#02 【Wedding Me Works】サービスの軌跡_企画アンケート編
こんにちは、アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。
当社で運営している結婚式場とウェディングプランナー経験者の業務委託マッチングサービス「Wedding Me Works」のサービス立ち上げからの軌跡を残すストーリー。今回はサービス立ち上げ前に行ったアンケート結果の話をお送りします。
前回の記事はこちら。
・#01 【Wedding Me Works】サービスの軌跡_事業立ち上げ編
アンケート実施概要
Wedding Me Worksの事業企画をしていた際に、プランナー経験者向けにアンケートを実施しました。
概要
- 有効回答数:86
- 回答者属性:ブライダル経験者かつ現在は他業界で活躍されている方
設問
- ブライダル業界で経験された職種について教えてください
- ブライダル業界の経験年数を教えてください
- 現在の年齢を教えてください
- 現在のお仕事について、業界と概要を教えてください
- ブライダル業界で働いていてよかったことを教えてください
- 今後ブライダル業界で働きたいと思うかどうか教えてください
- ブライダル業界でまた正社員として働きたくない(働きたいと思わない)理由を教えてください
回答結果
アンケート結果からの考察
最初の4問は回答者属性についての設問なので特に触れなくてもよいですよね。ブライダル業界に3年~7年くらい在籍していて今は30代前半くらい、他業界に転職した元プランナーの方を対象に行ったアンケートになります。
注目する結果となったのはQ6で、「また正社員として働きたい」と回答している人が2%しかいない点です。これは言い換えると、一度ブライダル業界から出ていくとほぼ二度と戻ってこないということを意味しています。まさに片道切符。この結果を見てここまで極端なのか…と半ば絶望したのは今でも覚えていますね。
しかし一方で希望も持てる側面もありました。
Q7の結果では、戻らない理由として「仕事のやりがいがないから」と回答した人はわずか1%しかおらず、給料が安い、土日出勤必須が難しい、体力的な問題が主な理由であることがわかりました。つまり、仕事自体は楽しいし好きだけど、環境や条件が理由で働けない人が多数いることが証明されたのです。
- 給料をちゃんと稼げるためにはどのような仕組みが必要か?
- 土日が必須ではなかったとしても、式場にとってありがたいと思ってもらうためにはどのような仕組みが必要か?
- 接客はハードであっても、自身の体力やスケジュールに合わせた業務設計を実現するためにはどのような仕組みが必要か?
このアンケートの結果をもとに、主たる課題を解決し、すでに業界を去ってしまった人、もしくはこれから去ってしまう可能性が高い人も働きやすい環境を作ることを目指し、Wedding Me Worksの具体的な事業案を練っていくことになります。
プランナーや元プランナーにとっての付加価値創造はもちろん、式場運営企業にとっても利用価値のあるサービスでなければ立ち上げる意味はありません。
おおまかな仮説はここまでである程度立てられた。次はここからそれぞれのインサイトの深堀をしていくことになります。詳しいことはまた次回に続きます。
まとめ
第2話をお送りしました。
サービスを立ち上げる際は事業者の想いは大事ですが、それが本当に対象者のニーズにフィットしていないと伸びないので、できる限り生の声を聞くことは大事だと思います。
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