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2023/08/15

【業務委託ウエディングプランナーで自立自走する働き方】ブライダル業界を独立のためのベース&人脈づくりの場に!山﨑佑果さんのケース

「雇用」から「自営業」へ。会社員として守られている枠を外れ、自分自身の経験と能力を売り込んで利益を生み出すフリーランスの働き方が大きく注目を浴びています。しかし、一定の束縛や制約と引き換えに、安定した収入と福利厚生が保障される会社員と異なり、フリーランスはすべて自分次第。仕事を得るための営業も自分でこなさなければなりません。
現在『Wedding Me works』に登録し、さまざまな会場と契約して働く方たちの中から「独立するためのベース」を業務委託プランナーをきっかけに見つけた先輩プランナーのリアルな声を紹介します。

「自分らしい時間の使い方を追求したい」業務委託ウエディングプランナーとして独立するまで

昔から「誰かに必要とされ、感謝される瞬間が自分の存在意義」と感じていた山﨑佑果さん。人生の節目になるタイミングに自分が携わり、もっと輝かせたいと新卒でブライダル業界へ。新人時代から分業制のゲストハウスで打ち合わせから施行を任され、とても充実した日々を送っていた。

だが、ある日突然、身体に不調があらわれる。めまい・頭痛・吐き気…。連勤明け、ほんの1日だけの休日に気を抜いた瞬間だった。
「もう動けない」とすぐに会社にSOSを出すも、慢性的に人手不足の業界のなか、彼女の体調や心情に寄り添ってフォローできる体制は整っていなかった。
そこから、山﨑さんは初めて「自分自身の今後の生き方と働き方」に向き合い、本当に自分自身にあった働き方を探し続けていく。

【お話を聞いた山﨑佑果さん(33歳)のプロフィール】

都心より近いリゾート地にある洗練された大人気ゲストハウスにウエディングプランナーとして入社。新卒から打ち合わせを担当する。激務による極度の体調不良を経験し「大好きな業界だからこそこの働き方のままではいけない」と、限界と責任を感じて離職。

その後は大学時代に得た英語学のスキルを活かした翻訳や校閲、イベント企画、さらに興味のあった広告営業など、さまざまな職種を経験しキャリアとスキルを磨いていく。
しかしブライダルへの愛着は変わらず、前職からも声がかかり、副業で「業務委託プランナー」としてゆるやかに業界との縁をつむいでいた。

以前から興味があったWebマーケティングの仕事に従事し、広告運用の仕事に携わりながら、「より自分らしく働き続けるために」独立を2022年度より準備。今年3月末に退職後、晴れてフリーランスとして独立を果たす。

現在は『Wedding Me works』で業務委託プランナーとして打ち合わせを担当。その他に前職のキャリアを活かした広告運用&コンサル業務、気分転換を兼ねた銀座の人気飲食店でホール担当…と、多彩かつ、充実した仕事の日々を送っている。

Q:正社員ウエディングプランナーを一度辞めてしまった理由は?

【佑果さん】
ブライダルの仕事は、大好きでした!今までの職歴を振り返っても、一番好きです。
ただ、仕事に没頭してしまう節があり、ふと気を抜いた時に体にガタが…。繁忙期で10連勤が、当たり前のようにあった時期でした。

連勤が続いた直後の1日だけお休みの日に、緊張を一瞬抜いた瞬間に、吐き気と頭痛とめまいがいっぺんに襲ってきて、本当に動けなくなってしまったんです。病院で「過労とストレスです」と診断を受け、点滴を2回打って、かろうじて動けるところまで回復したので、状況を会社に伝えたんですね。

しかし現場では慢性的な人手不足もあり、それどころではありません。体調を心配される前に、シフトの穴うめの心配が優先でした。今なら、そのときの現場の状況も、上司やスタッフの気持ちも、痛いほどよくわかるんです。
ただ「このまま続けたら私、もう1回ぐらい、いつか倒れそうだな」と予想できてしまって。期の変わり目まで仕事をまっとうし、転勤の面談のタイミングで、退職を伝えました。
ブライダルの仕事すべてがいやになってしまう前に離れたほうがいい、と考えたからです。

Q:一度離れて、復帰後にあたらめて感じた「ウエディングプランナー」の魅力は何ですか?

