#01 【Wedding Me Works】サービスの軌跡_事業立ち上げ編
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」のサービス立ち上げからの軌跡を残すストーリー。背伸びせず卑屈もせず、等身大の自分たちを知ってもらいたいなと思ってます。今回はその第一弾、サービス立ち上げまでの話をお送りします。
Wedding Me Worksを立ち上げた理由について書いてみる
Wedding Me Worksは結婚式場とウェディングプランナー経験者のマッチングサービス、フリーランスや副業プランナーと式場との業務委託契約での活動を支援しています。
実はこのサービス、様々な困難を経て2021年9月に正式リリースを迎えたのですが、これまでそうした背景やストーリーを対外的に公開してきませんでした。
しかし、リリースから2年半が経った今では多くの企業やプランナーの方にご利用いただいており、また今後も事業成長を続けていく予定なので、当時を忘れてしまう前に「サービスの軌跡」を書いてみることにしました。
サービスリリース時、2021年当時の状況
2020年に最初の緊急事態宣言が発令され、ブライダル業界も大きな打撃を受けました。結婚式は開催できず、仕事もなくなり、さらにいつ解消されるのかがわからない先行きの不透明感もありました。
雇用状況としては、2020年は雇用調整助成金があったこともあってそこまでブライダル業界での退職者が増えた印象はありません。出勤調整などはあったものの、雇用自体は継続している企業が多かった気がします。
その一方で新規採用はどの企業もほぼストップ。2021年、2022年の新卒採用数はかなり少なかったですし、中途採用も完全に停止した企業がほとんどでした。社会環境が元に戻るまでとにかく耐える期間だったと言えます。
しかし、繰り返される宣言、大人数が集まる催しを開催しにくい空気感は2021年になっても続きました。結婚式自体の開催も少しずつ増えてきたものの、少人数化や相次ぐ延期など以前の業界とは全く異なる状況です。
- 結婚式を挙げたくても挙げられない新郎新婦
- 売上の見通しが立たず、いつまでこの状態が続くのかもわからず経営が苦しくなる一方のブライダル企業
- このままこの仕事を続けてもいいのか…、と疑心暗鬼になる従事者
こんな状況だったのです。
Wedding Me Worksを立ち上げた時の想い
顧客、ブライダル企業、従事者にとって、これから先で何が必要になるんだろうか?
アナロジーでは多くの人の話を聞きました(みなさん、その節はありがとうございました)。
- ブライダル企業の経営者
- 結婚式場で働くウェディングプランナー
- フリーランスのウェディングプランナー
- 異業種に転職した元プランナー
など。多くの方にお話をお伺いしたりアンケートにも回答してもらって、共通して感じたのは「ブライダルの仕事は好きである」ということ。やりがいを感じるポイントは人それぞれでも、この業界で仕事をすることはみんな好きだと言っていたのです。
ただ、ではこのまま長く続けたいと思うか?と聞くと必ずしもそうではない。
- 結婚式を挙げる人が減っていくので漠然と不安だ
- 給料が安いし上がらないので、結婚したら続けにくい
- 労働時間が長いので体力的に厳しい
- 子供が生まれたら土日フルで仕事はできないので続けられない
このような理由から、好きではあるけど続けられないと考えいている方(考えていた方)がほとんどだったのです。
ライフステージや思考は人それぞれ違っても、より多くのブライダル業界経験者の方々が自分のスタイルに合わせて仕事を続けるためには新しい仕組みが必要になる。そしてその仕組みをうまく利用してもらうことで、長く自分らしく働く人を1人でも増やしていきたい。
Wedding Me Worksはこのような想いから生まれたサービスなのです。
まとめ
第1話はここまで。
今後もこんな感じで運営者としての想いもお伝えしていけたらと思います。
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