ウェディングプランナーが業務委託で働く場合の研修ってどうなってるの?
もくじ
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、ウェディングプランナーが業務委託で働く場合の研修の実態についてをお送りします。
業務委託契約におけるウェディングプランナーの接客前の研修とは
「研修」とは、一般的には勉強会や講座受講、トレーニングなどを通じて、業務において必要となる知識やスキルを習得することを意味します。
その内容としては、仕事の基本的な知識を学ぶ研修、管理職になる人のために向けた研修、特定業務に関するスキルを習得する研修など、さまざまな目的ごとに実施され、必要に応じて、段階的に複数の研修を経験することもあります。
結婚式場運営企業に勤める社員プランナーの場合は研修機会を所属企業が用意することがほとんどですが、業務委託契約で外部のプランナーとして接客に出る場合は、どのような研修を受けるのでしょうか?
基本的に業務委託契約でプランナー業務を受託する場合、その人はプランナー実務経験者であることが前提となるので、研修不要では?と思うかもしれませんが、実際は会場の設備、アイテムラインナップ、見積りの作り方やアイテム単価、特典のつけ方、顧客管理システムなどは会社によって様々なので、接客に出る前に研修を受けることがほとんどです。
具体的な研修内容例
新規接客案件の場合
- 会場設備の案内、理解
- 設備ごとのプレゼン方法の理解(チャペル、バンケット、付帯設備、等)
- 見積りの作り方、特典付与ルールの理解
- 新規接客導線の確認(施行無し/施行裏)
- 新規接客の流れの理解(目安の接客時間、接客枠の時間、等)
- 新規接客時の使用ツールの確認(iPad、来館者アンケート、料理ブック、その他資料)
- 成約処理の方法、約款の確認(成約後対応が業務範囲に含まれる場合)
企業によって異なる部分もありますが、おおよそこのような内容の研修を行うことが多いです。また、いきなり新規接客に出るのではなく最初は式場所属プランナーの新規に同席するなどのステップを踏むケースもあります。
施行担当案件の場合
- 会場設備の案内、理解
- 打合せの回数とそれぞれの内容の理解
- アイテムラインナップや単価の把握
- アイテムごとのプレゼン、案内方法の理解
- 打合せで使うツールの把握(iPad、進行表のフォーマット、席次表のフォーマット、料理ブック、その他資料)
- 持ち込み規定、支払い方法、等のルールの理解
- 当日立ち合い時のプランナーの動きについて
こちらも企業によって異なる部分もありますが、おおよそこのような内容の研修を行うことが多いです。
イベント案件の場合
※媒体主催イベントや結婚式場運営企業主催イベントでの送客業務を指します。
- 送客対象会場の特徴や金額の理解
- 送客対象となる顧客についての理解(検討度合いや予算感、人数、時期など)
- 接客時間の目安の把握
- 送客方法の理解(システム操作方法、等)
同じく企業によって異なる部分もありますが、おおよそこのような内容の研修を行うことが多いです。
その他の案件の場合
- 対象業務の流れ
- 業務内で使用するツールやシステムの理解
- 接客時間や目的の理解
業務内容にもよりますが、だいたいこのような内容の研修を行うこと多いです。
業務委託案件を受ける前に研修について確認した方が良いこと
時間、回数
新規接客案件の場合は会場によってかなり違いがあり、ブランク無し経験者なら1日研修してすぐ出られる案件もありますし、経験者でもみっちり複数日にわたって研修を行う案件もあります。
施行担当案件の場合は例外なくしっかりと研修を行ってから担当アサインになることが多く、複数日にまたがることがほとんどです。
イベント案件の場合は事前に研修を行うこともありますが、該当イベント初参加の場合は当日の朝少し早く来て1時間前後説明を聞く、という案件が多いです。
開催方法、担当者の有無
まず開催方法はオンラインで行うか実際に会場で行うかの2パターンがあり、基本的な接客内容や使用ツール・システムなどの説明はオンラインで、会場案内など現地でしかできない内容の時は現地で、というように行っていることが多いです。
場合によっては会場での研修が複数回となることもあるので、実際に働き始めたい時期と自身のスケジュール、研修時間の確保などの兼ね合いは事前に確認した方が良いでしょう。
報酬発生有無、交通費の有無
研修に対して報酬や交通費が支給されるかどうかは企業や案件によって異なります。
個別案件によるので一概には言えませんが、1日で新規接客やイベントの研修は報酬無しのケースが多く、10時間以上かかる新規接客や施行担当案件の研修の場合だと研修報酬が発生することが多いです。
やはり20時間くらい研修かかるのに無報酬だとちょっと…という方もいるので、これも事前に確認しておくとよいでしょう。
ウェディングプランナー業務委託案件の研修についてまとめ
ウェディングプランナーが業務委託案件で仕事を開始する際の研修についてのポイントをまとめました。
経験者であっても会場タイプや接客スタイルが異なると、なかなかいきなりハイじゃあ接客出てね!ということにはなりませんので、事前にどのような研修が行われるのかを確認しておくとよいでしょう
今回ご紹介したような業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。