングプランナー業務ですべて埋まってしまうため、会場とは複数契約していますが、ほぼウェディングプランナー1本で働いています。

ウェディングプランナー・新規接客業務

土・日・祝日は契約している会場の新規接客業務を担当しています。通常は新規接客は成約したら、担当のプランナーに引き継ぎを行います。

ですが、一部の会場や契約内容によっては、新規接客で成約したおふたりの担当として、以降もそのままつく場合もあり、柔軟に契約を対応して頂いています。

ウェディングプランナー・担当業務

正社員の頃は一貫担当制が基本スタイルの会場にいたので、業務委託開始当初は「新規接客」と「施工担当」など、プランナー業務がいくつか分業しているスタイルに驚きました。また、業務委託としてさまざまな会場に行くと「担当もできるんですか!?」と逆に驚かれるんです。
自分にとっては普通だと思っていたプランナー経験が、現在は大きな強みになっています。

現在『Wedding Me works』では担当の案件の仲介もかなり増えているので、打合せなどの平日業務が増加して、1週間のシフトがほぼすべてプランナー業務で埋まるようになりました。

Q:会場を複数掛け持ちして、担当も持って、きちんと休暇はとれるのか?

【友希さん】
シフトは自由に申告できるため、業務委託の働き方なら休みは自分の都合に合わせてとりやすいです。翌日がお休みの日は前の日に友達と飲んだり、大好きなアーティストの動画を見たりとのんびり楽しんでいます。

趣味の旅行も、正社員時代と比べたら休みがとりやすく、行きたい時に計画できる環境なんです。

ただ、最近は担当業務が激増し、遊んでいてもふとした瞬間に仕事のことを考えてしまう場合も…。

「今は仕事をつめすぎかな。もう少し、次の期はシフトをセーブしようかな」
と、未来を見据え自分のワーク・ライフ・バランスを調整できるのも、ストレスなく働ける大きな魅力ですね。

「自由な働き方はほんとうに実現できる」から思い切りわがままに人生を楽しむ

もともと、友希さんは「ウェディングプランナーの仕事は大好き」だが、「ブライダル業界の待遇や仕組みでは続けるのは難しい」と感じての退職だった。

しかし現在は、業務委託ウェディングプランナーの働き方だけで、十分に自立できる報酬を稼ぎ出している。

どっぷりブライダル業界に戻ってきて、以前のように仕事でのストレスはないのか?本当に自分の考え方にあった働き方ができるのか?友希さんから現状について、詳しく聞いた。

【友希さんが『Wedding Me works』を利用しメリットを感じるポイント】

  • 企業(会場)側とプランナーが直接業務委託契約を結べる
  • 人を介しての仲介ではないので、仲介料金はプランナー側にはかからず、報酬体系が明確である
  • 会場、働くスタッフ、お客様と適度な距離感をもって仕事ができるのでストレスがたまらない
  • 正社員時代の上下関係は一切なく、どの会場のプランナーともフラットな関係性が築け人脈が広がる
  • 自分の人生を楽しむための土台となり、自分の思った通りに生きられる

Q:正社員時代は環境に苦労したが、本当に自分にあった業務委託先を探せる?

【友希さん】
見つかります。

自分に合った業務委託先が見つかるというよりも、様々な会場の仕事のやり方に気づけます。

自分に合った接客方法や、ウエディングプランナーとして大事にしたい部分がはっきり見えてくるため、自分にとって仕事で何を重視したいかが判断しやすくなるんです。

会場や会社によって、ウェディングプランナーの業務範囲や役割はかなり異なります。私は一貫担当制の会場しか知らなかったので、プランナー業務が分業になっているのに最初は戸惑いました。

また担当を持てる会場でも、担当プランナーにもかかわらず「結婚式当日は立ち会いなし」といった会場があるのも業務委託を通して知りました。

自分にとってプランナーとして一番楽しみでやりがいを感じるのは「担当した二人の晴れ姿を見た時だ」と気付けたんです。今は、できるだけその部分を大事にできる会場を中心に契約して行こうと、自分で判断しています。

もし自分の接客スタイルとは合わない会場や、仕事のやり方や人間関係に違和感を覚える会場と契約していても、更新しなければ契約期間内で終わる仕事なので、先を見据えて働けます。

社員であれば環境はどう頑張っても自分では変えられません。ですが、業務委託ならたくさんの会場を見た中で、自分のスタンスとあった環境と働き方を一つ一つ確認しながら、一番いい環境や方法を選び取っていけるのです。

Q:現在の働き方で、もっともメリットを感じる点は?

【友希さん】
最もメリットを感じているのは、依頼企業の中から会場を選べ、依頼企業と直接契約が結べ、自分の都合でシフトが入れられる、「本当に自由」に働ける点です。

他の業務委託の仲介サービスの形を知っているから、より強くメリットを感じるのかもしれません。またいろいろな会場に行けるので、さまざまな会場のプランナーや、自分同様業務委託をしているプランナーとも出会えます。

正社員の時代とは違い、働いている会場内で上下関係や人間関係を気にせず、気負わず、一人のプランナーとして業務の話や接客についての意見交換をフラットに交わせるんです。

「最近のニーズは?」「接客はこんなときどういう風にやっている?」といった会話を、気楽にかわせます。

様々な接客スタイルや、その人のやり方で良い部分を自分の仕事にフィードバックできるんです。また、業務委託の働き方や情報はネットではなかなかリアルな声が聞けないので、業界の情報交換もできます。

相手が知らない情報だけでなく、自分が知らなかった情報を知るケースも多いですね。

Q:業務委託プランナーとして働く環境が変わった今、今後の目標は??

【友希さん】
現在はもう正社員で働くことは考えられないので、きっとこの働き方を続けていくんだろうなと思っています。

実は仕事を再開したのがきっかけで、人生で最も大きな環境の変化がありました。パートナーとの離婚を決断できたんです。

業務委託を開始する以前は扶養内での収入しかなかったので、そんな考えはありませんでした。『Wedding Me works』を始めていなかったら、現在も離婚していなかったでしょう。

業務を開始してほどなく、「ひとりで暮らすのに十分な」まとまった報酬が定期的に入るようになりました。自分の力でやっていく自信がついて、そこからの決断は早かったですね。いま、ものすごく解放されました。

決断を後押ししてくれたのは、働く場所も働き方も自分で選べる自由な環境。
何より『Wedding Me works』で、一緒に働いていてとても心地よい人たちと出会えたからです。

おかげで「生き方も働き方も、一緒に過ごす人も、すべて自分の力で選んでいいんだ」と気づけました。

好きなアーティストのライブにいく、動画を見る、旅行にいく、ドラマを見て感動する、自分が会いたい大好きな友達と飲みに行く、恋愛をする…

自分が「楽しい!」と思う時間を大事にして、思い切りわがままに、いま人生を楽しんでいます。

友希さんから「業務委のウエディングプランナーの自由な働き方」をこんな人にすすめたい

  • フリーランスで働く最初のきっかけとしてとてもいいと思うので、興味はあるけど踏み出せない方にはとくにおすすめです。
  • いま同年代で一歩を踏み出せない方は、まずは相談からでもおすすめです。
  • 仲介者を通してしかフリーランスの仕事をしたことがない人には、更におすすめです。

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「そもそも、業務委託のウェディングプランナーってどういう働き方なの?」
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…と基本的な疑問や、雇用形態について知りたい方はこちらの記事を。

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