ウェディングプランナーをアウトソーシングするメリット・デメリット
もくじ
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」の事例から、近年増加しているウェディングプランナーのアウトソーシングのメリット・デメリットをご紹介します。
ウェディングプランナーのアウトソーシングとは?
アウトは外部、ソーシングは調達の意味で、事業運営に必要な機能やリソースを外部から調達することを総じてアウトソーシングと言います。企業によっては外注と呼ぶこともあります。
このアウトソーシングには、委託(発注)する側と受託する側があり、ブライダル業界だと委託する側が結婚式場運営企業で受託する側は小規模チームだったり個人だったりします。
近年、ウェディングプランナーをアウトソーシングする結婚式場が増えてきており、その背景には以下のような理由があります。
- プランナーの人材不足と採用の困難化
- 人件費を変動費化したい企業側のニーズが大きくなっている(固定費の抑制)
- フリープランナーが増加している
背景について詳しく知りたい方はぜひ以下の記事もご覧ください。
ウェディングプランナーをアウトソーシングするメリット
1.プランナーを採用せずにリソースを確保できる(機会損失の防止)
今はウェディングプランナー(特に経験者)の採用がかなり難しくなってきていますが、アウトソーシングすると採用せずにプランナーリソースを確保することができます。
新規接客メンバーが不足していると接客・来館予約の機会損失が起こりますし、打合せ・担当メンバーが不足している場合は受注制限をかけざるを得ませんから、アウトソーシングすることでこの機会損失を防止できることが最も大きなメリットだと言えます。
2.人件費を変動費化できる
アウトソーシングする場合、多くは結婚式場とプランナーの間で業務委託契約を結ぶことになります。
基本的に新規なら接客や成約があった分だけ、打合せ・担当なら担当を持った分だけ報酬としてプランナーに支払うことになるので、集客が少ない月や施行が少ない月に固定費として人件費を支払う必要がありません。
繁忙期と閑散期の差が大きいブライダル業界において人件費を適正化できるのは大きなメリットの1つと言えます。
3.高い成約率が期待できる(自社にはないノウハウに触れる機会を作ることができる)
これは誰に委託するかにもよりますが、例えば経験豊富なフリープランナーや自社とは異なる会場タイプ・接客スタイルを知っているプランナー経験者に委託する場合、自社メンバーよりも高い成約率、高い成果を残すことも少なくありません。
自社にはないノウハウに触れる機会を作れることで、自社メンバーの成長と目先の業績貢献の両方を期待できます。ただし、自社メンバーへのレクチャーなどを業務範囲とするかどうかは契約次第なのでそこは事前確認が必要です。
4.マネジメントコストが下がる
意外と知られていないんですが、業務委託で仕事をするメンバーの割合が増えるとヒューマンマネジメントコストは下がります。アウトソーシングメンバーのモチベーションコントロールや今後のキャリアパス、評価などを考えなくていいからですね。
単独店舗や規模の小さい会社だとそこまでクリティカルな問題ではないですが、大企業だとマネジメントコストも大きくなりがちですから、管理職不足などの場合は検討してもよいかもしれません。
ウェディングプランナーをアウトソーシングするデメリット
1.報酬単価は割高になりがち
今のウェディングプランナーの平均給与と比較すると報酬単価は割高に見えます。
新規接客の場合の報酬相場は以下の通りで、
- 接客報酬:4,000円~8,000円/接客
- 成約報酬:20,000円~80,000円/成約
打合せ・担当の相場は以下の通りです。
- 担当報酬:50,000円~130,000円/組
- インセンティブ:10,000円~50,000円
報酬相場について詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
「・業務委託ウェディングプランナーの仕事内容と報酬制度・報酬相場」
このように雇用している社員に対して支払っている給与やインセンティブと比較すると高額なことが多いので、それに対する社内理解を得るのに苦労することが多いのはデメリットの1つです。
2.利用するサービスによっては未経験者が来ることもある
プランナー個人と契約する場合であれば契約前に面談等を通じて確認することが可能ですが、仲介業者を通してプランナーをアウトソーシングする場合は、どんなプランナーが来るかは仲介業者が誰をアサインするかによって決まります。
サービスにもよりますが、中にはプランナー未経験者を集めて教育を施し、式場に向かわせている座組のサービスもあるにはあるので(最近は減っているようですが…)、どのようなプランナーが来るかをコントロールしにくいこともあります。
3.個人によって業務精度にばらつきがある
社員と違って育成や教育をする必要がない一方、プランナー毎に各個人が持つ常識の違いに戸惑うことも少なくありません。言葉遣い、立ち振る舞い、業務範囲、報告・連絡・相談、など。これらは事前の面談だけでは把握しきれないこともあります。
有事の際の責任の所在など細かい部分は契約で定めればよいのですが、お客様に対して何かしらのトラブルの原因ができてからの対応になることが多いので、ここは細心の注意が必要なポイントだと言えます。
4.ノウハウが社内にたまらない
もしアウトソーシングしたプランナーが高い成果を残したとしても、基本的にそのノウハウは社内にはたまりません。式場のOGOBなどであればいろいろとノウハウを教えてもらうことも可能でしょうが、委託の仕事で生活しているプランナーからするとそのノウハウは秘伝のたれ的なものなのでそう簡単に教えてもらうことはできないでしょう。
そのため、位置的なリソース不足の解消や業績への貢献を目的に業務委託プランナーを使いつつ、社内の教育や育成と並行して実施することが必要になります。
ウェディングプランナーをアウトソーシングするメリット・デメリットまとめ
近年増えてきているウェディングプランナーのアウトソーシング事例について、そのメリットとデメリットををまとめました。
今後、業務委託として結婚式場で働く人は増えていくと予想していますので、少しでもこの記事が参考になると嬉しいです。
業務委託での働き方や案件に興味がある方や、ウェディングプランナーのアウトソーシングを検討している結婚式場の担当者の方は、ぜひお気軽にお問合せください。