ウェディングプランナー経験者がクリエイティブスキルを学ぶメリット
もくじ
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例などをもとに、ウェディングプランナー経験者がクリエイティブスキルを学ぶメリットについてお送りします。
ウェディングプランナー経験を通じて得られるスキル
プランナー職を経験した人が身につけられるスキルは大きく分けると以下の2つだと言えます。
- BtoCの営業力(主に新規接客担当者)
- プロジェクトマネジメント力(主に施行担当・打合せ担当者)
結婚式の新規接客は高額&無形商材を対個人に販売するという他業界では得にくいBtoC営業スキルを必要としており、また打合せは1組の結婚式を1つのプロジェクトと見立てるとプロマネスキルが身につく業務と捉えることができます。
プランナーとしての業務経験を通じてこのようなスキルを身につけながら、ブライダル業界で仕事を続ける方、他業界に転職される方、独立される方など、そのキャリアパスは多様化してきているのが現状です。
これらのスキルは希少性の高いスキルではあるものの、これだけでパフォーマンスを発揮しやすい職種は限定されているのもまた事実であり、ウェディングプランナー経験を通じて得られるスキルと合わせて「クリエイティブスキル」を学ぶことで人材価値をより高めることができるなぁと感じています。
特に最近は
- WEBやSNSを使ったマーケティングの広がり
- 様々なAIツールの社会への浸透
といった社会環境の変化と合わせて
- ブライダル経験者フリーランスの平日の仕事ニーズの高まり
- 在宅でできる仕事ニーズの高まり
など働き方の多様化の背景もあり、営業や接客以外のスキルを身に着けることでのメリットが大きくなってきています。
クリエイティブスキルとは何か?
一般的に「クリエイティブスキル」とは創造的な作業や表現に必要な能力や技術のことを指し、制作物に関わる業務を行う上で必要となるスキルです。最近では企業の採用においても重視される傾向にあります。
具体的には
- グラフィックデザイン
- 動画編集
- Webデザイン
- コピーライティング
- 企画立案
などで、ブライダル業界はもちろんその他多くの業界でも必要とされるスキルです。
また、もう少し広義で捉えるとマーケティングやビジネスに関する知識やスキルも対象になると言えます。
上述の制作物等を通じて顧客にどのような訴求をしていくか、事業をどのように運営・成長させていくかを考えられるようになることで、ビジネスパーソンとしての価値はより高まるためです。
そして、ウェディングプランナーの経験とクリエイティブスキルの相性はかなりいいと思ってまして、その理由を次のセクションで書いていきます。
ウェディングプランナー経験者がクリエイティブスキルを学ぶメリット
大きく分けると以下の3点だと考えています。
- クリエイティブスキルの汎用性が高いこと
- 営業力のあるクリエイター、デザイナー、マーケターの希少価値が高いこと
- ブライダル業界内のニーズが実は大きいこと(平日の仕事ができる)
1.クリエイティブスキルの汎用性が高いこと
昔から「手に職を」とはよく言われていますが、上述のクリエイティブスキルは多くの業界でも必要とされるスキルなので今後も企業からのニーズは高いと予想されます。
また、実務内容的に在宅やリモートワークとの相性もいいので、多様な働き方・ライフステージの方にとって役に立つシーンも多いと思います。
2.営業力のあるクリエイター、デザイナー、マーケターの希少価値が高いこと
ほんとにざっくりとした全体的な傾向としてですが、クリエイティブスキルと営業スキル(対人コミュニケーションスキル含む)は負の相関があるので、営業力の高いクリエイターの希少価値はかなり高いです。いないんですよ、あんまり。
また逆に、「クリエイティブやマーケティングがわかる営業」の人材価値も高いので、営業ができるクリエイター/クリエイティブがわかる営業、どちらであっても企業からのニーズは高く引く手あまたの人材になれるんじゃないかなと思います。
3.ブライダル業界内のニーズが実は大きいこと(平日の仕事ができる)
上記2にプラスして、ブライダル業界のオペレーションや業界環境を現場レベルで知っていることもかなり強みになります。というのも、結婚式場運営事業者がクライアントとなる場合に前提条件などのすり合わせの工程をスキップできるからですね。
なので、結婚式場のクリエイティブ制作やSNS運用代行などの仕事をやりたい人にとってはかなりのアドバンテージになると思います。
ブライダル経験者の方とお話ししていると「ブライダル業界は好きだから仕事は続けたいけど、土日フルは難しいので現場以外の仕事がいい」という希望をよく聞くのですが、そういった場合にとても相性がいいと言えるでしょう。
ウェディングプランナー経験者がクリエイティブスキルを学ぶメリットまとめ
プランナー経験を活かしてブライダル業界内の別の職種へ、そんなキャリアパスを選べる人が増えるといいなと個人的には思っています。ライフステージが変わるタイミングで業界を変える人も少なくないので、多様な働き方ができるようになるためにもスキルの幅を広げられる機会を創出していきたいと考えています。
ブライダル業界でのフリーランスとしての働き方を支える仕組みをこれからも作っていきますので、ウェディングプランナー経験者の業務委託案件での働き方に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。