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2023/10/11

ウェディングプランナーの業務委託契約の稼働で絶対にやってはいけないこと

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、ウェディングプランナーの業務委託契約での稼働における絶対にやってはいけないことついてお送りします。

 

ウェディングプランナーの業務委託契約での稼働が増えている理由

2022年後半くらいからウェディングプランナーの業務委託契約での稼働が増加傾向にありますが、その主な理由は下記のようなことが挙げられます。

結婚式需要の回復

2020年から2022年前半くらいまでは緊急事態宣言が出たりコロナ対策があったりと、結婚式の開催がかなり少なかったと言えます。契約済みだけども何度も延期したという方もいるでしょう。
しかし、2022年後半くらいから依然と同水準とまではいきませんが徐々に戻りつつあり、その影響で結婚式場の業務量が増えたことが1つ目の理由です。

結婚式場の人材不足

一方、需要は戻りつつあるものの、この2年~3年で多くのプランナーが退職してしまったため、結婚式需要は戻ってきたけれども現場は人材不足という状態になっている式場が増えています。

この2年間は仕事も少ない状態でしたし、企業によっては給与カットもあったようなので致し方ない部分もあると思いますが、人がいないと結婚式の受注も施行もできないので、式場側も正社員にこだわらず様々な形で人材リソース確保を検討するようになりました。

フリーランス人材の増加

これはブライダル業界に限った話ではないですが、日本中でフリーランス人口が増えてきています。その背景には2018年の副業解禁やフリーランスとして活躍する人を目にする機会が増えた、SNSの浸透、など様々な理由があるのですが、ウェディングプランナー経験者のフリーランスや他業界転職後に副業しようとする人が増えてきたことも、業務委託稼働が増加してきたことにつながる理由の1つです。

フリープランナーの活躍事例の増加

ここまでの理由から業務委託契約での稼働が増えてきたのですが、近年はInstagramを中心に様々なSNSでの情報発信が盛んになってきたこともあり、フリープランナーの活躍を目にする機会が増えました。そういった投稿を見て自分も!と思うプランナーが増えたのも理由ですし、また式場側も委託をはじめ外部のプランナーと連携するという事例を見聞きする機会が増えたのでそれならうちでも、となってきているのも理由の1つだと思います。

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上記のような理由から、業務委託契約での稼働は年々増えてきているのですが、万事うまく回っているわけではなく中にはトラブルになることも少なくありません。今回は業務委託契約で稼働する場合に絶対にやってはいけないことをご紹介します。

 

ウェディングプランナーが業務委託契約での稼働において絶対にやってはいけないこと

無断欠勤

これ正社員でも同じなので業務委託契約に限った話ではないのですが、当たり前にダメです。とういうか連絡したとしても当日欠勤もかなりダメです。そもそも外部のプランナーに委託するということは社内の人員では対応しきれない状況なので、欠勤するともう対応できる人がいない状態になってしまいます。

だから当然にダメなのですが、個人の問題なのか責任感の欠如からなのかわからないですが、たまにする人います。

連絡が遅い

これもかなり印象が悪いですし、企業からの信頼を失いやすいので基本は即レス推奨です。

特に、平日に本業がある方や別の仕事をしている方だと連絡が遅くなることもあるのですが、どんなに遅くても連絡の返信は1日以内にするようにしましょう。もしどうしても予定があって返信できないことがわかっている場合は、先にその旨を式場担当者に伝えておきましょう。

個人情報・機密情報の漏えい

意図していたかにかかわらず、お客様の情報や働いている人に関する情報、場合によっては自身の契約条件などは無断で公表してはいけません。自分のSNSアカウントへの投稿なども含めてです。

昨今はコンプライアンス遵守は絶対であり世間の目も厳しいですし、特に上場企業であれば顧客情報流出などの問題が起これば企業価値にも大きな影響を与えかねないので、十分に注意してください。最悪の場合、損害賠償請求に発展する可能性もあるので情報の取り扱いは慎重に。

貸与物の紛失、器物破損

案件によってはPCや携帯電話、名刺、名札などの貸与がありますが、このような貸与物は契約終了となったタイミングで返却されますのでなくさないようにしましょう。他の業務に使うこともダメです。他にも、接客で使うiPadなどの電子機器の破損等にも十分気を付けてください、たまーにあります。

ネットワークビジネスなどの個人的な営業

取引先の社員や同じ会場で業務を行っている他のフリープランナーに対して、勧誘や営業をすることも厳禁です。場合によっては契約解除になる可能性もあります。

 

式場側がプランナーに対してやってはいけないこと

契約書を交わさない

もともと働いていたOB/OGに仕事を依頼する場合は、条件や勤務内容について口頭で説明するだけというケースも見られます。気心知れた仲だから、というのも背景にはあるかもしれませんが、何かあったときのトラブルのもとになるので契約書はきちんと交わすようにしましょう。

指揮命令をする

業務委託契約では委託者から受託者への指揮命令権はありません。社員と同じように業務指示を出すことはNGなので、しないように注意してください。

契約した報酬金額を支払わない

何かしらの理由をつけて支払わない、または支払いが遅れるのもダメです。

経費等の支給有無を明確にしない

これも契約書の中に明記しておくようにしましょう。

 

ウェディングプランナーの業務委託契約稼働で絶対にやってはいけないことまとめ

雇用契約と業務委託契約では大きく異なる点もありますし、意識の持ち方や接し方も変わってきますので、その違いを理解したうえで式場⇔プランナー間でよい関係を築いていくための参考になればうれしいです。

今回ご紹介したような業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

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