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2024/06/17

【業務委託プランナーで世界が広がる働き方】フリーランスとして人生の進路を掴む!…飯田初実さんのケース

「ウェディングプロデュースを専門に手がけるフリープランナーとして、独立したい」

独立を見据えてキャリアを積みたいけれど、キラキラした世界で、自分も戦っていけるのだろうか…そう二の足を踏んでしまい、チャレンジに踏み切れない方も多いのでは。

今回紹介する飯田初実さんは一度はブライダルとはまったく別の業界に転職したあと、結婚を機に地方へ移住。キャリアを活かした転職もままならない地域だったからこそ、心機一転「ならば、やりたいことをやってみよう」と業務委託プランナーと並行し、フリープランナーとしての道を歩み始めます。業務委託プランナーやフリーランスでの出会いを通じて、コミュニティと人脈を培い、一歩一歩着実に”なりたい時分”の夢を叶えていく初実さんの働き方とは?

 

「フリープランナーでやっていく自信がない」一度は諦めた夢。そして再びブライダル業界に戻るまで

今回お話を聞いた飯田初実さんは、フリーランスになって8年。自身のプロデュースブランドを持ちながら、並行し収入の軸として業務委託プランナーとしても活動している。

人の役に立ちたい、人を喜ばせたい…そんな一貫した想いを胸に、知的障がい者施設の職員からウエディングプランナーへ異色の転職。しかし、ブライダルの世界で体力の限界と、組織の中でできる限界を強く感じ、一度はブライダル業界に居続けるのを断念し、異業種へ転職してしまう。

しかし、結婚で引っ越した先の地域では、キャリアを活かせる転職が難しい環境。しかし逆境が、初実さんの心に再びチャレンジへの火を付けた。

「周りに何もないからこそ、本当にやりたいことをやろうって思えたんです」

【お話を聞いた飯田初実さん(38歳)のプロフィール】
プランナー転職前は保育士と幼稚園教諭の免許を取得し、知的障がい者の方が入所する施設で支援員として勤務。学生時代の恩師の定年退職をねぎらう会を主催した際の企画力を周囲から絶賛され、イベントのプランニングの楽しさに目覚める。

プランナー育成学校に1年通学後に、大手ブライダルプロデュース会社にウエディングプランナーとして転職。その後も一貫制の人気会場でキャリアを積み、打ち合わせから当日施工まですべての経験を積む。

ブライダル業界を退職後は一時大手不動産会社の営業職に転職したが、結婚を機に退職。首都圏から関西方面への引っ越しを機に、胸の中に秘めていた”フリープランナー”として、独立の道を歩み始める。

Q:ブライダル業界の正社員を一度辞めてしまった理由は?

【初実さん】
ウエディングプランナーの仕事が大好き。でも残業が80〜100時間が毎月続き、年齢を重ねていったときに、この働き方が出来ないと感じたのがまずひとつ。

もうひとつは、私一人が提案やプロデュースできることはしてはダメ。みんなが思いつく内容のプロデュースをして欲しいと上司から言われたのも、退職を考えるきっかけになりました。

他のプランナーが思いつかない演出やサービスを提案すると、お客様へのサービスに差が出てしまうから…といった理由からです。お客様に喜んでもらえる全力の提案ができないことに、納得ができなくて。

プランナーとしてお客様に寄り添った提案が出来なかい歯がゆさから、フリーランスや転職の道も考えるようになりました。

Q:一度ブライダル業界とは違う道を歩き始めた理由は?

【初実さん】
ウエディングプランナーとして縛られない働き方をしたい。お客様に全力の提案をしたい…と考えたら、自然とフリープランナーとして独立の道も、選択肢としてあったんです。

でも退職を迷っていた当時の今から10年ほど前は、フリーとして活動できるのは、限られた輝いている女性のイメージが大きくて。安定した収入を考えると、その時は現実的にひとり立ちする決心はできませんでした。

もやもやしているうちに、残業時間のあまりの多さに体が悲鳴を上げて、ブライダル業界とはまったく違う不動産系に転職を決断したんです。

Q:再びブライダルの世界へ…フリーランスとして戻ってきた理由は?

