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2023/10/10

ウェディングプランナーの業務委託案件を終了する、休む場合の流れとマナー

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、業務委託案件の稼働を休む場合、やめる場合の流れとマナー、注意点についてお送りします。

 

業務委託契約が終了するのはどのようなケースがあるのか?

新規接客や施行担当(打合せ)、イベント接客など、ウェディングプランナー経験者と結婚式場が業務委託契約で稼働するケースが近年増えてきています。

プランナー側がフリーランスの場合もあれば本業を別に持つ副業の場合もあるのですが、残念ながらその業務発注が終了となることも少なくありません。

終了となるきっかけは企業側から、プランナー側からのいずれのケースもあるのですが、よくあるのは次のような場合です。

企業側から契約終了を申し出るケース例

  • 社員を採用出来て人材が充足したため、外部人材活用自体を終了にした
  • 委託しているプランナーの業績が良くない(成約率、単価、顧客満足度、等)
  • 委託しているプランナーのクレームが多い、顧客対応が悪い、社員とのコミュニケーションに難がある
  • 店舗自体の閉店や事業譲渡等で運営企業が変わった、など

プランナー側から契約終了を申し出るケース例

  • ・引越しや就職、転職などの理由で定期的に業務入れなくなった
  • ・自分の経験やスキルを活かせずに成果を出すことができなかった
  • ・受託先のメンバーやパートナーと良好な人間関係を築けなかった、雰囲気が合わなかった
  • ・(副業の場合)社内の規定が変わって副業が禁止になった、など

 

業務委託契約を終了する場合の流れ

企業側から/プランナー側からのどちらのケースでも、先ほど記載したような理由で終了となることがほとんどなのですが、契約終了のタイミングは大きく分けると

  • 契約期間満了に伴う契約終了
  • 契約期間中に何かしらの理由による契約終了

の2つがあります。

契約期間満了に伴う終了

一概には言えませんが、プランナーの業務委託契約では「契約期間は1年間とし、特にどちらかから契約解除の申し出がない限り自動で1年更新」と記載されていることが多いと思います。

そのため、もし契約更新しない意思がある場合は契約満了の1か月前、または契約書に明記されている場合はその期日までに必ず相手方にその旨を伝えなければいけません。

契約期間中の契約終了

契約期間中に終了を申し出るのであれば相応の理由があるはずなので、まずその理由とともに契約終了・解除の旨を相手方に連絡します。そのまますんなり終了となることもありますが、必要であれば双方で協議したうえで合意し、終了となります。

また、担当中の施行案件を持っている状態での契約解除の場合は、途中まで進行しているお客様の担当分の報酬の支払いをどうするかなどはもめやすいポイントです。新規接客案件やイベント案件は基本的に毎月締めの報酬なので問題ありません。

さらに、プランナーの不祥事等による強制契約解除の場合は、その理由を明確にした通達されることもあります。窃盗や暴力などのトラブルを起こした場合ですね。ほとんど聞きませんが…。

契約終了時にやりがちだけど絶対にやっていはいけないこと

最後に、実際の稼働事例から絶対にやってはいけないことを紹介します。

自然消滅、フェードアウトすること

これはプランナー側がやりがちなことですが、企業側に明確に終了意思を伝えずに徐々にシフト数を減らすことでフェードアウトをしようとする人がいます。終了したい旨を直接伝えるのは何となく心理的ハードルが高いので嫌だ、だから入れるシフト減らしてこ、みたいな感じですね。

気持ちはわからなくもないのですが、企業側からすると人員リソースとしてカウントしている状態で思ったよりもシフトに入ってくれないという状態になると非常に困るので、もし本業の繁忙期で一時的に入れない期間がある場合であっても、契約先の企業担当者には事前に伝えておくことがマナーです。

出勤意思を見せるが何かしらの理由でキャンセルを繰り返すこと

上記のもうちょっとタチの悪い人になってくると、シフトは出すが依頼されると体調不良や身内の不幸などを理由に断るような人もいます。出勤可能シフト数をあからさまに減らすと企業側にもバレるので、シフト自体は出しておく、でも依頼が来ても断るという状態。

上記と同様の理由で企業側は困りますし、きつく書かせてもらえばそういう人がフリーランス全体の印象を下げているので、ぜひやめていただきたい。

発注意志だけ見せて発注しない行為を繰り返す

逆に企業側も同様で、接客依頼を出すものの来館キャンセルになったなどの理由で接客機会を与えないのもよくありません。

発注意志を見せていれば他企業案件との契約を結びにくいのでそれをブロックする狙いで、いわばプランナーの飼い殺しのような状態になってしまいます。

特に新規接客案件をメインに活動しているプランナーは成約にならないと報酬も伸びないですし、それで生活費を稼いでいる人もいるわけなので、しばらく発注意志がない場合は先にそれを伝えてあげた方が良いです。そうすればプランナー側もその前提で動けますからね。

 

業務委託契約を終了するときの流れとマナーについてまとめ

雇用契約の退職時に比べると、業務委託契約の稼働終了は比較的緩い感じで考えている人が多い気がします。プランナー側も企業側も両方なんですけど。

しかし、ちゃんと契約は取り交わされているわけですし、相互の信頼関係に基づいて案件稼働が成立するわけですから、うやむやにしながら自然にフェードアウトしていくのではなく、しっかりと意志を伝えるようにした方が良いと思います。

今回ご紹介したような業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

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