Magazine

2022/03/29

プランナー経験を活かした業務委託案件やバイト募集が増えている理由

プランナー経験を活かした業務委託案件やバイト募集が増えている理由

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」の活躍事例から、近年ウェディングプランナー経験者が副業・複業で仕事をするケースが増えてきている理由をご紹介します。

 

ウェディングプランナー経験を活かした業務委託やアルバイト案件とは?

これまでのウェディングプランナーは結婚式場を運営する企業に雇用され、配属された式場で勤務することが一般的でした。

しかし近年、式場に所属せずにアルバイトや業務委託契約でプランナーとして仕事をされる方が増えてきており、その例としては次のような業務があります。

新規接客業務

結婚式場で新規接客を行う業務です。

ご挨拶からヒアリング、内覧、試食のご案内、クロージングなどの業務はほぼどこの式場でも業務範囲とされていますが、お出迎えやアンケート回収、成約処理を含むかどうかは式場によって異なります。

業務委託契約の場合は接客報酬と成約報酬の2つ分けて報酬を設定していることが多く、アルバイトの場合は時給のケースが多いです。

打合せ・担当接客業務

結婚式の打合せ担当を持つことです。

お打合せの実施はほぼどこの式場でも業務範囲とされていますが、当日の立ち合いや搬入の確認、検品、発注業務が含まれるかどうかは会社によって異なります。

業務委託契約の場合は担当ごとの報酬とインセンティブを設けていることが多く、アルバイトの場合は同じく時給のケースが多いです。自身のブランドを持つフリープランナーの方が担当されていることも最近増えてきていますね。

イベント接客業務

ゼクシィフェスタや自社でのイベントでの接客を担当することです。

基本的に当日の朝にイベント会場に行きイベントの案内や接客、アポ取り(来館予約の獲得)を遂行します。必要に応じて事前に契約先の運営式場に対する勉強会などを行うこともあります。

業務委託契約の場合は日給設定していることが多く、アルバイトの場合は時給が多いです。2020年代に入ってから開催頻度が増えたことで対応人員確保のニーズが増えたのが背景の1つですね。

04_最近増えているブライダルの業務委託やアルバイト案件

なお、今回ご紹介した3つ業務の具体的な仕事内容や報酬制度・相場については以下の記事で詳しく解説しているの合わせてご覧ください。

「・業務委託ウェディングプランナーの仕事内容と報酬制度・報酬相場

 

ウェディングプランナー経験者のアルバイトや業務委託活用が増えている理由

1.プランナーの人材不足と採用が難しくなってきている

2020年からのコロナ禍の影響でブライダル業界でも離職が続き、およそ2割~3割ほどの方が業界を去ったと思います。しかし2022年に入り業界の需要は回復傾向にあり、新規来館だけでなく施行を様々な対策の元で執り行われることが増えてきました。

そうなるとその対応をするための人材が足りないので、結婚式場運営企業各社が採用しようとしたのですが、

  • ブライダル業界の先行きがかなり不透明であること
  • 他の業界の募集要項と比べて雇用条件(給与、労働時間等)が厳しいこと

などの理由から必要な人員数をうまく採用できていない企業が多いのが現状です。

とはいえお客様は来館されるし結婚式の施行はあるのでその分の人材確保を正社員採用だけではなく、業務委託契約やアルバイトでも募集しようとなった。

これが1つめ理由のです。

2.人件費を変動費化したい企業側のニーズが大きくなっている(固定費の抑制)

結婚式場運営は減価償却や家賃、人件費などの固定費が大きいビジネスモデルなので、売上が下がると業績が急速に悪化します(利益率が大きく下がります)。特に2020年~2021年は各社とも大きく売上を落としたので固定費が重い状態となり、今後の有事に備えて変動費率を高める取り組み始めました。

そういった背景から、閑散期の来館や受注をベースに人員計画を組み、繁忙期の上振れは外部人材を活用することで対応しようとする企業が増えました。そうすることで固定比率を下げて経営の柔軟性を持たせたうえで繁忙期の機会損失も抑える、と。

これが2つめの理由です。

3.フリープランナーが増加している

これはリソース供給側の背景ですが、特にここ数年フリープランナーとして独立した人が増えてきています。

  • 自分のやりたいウェディングを作りたいから
  • 労働環境を変化させたいから
  • 先輩が独立して話を聞いて
  • 一度ブライダルを離れたけど子育ても少し落ち着いたので復帰しようと思って

など独立した理由は様々ですが、この傾向は今後も続くのではないかなと思っています。

ただ独立して自分のプロデュースブランドを立ち上げてすぐに軌道に乗せるのはかなり難しい状況で、その間の仕事として委託のお仕事をしている方も多いのが現状です。もちろん、自分のペースで仕事をしたいからなどの理由から委託の仕事前提で独立されている方もいます。

これが3つ目の理由です。

04_アルバイトや業務委託活用が増えている理由

 

業務委託案件やバイト募集が増えている理由まとめ

最近増えている案件の概要とその背景についてまとめました。

先に書いた理由はおそらくしばらくは続くので、業務委託やバイトの働き方は今後も増えていくと予想しています。

今回ご紹介したような働き方や案件に興味がある方、自分だったらそんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

新着記事