【初実さん】
結婚を機に引っ越したのは、都会の喧噪から離れた、とてものどかな場所です。でも逆を言えば、キャリアを活かした転職先を身近で探すのが本当に難しくて…。でも、何もない環境のおかげで「なら、ゼロから自分でやるしかないな」と独立を決断できました。

もうひとつ、結婚して収入が一人馬力ではなくなったのも大きかったかもしれません。ちょうどタイミングよく、私の退職を聞きつけたブライダル時代のお取引様から「ウエディングプロデュース業を開始したので手伝ってほしい」といった話が舞い込んできたのも、独立を後押ししてくれました。

これは結婚したばかりで、8年ほど前の話です。

今のように表立って業務委託プランナーの募集をしている企業やサービスはほとんどなくて、とにかく手探りでフリーランスとしての活動を始めました。だから、最初は、決して順風満帆ではなかったですね。

「仕事はバランスとリズムの調整が大事です」フリー歴8年!経験豊かな業務委託プランナーの働き方

フリーランスプランナー・業務委託プランナーの働き方への情報が非常に乏しい頃に独立し、すべて手探りで自分なりの方法で仕事を受注し、仕事の幅を広げていった初実さんの働き方は、これから業務委託プランナーを目指すひとたちにとって、学びたい秘訣がたくさんある。

気になる現在の収入は…8年を経て月々の波はあれど、コンスタントに50万前後を得ているという。その裏には、現状に常に満足せず業界の情報を獲得したり、新規接客を勉強する講座を受講したりと常に自分自身をブラッシュアップして幅を広げる努力がある。さらにアンテナを常に張って的確なタイミングで自分を売り込み、仕事を獲得する姿勢を続けているから。

やがて収入の増加と比例して、信頼厚きプランナーとしてどんどん案件が舞い込むと同時に、業務無責任が重くなり、いつの間にか体力も心も、正社員時代同様余裕を失ってしまっていた…。

そんなときに出会ったのが『Wedding Me Works』だ。

「収入の安定と心の安定を同時に手に入れたのは、実はここ半年ほど。『Wedding Me Works』をはじめた頃からです」

【初実さんの1週間のワークローテーション】

【プランナー業務】
初実さんのプランナー業務の軸は2つ。

フリープランナーとして関わっているウエディングプロデュース業と、Wedding Me Worksを経由して請け負う業務委託案件だ。

コンスタントに仕事が入るよう、担当打ち合わせ業務で3社・新規接客で5社と契約を結んでいる。フリープランナーとしては沖縄を中心とするリゾート婚プロデュースの会社と提携し、ウエディングプロデュースだけでなく新規会場開発の案件にも携わり始めた。

【Instagramを活用した業務】
フリーランスになってすぐ、Instagramでの情報収集・情報発信に力を入れていた初実さん。その努力が現在は「Instagramの代行運営」や「スケジュール管理講師」の案件につながっている。ふたつの仕事はプランナー業務の合間に、臨機応変にスケジュールへ組み込んでいく。

【オンライン業務を増やして在宅日を確保】
オンライン打ち合わせが可能な会場を探したり、新規接客業務を適宜入れることで、自分にとってベストなスケジュールを入れるよう工夫し、週3日以上は在宅時間を確保。8年以上フリーランスのキャリアがある経験豊富な初実さんならでは。

『Wedding Me Works』を知ったきっかけは?

【初実さん】
『Wedding Me Works』を知ったのは、以前お世話になっていた業務委託案件の継続が難しいと感じていたからです。信頼度が高いゆえに、案件の責任度も難易度もどんどん高くなってしまい、体力的にも精神的にも負担が大きくなってしまって…。一度は「もう、打ち合わせを業務委託で請け負うのは、辞めよう」とまで考えていました。

そんなときですね。『Wedding Me Works』を検索で見つけたのは。

Wedding Me Worksは、ホームページを拝見してシステム構築や紹介方法がしっかりしていると感じました。実際にお仕事を開始してみると、問合せから仕事紹介までとてもスムーズですし、新しい環境に行っても、担当のキャリアアドバイザーの方が事前にしっかり根回ししてくれています。とにかく、安心して働ける環境が、とても魅力的ですね。

Q:Q:多彩なフリーランスかけもち状態…本当に無理せず両立は可能?

【初実さん】
実は、『Wedding Me Works』を始める前の昨年までは、本当に忙しくて休日をとる暇もないほどだったんです。Wedding Me Worksとは別の業務委託を繋いでいただく会社に登録していたのですが、紹介していただくのは打ち合わせばかり。しかもほぼ、会場に出勤しなければならなかったんですね。

ワーク・ライフ・バランスをとるためには、家にいる時間を増やしたい…。それで、自由に自分で案件を探せるWedding Me Worksにだけに仕事の窓口を絞りました。新規接客の仕事やオンライン打ち合わせ可能な会場を探して、バランスをとる体制に変えたんです。担当施行数は多くても、月に3〜4件と決め、平日はなるべく自宅にいる時間を多く持つように心かけています。