【佑果さん】
昔から、自分の存在意義を一番感じられる瞬間は「誰かに必要とされ、感謝される」瞬間でした。
だから誰もが憧れ感動し、人生の節目になる「結婚式」のタイミングに自分が携わって、より幸せな瞬間にできるプランナーの仕事に再び携われているいま、とても喜びを感じています。

プランナーを退職後、大学時代の専門性を活かして英文マニュアルの校閲・海外版の校正の仕事につきました。ただ一度現場を離れると「やっぱり自分は人と接するほうが向いているし、楽しい」との思いが募っていって…。その後に興味があったマーケティングの仕事も、人と接して悩みを解決する仕事であり、とても楽しかったですけど…わたし、やっぱりブライダルが大好きだったんですね。

『Wedding Me works』を通じてブライダルの現場に戻ったいまは、結婚式という大切なイベントに向き合う覚悟や責任を、正社員時代以上に感じてます。当時は社会人駆け出しで知識や経験も少なかったので。
年を重ねて自分も結婚を経験したからこそ考えられる、見えてきた視点も多いんです。
いまはよりお客様目線で「自分だったらどう思うだろうか?何をするだろうか?」と考えられるようになりました。

Q:『Wedding Me Works』を知り業務委託プランナーで働き始めたきっかけは?

【佑果さん】
いくつか職歴を重ねていくなかで「もっと自分の興味のある仕事やタスクに優先順位をつけて、自由に組み立てて働きたい」との考えが強くなっていきました。
広告運営やコンサルティングの仕事は楽しいしやりがいを感じられるけれど、もうひとつの大好きな「ブライダル」の仕事も続けたい…。
そこで働き方として、会社員ではなくフリーランスとしての選択肢を模索していました。

昨年から情報収集を開始し、自営業として独立している友人や知人の話を聞いてまわっているなかで、多くの方から「自営業の収入源は複数あったほうがいい」とアドバイスをいただきました。自分の経験をすぐに役立てられるには?と考えたとき、「業務委託プランナー」を選びました。

実はコロナ禍前に前の職場からお声がけいただいて、1年間ほど業務委託プランナーとして働いていたので、ウエディングプランナーの働き方のひとつとして、知っていて。
それで「業務委託 ウエディングプランナー」で検索したところ、『Wedding Me Works』が発信しているあるコラムにたどり着いたんです。

Q:数あるサイトから『Wedding Me Works』をなぜ選んだのですか?

『Wedding Me Works』が発信しているコラム情報の確かさや、サイトデザインの分かりやすさで、すぐ「ここに問い合わせてみよう」と考えました。とくに代表の市川さんが書くコラム記事は、ブライダル業界の現状や働き方について納得がいく内容で、よりサービスへの興味や、信頼感が深まったきっかけです。

実は他にも2社ほど似たサイトを見つけて問い合わせ、『Wedding Me Works』ともう1社が面談まで進みました。
ただもう一社は、勤怠ルールや会場側との取り決めが非常に厳格かつ複雑で…。
もちろん責任の重い仕事であると理解しているのですが、業務委託の前提である依頼主の会場とプランナーの「対等」な関係性を培うのは、ここでは難しそうだと感じたんですね。

その後、『Wedding Me Works』の担当者と面談をしたのですが、親しみやすい印象や明るい人柄に、ここなら仕事も順調に進められると、直観で感じました。サービスもシンプルなビジネスモデルでとても理解しやすく、最初の一歩が踏み出しやすかったです。

「やりたい仕事は全部やりたい!」マルチタスクで効率的な業務委託プランナーの働き方

現在佑果さんはフリーランスとして、プランナーを主軸に、平日はブライダル業界をクライアントとした広告運用・コンサルを行っている。
さらに週2〜3回、銀座の人気飲食店で「気分転換に」と働いており、2足ならぬ”3足のわらじ”を履きこなし、フリーランスとして伸びやかに活躍。
佑果さんが『Wedding Me Works』のメリットを上手く取り入れて、マルチタスクのスケジュールを無理なく稼働できている秘訣とは?

【佑果さんの1週間のワークローテーション】

Q:『Wedding Me Works』を利用した副業としての業務委託プランナーの働き方は?

【佑果さん】
業種的に、ブライダルの仕事は土日稼働はマスト、広告運用・コンサルティングの仕事は平日の日中、飲食店の仕事は夜と、上手く曜日と時間帯が被らないのも大きいですね。
各種やるタスクを優先順位つけて、時間内にあてはめてスケジュールを立てて動いています。
お休みの日は、とくに決まっていません。独立して約半年間が経過しましたが、最近はうまく仕事を寄せて、1~2日間は休みが確保できるようになってきしまたが…。

ぶっちゃけ…休めてないです(笑)!
ただ、1日のすべてを仕事にとられるわけではなく、半日ブライダルで隻脚したあとは半日オフ、といったスケジュールもあるので、適度に身体が休められていますね。
今年の5月はフル稼働でしたが、社員時代を含めても過去最高の収益を記録しました。

Q:過去に一度、激務で身体を壊しているが、いまの働き方は大丈夫?

【佑果さん】
本当に自分でもびっくりしているんですが…いまは仕事の時間が、全部楽しいんです。
だからまったく疲れを感じずに、身体がついてくるのかもしれません。
1日の流れと仕事の優先順位を、自由に自分で決められるのも大きいですね。マルチタスクは得意なほうだと思っています。「ダメだ」と感じる前に、自分で調整して休みをうまくいれられる環境も大きいです。
だからこそ、1日の流れが固定されている会社員の働き方が、自分とってすごく苦痛だったと気づきました。

Q:『Wedding Me Works』のキャリアアドバイザーの印象やサービスの使い勝手は?

