フリープランナーが業務委託契約で式場と仕事をする時に大切なマインドセット
もくじ
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例などをもとに、フリープランナーがクライアント(結婚式場)と仕事をするときに大切なマインドセットついてお送りします。
ウェディングプランナーの業務委託契約稼働の環境が変化してきている
2022年後半くらいから主に下記の理由からウェディングプランナーの業務委託契約での稼働が増加傾向にあります。
- 結婚式需要の回復
- 結婚式場の人材不足
- フリーランス人材の増加
- フリープランナーの活躍事例の増加
以前は外部のフリープランナーに接客業務を委託することは珍しかったですが、今では1つの式場が複数社/人と契約していたり、逆に1人のプランナーが複数の式場と契約しているなど当たり前の光景となってきました。
プランナー経験者の働き方が正社員に限らず多様化してきていること自体は、ポジティブな事象とも言えるでしょう。
しかし、特に2024年に入ってからは式場側の需要とプランナーの共有のバランスが取れてきた感覚があり(これまでは圧倒的に需要過多、要するにプランナー不足だった)、今後はプランナー間の競争が激化していくのではないかと考えられます。
そうなると、プランナー経験があるならぜひ!と呼ばれていた人でも、今後は式場に選ばれるプランナーにならなければ業務を依頼してもらえなくなっていく可能性が高くなっていきます。
式場がプランナーを選ぶ基準はスキルの高さももちろんあるのですが、人間性や人柄も意外と重要な要素です。そこで次のセクションで、大切な心構えを挙げていきます。
業務委託契約で活動するフリープランナーが持っておきたい心構え、マインドセット
①謙虚になりすぎない
式場が外部のプランナーに期待するのは即戦力です。育てていこうという意識はありません。もちろん、これまでの経験を自社会場に合わせてもらうために研修の機会を設けることはありますが、長期的な目線で育成する対象になることはありません。
なので、
- 自信はありませんが精一杯頑張らせていただきます…
- できるかどうかわかりません…
- 式場側から教えてもらっていないのでできません…
のような謙虚すぎる姿勢はマイナスに作用することの方が多いのです。そもそもすべてを教えてもらう意識を持っている人がいたら意識を改めた方が良いでしょう。基本的に自分で考え、どうしても判断できない必要最低限だけ聞く、くらいがちょうどいいと思います。
もちろん、慢心になって高圧的に接するよりは謙虚な方がいいのですが、業務委託契約の場合は自信のなさにつながるのでこれは注意した方が良いです。
②契約が終わってもさっぱり割り切る
業務委託契約は意外とあっさり終わることも多いです。
- 式場側で中途社員が採用できた、別の店舗から異動してきたので発注しなくなって終わる
- 来館が減って社員だけで回せるようになったので終わる
- 別の会社に運営ごと委託することになったので終わる
このように様々な理由から業務委託契約は終了しますし、そういった内容が契約書に記載されていることがほとんどです。必ずしもプランナー側に契約解除の理由があるわけではありません。
雇用契約で会社からクビにされたらけっこう誰しもがへこむとは思うのですが、業務委託契約だと普通によくあることなのでそのあたりは割り切って考えられるとメンタルが安定してよいと思います。
③自分のやり方を通すのではなく式場に合わせる
自分のスキルに自信を持っているのはいいことなのですが、接客の作法や流れは式場に合わせて仕事に臨んだ方が良いです。
例外的に、あなたのノウハウを教えてほしい、社員メンバーの育成までしてほしいなど独自のスキルを求められているケースもありますが(その場合は存分に発揮してください)、そうした場合を除き、式場のやり方に従うようにしましょう。
正社員との違いをしっかり理解することが重要
上で挙げた3つのポイントは、Wedding Me Worksの事例や寄せられる相談でも多い内容です。
おそらくまず最初に意識した方が良いのは「雇用契約(正社員など)と業務委託契約は期待されていることが違う」ということかなと思います。
正社員時代には良しとされていたことも、業務委託契約だとマイナスになることもありますので、知識的にも心構えとしてもしっかりと準備して仕事に入って行けると円滑に進んでよいのかなと思います。
また、そもそもNGなことって何?という方はこちらの記事も参考にしてみてください。
・ウェディングプランナーの業務委託契約の稼働で絶対にやってはいけないこと
フリープランナーのマインドセットについてまとめ
フリーランスだとメンタルの揺れはプライベートも含めてあらゆるところに影響してくるので、できるだけ安定した状態で過ごすことが重要になります。
しかし、特に駆け出しフリーランスの方の場合は正社員時代の感覚や価値観との違いに戸惑うことも少なくないので、今回ご紹介したような内容をぜひ意識してみてください。
今回の記事でご紹介したような、ウェディングプランナー経験者の業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。