フリープランナーが業務委託契約で稼働時に面倒なこと・大変なこと
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、フリープランナーが業務委託契約を締結して稼働する際の面倒なことについてをお送りします。
個人で業務委託契約を締結するときに面倒なこと
案件探し
どこの企業やどこの式場が業務委託でのフリープランナーを募集しているのかを探すのは意外と大変です。
元上司や元同僚などの知り合いや紹介がきっかけだとすんなり見つかることもできますが、自力で探そうとする場合はGoogle検索、Indeedで検索などの方法が一般的です。
契約書の確認と締結
初めて独立した方だとそもそも契約書の締結という業務をしたことがない人も多いです。
問合せまたは紹介→面談→内容について口頭合意→企業から契約書の確認依頼→確認→合意または修正依頼→契約書の印刷・捺印・送付→確認・捺印・返送→契約締結。
一般的にはこのような流れで進みますが、最近は電子契約システムを取り入れている企業もあり締結方法も様々なので、慣れるまでは面倒に感じることも多いです。
シフトのやりとりや施行案件のスケジュール管理
新規接客案件だといつ何組の来館予約が入るかによってアサインの有無が変わってくるので、プランナー側のスケジュールと式場側の来館予約状況に関する密なコミュニケーションが必要になります。特に当週は来館予約キャンセルも含めて予約状況が目まぐるしく変わることもあるので、このやり取りが面倒になることもあります。
施行担当案件は4か月先以降のスケジュール調整になるのでそこまで煩わしいことになることはありませんが、直近での成約案件が入った場合などは担当を持てるかどうかのやり取りが増えます。
コミュニケーションの取り方
特に複数の企業と業務委託契約を締結して稼働している方の場合は、企業ごとにコミュニケーションツールが異なると面倒になります。例えば、A社はメール、B社はLINE、C社はTeams、といった具合だと情報が散らかるので結構大変だったりします。
また、やり取りする担当者が複数いる場合(基本はマネージャ、不在時は支配人、契約に関することは本社の法務担当者、など)はもっと複雑になります。
請求書の発行
契約締結業務と同じく、自分の請求書を自分で作成してやり取りしたことある方は多くないと思いますので、最初は面倒と感じる人が多いようです。金額を間違えたりすると怒られることもありますしね。慣れればそこまででもありません。
仲介人を介して業務委託契約の再委託で稼働する際の面倒なこと
式場の業務委託案件を人や企業を介して受託するケースで、式場⇔仲介人(社)⇔フリープランナーという契約形態になっていることが多いです。
個人で稼働する場合と比べて契約や請求、アサイン・シフト管理などの煩雑な作業を仲介人(社)がやってくれるので接客に集中しやすいこと、仲介人(社)によっては研修や講義をしてくれるのでスキルアップを見込めるのがメリットです。
しかし、逆に本来やるべきことをやってくれなかったり連絡の返信が遅かったりすると、直接契約している場合と比べて間に1ステップ挟む分式場側とのコミュニケーションがとりにくくなり、面倒さが増すケースもあります。この辺りは一概には言えませんがけっこう人によって異なるようなので、事前にちゃんとしているところか確認することをおすすめします。
また、直接契約の場合と比較すると報酬の一部を仲介手数料として惹かれるので報酬が下がるのもデメリットの1つなのと、仲介会社と雇用契約を結ぶ場合はと派遣に該当するので派遣免許を持っているかは確認しましょう。もしなければ無免許で違法になる可能性が高いです。
プラットフォームサービスを利用する際の面倒なこと
式場とプランナーが直接契約し、稼働を支援するプラットフォームサービスもあります。
当社が運営するWedding Me Worksでは、
- 会員登録すると募集中の案件を一覧で見ることができて案件探しが楽
- 面談、契約に関するところも不明点があれば質問できる
- シフトや接客結果の報告等はシステムを使って簡単にできる
- 式場と直接契約するので報酬の中抜きゼロ
- 請求は運営者が一括して行うので、請求書作成不要(支払書をお送りします)
などのメリットがあります。
しかし、
- システム操作を覚える必要があるので最初は大変
- すべての募集案件を網羅しているわけではないので入れない式場案件もある
- 登録には面談が必要(経験等によっては登録をお断りすることもある)
など、一定面倒なこともあります。
業務委託契約で稼働する時に面倒なことまとめ
フリープランナーが業務委託案件で稼働する場合の面倒なことについてまとめました。
正社員や契約社員、アルバイトなどで企業に雇用されていた時は会社がやってくれていたことも、個人として活動する場合は自分でやらなければならないので当然に面倒なことも多くなります。慣れれば大したことないことも多いですが最初は結構大変だったりもするので、どのような契約形態でどのように仕事をしていくかはできれば始める前に検討してみるといいかなと思います。
今回ご紹介したような業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。