【佑果さん】
市川代表含め、works内のメンバーの方々も親しみやすい人たちばかりです。『Wedding Me Works』のなかのひとたちは、ほとんどがブライダル業界出身と伺っています。
だからなのか、話していて働き方や考え方が似ている方たちも多く、「私以外にも同じように考えている人がいるんだ」と共感でき、心強いです。

また「ブライダル業界から、こんなフィールドでも活躍しているんだ!」とモチベーションに繋がりました。
私自身、広告運用の知識を前職で積んだことで、『Wedding Me Works』が目指している方向性や、サービスのもつ意味が理解しやすい部分も、仕事へのやりがいやモチベーションに大きくつながっています。

「自分がスキを感じる時間だけで1日が埋められる」業務委託としてブライダル業界との関わり方

「働き方も大きく変わったが、仕事が楽しいと感じられる、充実した瞬間しかない」と話す山﨑さん。仕事もプライベートも充実している今、考えることは何なのか?『Wedding Me Works』を始めてから彼女が考える「今」と「これから」について率直に聞いてみた。

Q:『Wedding Me Works』開始後、働き方や生き方で考え方で、自分の中で変わったことはありますか?

【佑果さん】
「ブライダル業界で仕事をする」イメージが大きく変わりました。
プランナーって縛られる時間が大きいし大変な仕事なので、社員でないと成り立たないと思っていたのです。とくに『Wedding Me Works』を始める直前まで、関わる会場との信頼関係の構築や、お客様への責任の重さも心配しており、業務委託で成り立つか、不安がありました。

でも、始めてみて「業務委託」で十分プランナーとして力を発揮できると実感しています。自分の担当のお客様に必要な時間を充てて、他の時間は違う仕事にも集中できる。「担当はこの範囲まで」と仕事の範囲と責任が明確であるからこそ、フリーランスとして何種もの仕事が掛け持ちできるのだと気づきました。

Q:『Wedding Me Works』を通じてブライダル業界の交流や出会いはあった?

【佑果さん】
会社員を退職前に、フリーランスとして独立を模索しているとき、『Wedding Me Worksオフ会』に参加したとき、参加していた方とブライダルの集客やマーケのお話の流れから意気投合しました。
そこからわたしが独立を考えている話になり、会社のメンバーとの食事会に誘われ…といった流れから、実はいま手がけている「広告運営とコンサルティング」の仕事につながっているんです。

フリーランスとして独立するうえで、複数の収入源として自分のできることを考えていましたが、こんなにもすぐに、しかも自分の大好きなブライダルの分野で活かせるタイミングがあるとは思ってもみませんでした。
自分と同じように自営業として独立を考えているウエディングプランナーの方々とも知り合いになれました。同じ業界のさまざまな人と意見を交換できる場として、貴重で楽しい時間を提供してくれる場だと思っています。

Q:業務委託プランナーをはじめてから、生活や人生で「目線」が変わったことは?

【佑果さん】
好きなことを仕事にすると、どんなに忙しくても充実感がとてつもなく大きいと、日々実感しています。いつもわたしを見守ってくれる夫も「前より忙しそうなのに、毎日のほとんどっていえるほど、笑顔の時間が増えたね!楽しそうだね!」と言ってくれるほどなんです。
自分の「好き」に囲まれた人生にしたいって、すごく贅沢な望みに聞こえますが、いま確実に実現できています。今後も、好きな時間に、好きなことを仕事にして、好きなことで稼いで、プライベートでも好きな趣味や、好きな仲間と会って・・・そんな生き方を続けていきたいです。

ブライダル業界が大好きでありながら一度諦めてしまった方に、ぜひブライダル業界の違う関わり方を知ってほしいです。
「とても大変」なイメージから、視点を変えて関わり方を変えると、この業界をもっと風通しをよくしてもっと楽しい場にするために、自分ができるコトが見えてくると思います。

佑果さんから「ブライダル業界を愛するひとの業務委のウエディングプランナーの働き方」をこんな人にすすめたい

・ブライダル業界の大変さで一度離れてしまった人
・もう一度やりたいと思いつつ「大変だから」と断念し、でもやっぱり、またやりたい人
・育児で家庭に入ったけれど「やっぱりブライダル業界が好き」な人
・もう一度、月に一度でもブライダル業界で働きたい人

『Wedding Me works』へのお問い合わせ

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「そもそも、業務委託のウエディングプランナーってどういう働き方なの?」
「業務委託はアルバイト・派遣社員・契約社員とは何が違うの?」
…と基本的な疑問や、雇用形態について知りたい方はこちらの記事を。

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