ブランクがあってもウェディングプランナーとして復帰できる?
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」での事例から、ウェディングプランナー経験者のブランクからの復帰についてをお送りします。
ウェディングプランナーのブランク
もともとウェディングプランナーをされていた方が新規接客や施行担当などの業務へブランクを経て復帰する事例が増えてきています。またその方法も、正社員としてだけではなく、アルバイトや派遣、業務委託契約など多様化してきています。
- ブライダルから他業界へ転職したが、ブライダルの仕事の魅力を改めて感じたのでまたやりたいと思った
- 出産、育児期間は仕事から離れていたが、子供が小学校に上がったのでできる範囲で復帰しようと思った
- 新居を買う、車を買う、子供の教育資金、などの理由でまとまったお金を稼ぐ必要があり、すぐにできる仕事をしようと思った
など人によって理由は様々ですが、ブライダル業界全体の人員不足という背景もあり、現場復帰を考えている方は多いと思います。
しかし、現場の仕事から離れてブランクがある場合、そんなに早々に復帰できるものでしょうか?
ブランクは大きく分けると以下の2つがあり、
- 仕事からのブランク
- ブライダル実務からのブランク
前者は仕事そのものをしていなかった期間がある方、後者は仕事は続けていたけどブライダル業界ではなかった方、というイメージです。
復帰にあたってハードルになるもの
結論から書くと、ブランクがあってもプランナー復帰は可能です。ただ誰でも簡単にできるというわけではなく、実際に仕事をするにあたってはいくつかハードルになることがあります。
知識や経験のアップデートが必要
どれくらいの期間離れていたかによりますが、数年以上の場合だと現役で働いていた時と環境が大きく変わっていることがあります。
新規接客であれば、競合する会場、見積りの金額、見学予約するときの媒体・SNS、メディアに掲載される情報、カップルの出会い方の変化、など社会的な変化や業界的な変化が様々あります。
また、施行担当・打合せであれば、商品ラインナップの変化、顧客管理システムの変化、WEB招待状利用者の増加、など結婚式そのものもそうですし準備段階で使うツールやアイテムも変化しているでしょう。
このように、もし古巣の会場に復帰する場合であっても、最新情報へのアップデートは必要になります。
トレンドの変化のキャッチアップが必要
ドレスやアイテム、会場装飾などのトレンドと時代とともに変わっていますので、それもキャッチアップが必要です。
ゼクシィをはじめとした式場紹介メディアは大きく変化してはいませんが、最近はInstagramでの情報収集がプレ花の中でも常識となっていますから、インスタ見たことありませんだとかなり厳しいと思います。
仕事の感覚を戻す
プランナーを辞めた後に接客や営業から離れていた場合、ビジネスの現場で人と話すこと自体が久しぶりということもあります。
その場合、復帰してすぐの時は人と話す感覚が戻っていないこともありますが、これは慣れとともに戻ってくる人が多いですね。
体力
自分は若いつもりでも、実際は年齢を重ねて体力が落ちていることも多いです。復帰直後の頃などは特に、これくらい現役のころはやれていたのに、、、と感じることも少なくないでしょう。というかよく聞きます。
時間の融通の利かせ方
これはブランクの有無とは少しそれますが、特に子育て中の方の場合だとフルタイム・土日出勤必須での復帰はかなり難しいケースも多いです。
土曜日だけ、17時まで、月に担当2組まで、など、融通を聞かせられる働き方ができれば復帰は可能ですが探すのが面倒、見つからないという声もよく聞きます。
しかし最近はWedding Me Worksのようなマッチングプラットフォームや業務委託契約を前提とした式場のプランナー募集求人も増えているので、以前と比べると見つけやすくなったんじゃないかなと思います。
ウェディングプランナーの復帰事例
実際にWedding Me Worksでのブランクありプランナー経験者の活躍事例から、おすすめの復帰までのステップ例をご紹介します。
仕事は続けていてプランナーからは離れていた場合
期間の長さにもよりますが、1年未満の場合は案件問わず皆さん何の問題もなく復帰されている印象です。
1年以上~数年の方はいきなり複数案件をバリバリこなすのではなく、月に1-2組の担当や月2回の新規接客から少しずつ接客の仕事に慣らしていく感じで進める方が多いですね。
仕事から離れていた場合
こちらも期間の長さによるのですが、特に子育てをされていた方だと数年のブランクになっていて仕事自体も久しぶりというケースも多いです。
その場合、復帰の最初はブライダルイベントスタッフや施行当日スタッフなど1日で終わる案件から開始し、徐々に慣れてきたら新規案件や施行担当案件にもエントリーするという流れをオススメしています。
もちろん、最初から新規や施行担当案件にエントリーすることもできるのですが、企業側からブランクを理由に断られることもなくはないので、その場合でも段階を踏んでいけば復帰は可能です。
ブランクありのプランナー経験者の復帰についてまとめ
ウェディングプランナー経験者がブランクから復帰する際のポイントやケースをまとめました。
様々な理由で業界を離れた人でも復帰することは可能ですし、正社員にこだわらなければ以前より復帰しやすい環境は整ってきていると言えるでしょう。
今回ご紹介したような復帰に興味がある方、自分だったらどんな働き方ができるのかとお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。