いまは1週間で半分は在宅、半分は現地に出勤、週1日は完全にオフにできていますね。

また、家族との自分自身の時間も大切に、後回しせず確保するようになりました。主人が公務員なので、なるべく土日も月に数回は休日をとるようにしています。いまは正社員時代より、しっかり休めているんですよ。

「自由だからと無理をせず、まず仲間を見つけて」フリーランスの先輩から初心者さんへ働き方のアドバイス

経験に裏付けられた理想的な働き方に「私もフリーになりたいんですが勇気がでなくて」「初実さんみたいな働き方がしたいです」と、ブライダル業界の後輩やSNSのDMで相談されるケースも多くなってきたそう。

これを読んでいる読者の方も、ウエディングプランナーのキャリアを活かしたフリーランスの働き方を知りたい、と思っているのではないだろうか。

フリープランナーとして、業務委託プランナーとして、”自分のやり方”で一つひとつ夢を叶えてきた初実さんに、今から独り立ちしようとしている方たちへのアドバイスを聞いた。

Q:業務委託プランナーをはじめる方にアドバイスを送るなら?

【初実さん】
業務委託プランナーを始めると、本当にいろいろなご縁がつながり、さまざまな案件が舞い込んでくると思います。

ひとつの会社から「別の会場もお願いしたいです」と頼まれる場合もあるでしょう。フリーランスは働いた分だけ収入になるので、ここで断るのはと不安に思うかもしれません。

でも、契約している会社や会場が増えれば、その分移動時間もかかり、収入の計算方法も異なります。実はそういった細かい部分が、慣れないうちは、思っている以上に負担としてのしかかってくるんです。慣れるまではゆっくりスタートして、1社1社の案件を大切にしてください。

『Wedding Me Works』はその点でも、初心者に働きやすいシステムだと思っています。会場が増えるとより煩雑になる出勤管理や成約の報酬管理もすべて自動で計算し、管理してくれるので。

何より会場で働いている間のトラブルや何か不安になった場合、こちらから連絡すると担当の方のレスが本当に早いんです。

はじめての方が、安心して働けるシステムがかなり整っていますね。

Q:今だから言える、フリーランスとして一歩を踏み出すために必要なのは?

【初実さん】
フリーランスとして独立を夢見つつも「完璧になってからフリーランスに」という人をよく見かけ、何年も動けていない人もいます。実際に、私も一度は諦めていました。でも、まずは動いて自分の糧を増やし、行動する一歩が大切だと、今ならアドバイスできます。

世の中には本当にいろいろな生き方や働き方の情報が溢れています。例えば、有名なプランナーさんのように自分で100パーセント集客できる人もいます。いっぽうで、業務委託で自分の自由な時間を優先する働き方もある。

いまは本当にいろいろな働き方のモデルケースがあるので、まずはインターネット・SNS・業界の先輩から…可能な限り情報をしっかり集めてほしいですね。

たくさんの「働き方・生き方」の情報から、自分がなりたい本当のフリーの姿を整理してみると、フリーランスになるって”実はそこまで敷居が高い生き方ではない”と見えてくると思うんです。

Q:フリーランスをしながら、今後の初実さんの人生や生き方の目標は?

【初実さん】
実はいま「フリープランナーとしての働き方を教えてほしい」とお問い合わせを頂いていて、さまざまな人に教える機会を得ています。

自分自身だけでなく、ウエディングプランナーの働き方をワーク・ライフ・バランスのとれた働き方に、みんなで変えていけたらと思って活動を始めているんです。

自分自身が楽しくないと、お客様にも楽しい提案はできないですし。何より自分が教えている方には、「もっとプランナーが楽しく働ける方法と環境があるよ」と積極的に伝えていきたい。

もうひとつの目標は、仕事もプライベートも、一緒に充実させていきたいんです。

フリーランスの仕事が上向きになるにつれ、夫が積極的に家事を手伝ってくれたり、お互いの仕事を尊重しあえる関係に夫婦の関係も成長しました。でも、私にはまだまだ叶えたい夢がたくさんあります。いま提携しているプロデュース会社では、フリーランスのまま管理側の仕事もまかされつつあります。

自分の成長とともに、仕事で関わる人、プライベートで関わる人との関係性をステキに変えていけたら…そんな目標を描いています。

初実さんから「自分らしい業務委のウエディングプランナーの働き方」をこんな人にすすめたい
・フリーランスになり、どこから何を始めたらいいかわからない人
・正社員のプランナーとして働くのは諦めたが、プランナーとしてはまだ続けたい人

『Wedding Me works』へのお問い合わせ

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