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2022/07/14

フリープランナーが働きたいと思う結婚式場の特徴

こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」で活躍しているフリープランナーさんからよく聞かれる働きたいと思う結婚式場の特徴をまとめます。

 

新規接客で入りたいと思う結婚式場の特徴

1.報酬単価が高い

やはり報酬額は重要視している方が多いですね。

現在の首都圏の報酬相場は

  • 接客報酬単価:4,000円~7,000円
  • 成約報酬単価:40,000円~80,000円

程度ですが、これくらいの水準を大きく下回るとよほどの理由がない限り選ばれにくいと言えます。

そのため、上記水準と同等またはそれ以上の報酬額を設定することが重要だと言えます。

 

2.接客予定の来館キャンセル率が低い

新規接客の業務委託で稼いでいるプランナーの主な収益源は接客報酬ではなく成約報酬(インセンティブ)なので、せっかく予定を空けて新規接客をするつもりでいても接客機会がないと稼ぐことができません。

来館キャンセルになったとしても接客報酬の支払いを保証している会場も多いですが、成約を取ってナンボのところはあるので、来館キャンセル率が30%を超えるような会場だと徐々にプランナーが離れ他の案件に移っていくことも少なくないので、来館キャンセルを防ぐための取り組みまたは柔軟なアサインルールの設定が重要です。

 

3.シフトを提出したときの発注率が高い

プランナーが「この日は入れます!」と言ってもそもそも来館予約がないと業務を発注することができません。そうなると予定は空いているのに稼げないので、他の式場の案件も受けようかなぁとなりがちです。

これは式場とプランナー間でどのように稼働を確保しているのかの方法にもよるので一概には言えませんが、仲介者がおらずに式場とプランナーが直接契約しているケースであれば、出来るだけシフトを提出されたときに発注できるような環境を作ることが重要になります。

 

4.来館前のヒアリングがしっかりしている

先ほども書いたように新規接客の委託で稼いでいるプランナーは成約率が報酬に直結するので、自分のスキルを最大限発揮できる環境で新規をしたいと考える方が多いです。

プランナーの個人の経験やスキル以外で成約率に関わる要素としては、

  • 来館前のヒアリングの深堀度
  • 来館時のお客様が持つ情報量(要するに決める気で来館してくれているか)
  • 全体接客の有無

などがあり、最大限のパフォーマンスを発揮できる新規接客環境が整っているかどうかも重要な要素です。

 

5.フリープランナーに対してフレンドリーな雰囲気

これはフリープランナーに限らず職場の人間関係の話と言ってしまえばそれまでなんですが、社外から入っているプランナーを迎え入れる雰囲気ができているのかもけっこう重要な要素です。

例え報酬が高くて結果も出しやすい環境だったとしても、委託先の職場の方々に陰口を言われたり嫌がらせをされたりするともう行きたくなくなってしまいます。

実際にそんなひどい環境であることはほとんどないのですし、現実問題として社員と委託の方をどのようにマネジメントするかは難しい問題ではあるんですが、その手腕を持つ支配人や管理職の方がいる式場の方が活躍していることが多い気がしますね。

 

担当・打合せで入りたいと思う結婚式場の特徴

1.報酬単価が高い

こちらも新規接客と同じく、報酬額は重要視している方が多いですね。

現在の首都圏の担当報酬相場は1組当たり

  • 担当報酬単価:50,000円~120,000円

程度ですが、これくらいの水準を大きく下回るとよほどの理由がない限り選ばれにくいと言えます。

そのため、上記水準と同等またはそれ以上の報酬額を設定することが重要だと言えます。

 

2.打合せフロー・オペレーションが確立している、または自由

これはプランナーとの相性によるのでどちらがいいか悪いかの話ではありません。

  • 決まった流れでしっかり業務を遂行したいプランナーの方には、フロー・オペレーションが決まっている式場の方が相性が良い
  • お客様の希望や要望や合わせて柔軟に自由に提案・打合せをしたい方は、フロー・オペレーションが固まっていない式場の方が相性が良い

このような感じで、プランナー自身のスキルや経験、志向性と会場ルールがマッチするかが重要です。ただ、後者のパターンの方が業務量は多くなりやすいので、報酬単価は高めに設定されることが多いですね。

 

3.顧客との打合せ以外の業務量が少ない

下記のような打合せ以外の業務がどこまで業務範囲に含まれるかも重要です。

  • 打合せ内容のシステム入力
  • パートナーへの発注業務
  • 納品確認、検品
  • オンラインでの打合せが可能かどうか

また、これらは単純な業務量だけでなく、システム発注なのかFAX発注なのかなど、効率の面も関係してきます。表面上は同じ1組当たりの単価でも実はその中に含まれる業務範囲が全然違うということもあるので、業務を減らすというよりは契約締結前にきちんと明示して納得してもらったうえで仕事を進めることがポイントになります。

 

4.顧客やパートナーとのコミュニケーションが取りやすい環境

これはプランナー対顧客やプランナー対パートナーの連絡手段の話で、式場によっては制限が厳しい場合もあります。例えば

  • 顧客との連絡手段はメールに限定される
  • 式場の事務所に行かないと顧客からの返信メールを確認できない
  • パートナーとの連絡は社内システムを通してしかできない

など。これはもともとオペレーションが社員が担当することを前提に組まれていること、個人情報保護の観点から情報漏洩リスクに対してセキュリティをきちんと設定していることなどが背景にあるので式場側の対応不足というわけではないのですが、コミュニケーションコストは負担になりやすく見落とされがちな部分なので、そこの部分も考えられるといいかもしれません。

 

5.フリープランナーに対してフレンドリーな雰囲気

新規接客と同じですね。

もちろん、式場側がフリープランナーに対して迎合するだけでなく、委託されるプランナー側も同様です。

 

フリープランナーが働きたいと思う結婚式場の特徴

新規案件、打合せ・担当案件とも共通しているのは、報酬とパフォーマンスの発揮しやすさ、そして雰囲気だと言え、こういったプランナー側からの意見やコメントは当社のサービスを通じてご利用いただいている式場にも定期的にフィードバックしていく予定です。

また、業務委託案件に興味があるフリープランナーの方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

この記事を書いたライター

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