フリープランナーを募集する結婚式場が増えている理由
もくじ
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」の事例から、近年フリーウェディングプランナーを募集する結婚式場が増えている理由をご紹介します。
理由1:人材不足に悩む結婚式場が増加
コロナ禍で結婚式が実施できないこと、業界全体の見通しが暗いこと、業績悪化に伴う人員整理や給与減、など様々な理由から、2020年~2021年にかけて多くのブライダル業界従事者が業界を去りました。
しかし2022年に入り、結婚式の開催や式場探し・来館が復活し、以前の水準とまではいかないまでもブライダルの仕事がかなり増えてきています。
その結果、減った人員数と増えた業務量が相まって、かなりの結婚式場で人材不足に陥っています。
2022年に入ってから採用活動を開始した式場も多いのですが、なかなか採用がうまくいっておらず人材不足が解消していない式場が多いのが1つ目の理由。
理由2:業務委託契約での働き方の増加
人材不足解消の手段として採用活動は継続しつつ、新しい形態でのリソース調達を始める式場が増えてきており、その代表が業務委託契約を結んでプランナーをアウトソーシングすること。
これまではその式場を運営する企業に雇用されたプランナー職の人が式場に配属されて業務にあたることが一般的でしたが、外部の人材を活用する事例が増えてきています。
最初はその企業のOGやOBに声をかけるところから始まり、最近では結婚式場と個人が直接契約するだけでなく、仲介業者が入るパターンや、ブライダル業界の業務委託案件専門のマッチングプラットフォームサービスも出てきています。
それぞれの方法でどのような違いがあるか興味ある方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
「・ウェディングプランナー経験者が業務委託案件を探す3つの方法とメリット・デメリット」
ここまで2つは主に結婚式場側の理由です。
理由3:フリープランナーとして独立する人、副業解禁企業の増加
結婚式場でウェディングプランナーを経験した人がフリープランナーとして独立するケースや、今は他の業界で働いている元プランナーの人が副業を始めるケースが増えてきています。
独立する理由は、
- 自分だからできるウェディングプロデュースをしたい
- ライフステージが変わったので働き方を変えたい
- 様々な会場タイプやウェディングスタイルの経験を積みたい
など人によって様々で、また副業を始める理由も
- 収入を増やしたい
- 今働いている会社が土日休みで副業規定が改訂された
- 副業をするなら自身の経験やスキルを活かせることがしたい
など人によって様々です。
このような背景から、プランナーの実務経験があって仕事ができる人がマーケットに多数いる状態になっているわけです。これが供給側の理由の1つ。
理由4:自身のブランドだけで集客できる人が少ない
フリープランナーとして独立する人を大きく分けると以下の3パターンに分かれます。
- 自身のプロデュースブランドを運営する人
- 式場からの業務委託案件を専門に受ける人
- 自身のプロデュースブランドを運営しながら式場の委託案件も受けるマルチな人
の3つに分かれます。体感としては1が3%、2が30%、残りが3といったところでしょうか。
気持ちとしては自身のプロデュースブランドでの収入で生計を立てられれば理想なのですが、現状だと需要に対してフリープランナー数の方が多すぎるので、それが難しい人が多いのです。特に集客が難しいと感じる人が多いでしょう。
となると、どうしても委託案件を持たないと収入がありませんから委託を受ける人が増えているのです。
フリープランナーを募集する結婚式場が増えた理由まとめ
今回の記事で書いた4つの理由を簡単にまとめると「人材不足の式場が増えた、それと並行してプランナー業務を受託できる人も増えた」と言えます。
これらがフリープランナーを募集する結婚式場が増えた理由はすぐに解決するものではなく、今後も続くことが予想されるので、プランナー募集も続くものと考えられます。
フリープランナー向けの委託案件に興味がある方や、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。